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30代後半からの、IT業界挑戦記 ⑭ 資格の意味

前回思いっきりふざけた記事を書いた分、今回はおもっくそ真面目な内容を書こうと思う。テーマは、資格は必要?としよう。

結論から言えば、私個人としては「資格は必須ではない」と考えている。
別に資格があったから仕事が出来るわけでもないし、資格があったからプログラムが出来るという証明にはならない。

社会福祉士を持っているからといって、全員が人格者であるという訳でもない。つまり、資格そのものには意味はないと思っている。

ただし、これは置かれている状況や、資格を取る目的によって左右される。
例を挙げるとすれば、収入向上目的で資格取得を考えるケースだ。

◆収入面から見た資格

会社の就業規則だったり昇給ルールだったり色々な状況によって変わると思うが、特定の資格を取得する事によって給料が上がるケースを想定しよう。月給が仮に5000円プラスになるとすれば、5000*12か月で年間6万のプラスになるだろう。2か月~3か月程度の時間の投資で年間6万を高いと思うか安いと思うかは人ぞれぞれだと思うが、勤続年数が長くなれば長くなるほどその恩恵は受けられるのではないだろうか。

それも、初年度のうちに取得しておけば、それ以降ずっとその資格手当が適用されるのだ。そういった制度があるのであれば、早いうちに取得する必要性は出てくると思われる。

では、そういった制度がないケースを考えてみよう。
2~3か月一生懸命毎日1時間勉強したとする。その結果、資格を取得しても給与には何にも反映されないとしよう。その、毎日1時間分を残業に充てるとどうなるか…
仮に20万の月給として、月10日休みとしよう。

20万÷21日÷8時間=時給1200円
1200×残業手当係数(仮に1.25とする)=1500円
毎日残業1時間=1500×21日=月31500円
3か月勉強すると仮定=3か月×31500円=94500円

あれまあ、さっきの例で挙げた額よりおっきくなってるねえ。
まあ業務時間外に仕事をする前提なんだけども
ちなみに私は絶対残業しない主義なので、あんまり関係ない。

転職する場合に、持っている資格によって収入が左右されるケースもあるだろう。しかし、これに関しては確定で上がるとは言えない。企業によって大きく変わるだろうから。

◆資格取得のメリット

これについて、よくある回答が以下。
・資格取得すると転職で有利になります!
・資格取得すると、その人がスキルを持っている証明になります!

この意見に対して、よくある反論はこちら。
資格を持っている=勉強意欲がある、にはなったとしても、
資格を持っている=実務が出来る、にはならない。
資格取得の為に勉強をする時間があるなら、プログラムの一つでも組んだ方がよっぽど為になる。まあ、確かにそうだ。

しかし、それはあくまで実績を出した人にだけ適用される話だと私は考えている。我々凡人が、その運よく実績を出した人の話を鵜呑みにして、じゃあ資格なんて取得しなくていいんだ!なんて思い違いをした日には、「なんのスキルもないのに勉強もせず、資格取得に意味なんてないから、と言い訳を繰り返し何者にもなれない」未来が待っていると思う。

この事から、圧倒的多数の凡人にとって資格取得する事は、「私はこの分野に関して一定量の勉強をするくらいの意欲はありますよ」という意思を客観的に示すのに一番手っ取り早い方法だと考えられる。

つまりだ。実績を既に残している人にとっては資格は取る必要がなく、なんの実績も持たない人にとっては資格取得自体が実績になる、のではないか。
これが、私の考える資格取得の最大のメリットだ。私はこんな事勉強してきてます、っていう説明もこれで分かりやすくなるからね。

逆に考えてみよう。資格もなく実績もない人が、特定の分野勉強してます!活躍できます!って言って信じてもらえるか?無理でしょ。

更に言えば、大多数が持っている資格について、実績がない状態でもし持っていなければ、「大多数の人が持っているのにこの人は持っていない。つまり、大多数以下のスキルしかない存在だ」と思われかねない。

でも、資格があれば、「実績はないけど、資格取るくらいには努力してきました!だから私はこれから実績を残す事が出来る可能性があります!」っていう主張が出来るようになる。だから、今私は資格取得を進めている。SESであるために実績を残しづらく、経験も積みにくいっていう事もあり、自分の裁量で何とかなる物は資格取得くらいしかないからだ。

まあ、安定した企業に勤める事の出来た方はもうそれ自体が実績みたいなもんだと思うので、そういった方は無理して資格取得を頑張る必要はないんじゃないかな。それよりむしろ、自社企業のアプリケーションの全体像を正確に把握したり、自社に適用できる新しい技術について学ぶ方がよっぽどいいと思う。

◆最後に

という事で、結論。
資格は「必須」ではないが、凡人にとっては資格取得には簡単に「実績」を得られるというメリットがある。


ちなみに、私は福祉業界にいた時から最新技術に強い興味があり、最新技術=IT、じゃあそれに関連する資格の勉強すれば知識が得られるんじゃないか、っていう好奇心から資格勉強をスタートしている。

自分が興味のある分野を学ぶ事はこんなにも楽しく、充実した物なのかという事を日々痛感している。福祉業界にいた時には感じたことのない充足感。やっぱり私はこの業界に関わる事が出来てよかったのだと心から思う。

だからこそ、この業界で生き抜きたい。別に何者かになれなくてもよい。
この業界に根を張り、命ある限り最新技術を身近に感じ続けていたい。

私の資格勉強のモチベーションは、全てそこにある。

で。

今後私は何をしたいのかを改めて考えた結果。
当面の目標として、「プロジェクトマネージャ」を目指す事に決めた。
業界内で生き続けていく為には、自らシステムを生み出す側に回らなければならない。コードを書くだけなら、恐らくAIに喰われるだろう。
使う側に回る為に必要な事は、いかにAIを活用したサービスを生み出す事が出来るか、もしくは、AIを活用したサービスを活かす事が出来るか、じゃないかと思う。

もう一つ可能性があるとして、今テスト業務に従事している訳なので、折角だから仕様書の作り等全て頭に叩き込んで、こっちの業務も吸収しておけば食えなくなる事はないと思った。何故なら、今後AIを活用してコードを書く事自体が簡単になったとしても、そのプログラムが正しく動作するかどうかはテストしないとわからない。そして、そのテストが自動化されたとしても、それが正常にテストされているかどうかの判断は結果的に人間がしなければならないと思うからだ。まあそれらも全て「o1」に喰われそうだが。

と考えるとやっぱり最終的には、どういったシステムを生み出せばいいのかを判断し、予算の決定等の裁量権もある立ち位置まで登らなければ安心できない。やっぱりこれから目指すはプロジェクトマネージャだ。

その為に、資格勉強を通じて色々学びを深めたい。
単純な仕事を任されている今のうちに。

折角なので、ここからの資格取得スケジュールを考える。
勉強を進めたい内容は以下。
・プロジェクトマネジメント
・AI
・AWS
・Python

SESならではの資格取得補助をフル活用して、1年以内に上記に関連した資格を出来る限り取っていきたい。具体的なスケジュールは以下。

10月…ITパスポート【達成】
11月…VBAエキスパート スタンダード【達成】
12月…基本情報技術者【12/22 受験】
  1月…MOS Excel エキスパート
  2月…生成AIパスポート
  3月…AWS SAA
  4月…Python 3 エンジニア認定基礎試験
  5月~プロジェクトマネージャ試験 勉強開始
10月…プロジェクトマネージャ試験

とりあえずここまで。
この中で今の所の一番大きな山は、「AWS SAA」。正直なんも知識ない。
プロジェクトマネージャはさすがに一発で受かるとは思っていないが、出来る限り勉強進めて、今年1年でどこまでやれるかを見たい。

1月はなんか手持無沙汰だからとりあえずとっとこ的な感じ。VBA取ったのにMOS持ってなかったし。折角だからスキルセットに加えときたい。

いけるかーー!?こんな無茶なスケジュール組んでいいのーー!?
ずーーーっと勉強しかしてなくなーーい!?
遊びたいよねえ!!!でもどーせ今の土地に友達なんていないし!!!
(嫁の出産を機に嫁の実家のある地方へ移ったから)

まあ、ほら、、、言うだけならタダだし…ね?

ほんとに大丈夫ー!?こんな大言壮語吐いて大丈夫ーー!?
あとで見返してこんな事言わなきゃよかった、書かなきゃよかったとかならないーー!?未来の自分に殴られないーーー!?

不安しかないわ。どうしよ。とりあえず目先の基本情報勉強しよ…
科目Bの「リスト・連結リスト」に大苦戦中。ほんとに大丈夫か。

今回めっちゃ長文になってしまった。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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