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30代後半からの、IT業界挑戦記 ⑲ ガバナンスと内部統制
今回はお勉強回です。
22日に基本情報に落ちて以降、しっかり知識固めとかないと次回の試験で科目Aを落とす気がしてならないと感じた為、少しずつ理解を進めている中で、特になんとなくでしか理解していないなと感じていたのが、今回のタイトルにもしている「ガバナンス」と「内部統制」である。
正確にはガバナンスという言葉単体で試験に出ることはないのだが、いろんな用語に付随して出てくる事が頻繁にあり、その都度何となくで回答していた事もあり、折角なら「ガバナンス」って言葉ごと理解をしようと考えた。これ、しっかり学んどいてよかった。組織運営に携わろうとする人であれば当たり前のように持っているはずの知識だった。
ちなみに、私は難しい学術的な言い回しが出来ない為、誰でもわかるような言葉でしかまとめる事ができない。学術的な言い回しが好きな方は回れ右をした方が良い。
◆ガバナンスについて
ものすごーーく簡単に言えば、「組織運営をする上で、目的を達成するために設定する規則や目標を設定する基盤作りを行う事」を指すそうだ。
正確な用語で言うと、「統治・支配・管理」を示す言葉であり、企業においては「より輝く企業経営を行う為に、自分たちで管理体制を作る事」を指すそうな。ここまでではまだよくわからんね。
ガバナンスが「整っている」状態の組織は、具体的なルールや規則があり、その規則が間違っていたり時代に沿わないようなときに変更できる基盤が出来ていて、その規則や内容について評価する手段も、それを誰がどのように行われるのかも確立されている。
その為、その組織に属する人は迷いなく業務に従事する事が出来、意見が反映される制度が整っている事から議論も活性化し、生産性も向上し、組織活動における効果を最大化させる事が出来る。
逆にガバナンスが「整っていない」状態の組織は無法地帯であり、ルールも規則も、目指すべき目標も無い事から、その組織に属する人は何をしたらいいか分からずばらばらに動くことになる。その結果、「ただ人が集まってるだけ」の状態になる為、連携もへったくれもなく組織活動における効果は発揮されない状態となる。下手したら組織に属さず個々で活動した方が利益が上がる、まであるかもしれない。
何となくガバナンスっていう物がなんのために存在するのかが分かった。
まさに今、私の所属するグループの状態が、ガバナンスのない状態。これから私は、このグループのガバナンスを整備する必要がある、という事だ。
まとめると、ガバナンスとは組織運営を適切に行う為に必要な物で、
①「誰が」意思決定を行うのか(個人である必要はない)
② ルールや規則はどのように決めるのか
③ ルールや規則を適切に評価する形は整っているか(修正は可能か)
④ 責任は誰にあるのか(個人である必要はない)
⑤ 誰にとっても分かりやすく公平な物であり、透明性はあるか
上記5点がガバナンスを決めるにあたって重要であり、これらが正しく決められていれば組織運営が正しく行われるようになるよ、っていう事。
◆内部統制について
組織の目的を達成するために、リスクを管理して運営の効率性を高める為に実施するプロセスやルール、手続きの事を言うらしい。ここまで聞いた段階で、「あれ?これガバナンスと何が違うの?」と疑問に思った。どちらも規範を整備する物だし、ごっちゃになるな?と。
どちらにも共通する事は、「正しい組織運営」の為に作られる物であるという事。すごい混乱する。しっかり理解している人にとっては全然違うよ!ってなるのかもしれないけど、私にはまったく同じ物に見えたのでより深堀りしていく。
①内部統制の目的は以下。
・生産性の向上
・財務報告の精度向上
・法令順守
・不正撲滅
②内部統制を構成する要素は以下。
・統制環境
・リスク評価
・統制活動
・情報とコミュニケーション
・監視
この①を達成する為に、②を具体的に決めていくという流れになるそうだが、ここでガバナンスと決定的に違う事が分かった。
ガバナンスは、内容を具体的に決める物ではなく、「組織はこういう方針でルールとか決めて評価して運営していくからよろしくね」的な物であるのに対し、内部統制は、「目的を達成するために、具体的にこういう内容で業務進めていくからよろしくね」っていう物。
つまり、具体性があるか無いかの違いだ、という事。
まだまだ細かい所まで話をしていくと内部統制についてはこんなもんじゃ終わらなさそうなので、一旦今回はここまでで区切ろうと思う。
◆最後に
多分試験合格の為に勉強する人にとっては、今回の私の記事はまるで役に立たないと思う。何故なら、試験で出てくるような用語は自分なりの言葉に置き換えて発信しているからだ。なので、試験勉強の為に読んだ方、ここに書かれている用語や言葉は覚えず捨ててください。テキスト読み直しな。
でも、私みたいに概念を理解したいという方にとっては、少しは助けになるんじゃないでしょうか。
基本的に今回のように、私はこう理解したっていう内容を、あくまで自分の為に記事にまとめて知識を固める為に利用しているだけなので、そこだけはご理解ください。
じゃあ自分の紙のノートとか、非公開にでもして書いてろよって?
それじゃ、あまりにも寂しいじゃないのさ。
誰かに見てもらいたいんだよ私は。
自分はこんな風に勉強してるんだよって誰かに知ってもらいたいんだよ。
Noteに書いてる人は大体そんな気持ちで書いてるって勝手に思ってる。
じゃ、今日はこの辺で。
ではまた次回。
あ、忘れてた。
フォローしていただき、毎回記事に目を通してくださっている方々へ。
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。