JAZZ レビュー マッコイタイナー The Real McCoy
マッコイは1938年ペンシルベニア州出身。ペンシルベニアはアメリカの人口第5位。
少年時代からジョンコルトレーンと共演するという驚きの経歴を持つ。
70年代初頭からはほぼ自己のバンドに専念しています。
まず一曲目のPassion Danceがとてつもない。小刻みなサックスと、マッコイのピアノが絡み合う。まさにお洒落な演奏だ。
お洒落な演奏は二曲目にも続く。何か悲しげなオープニングのサックス、冷静にそれを見つめるマッコイのピアノテクニック。マッコイの今作にかける意気込みが伝わってきます。そしてだんだんと気迫を増していくピアノ、圧巻です。
四曲目のSearch for Peaceで緩やかなバラードへとバトンタッチします。優しさに包まれた演奏です。サックスは極力抑え気味な演奏で、マッコイもそれに合わせます。と、思いきやピアノメインの場面では、きらびやか弾きを聴かせてくれるマッコイ、サイコーです。
ラストの五曲目のBlues on the Corner はピアノメインになります。
マッコイお得意の軽快なリズムに心をうたれます。そしてジョーヘンダーソンのサックスが入ります。
秋にJAZZは良いものですね
可能でしたらスキ、よろしくお願いします!
出典 JAZZ PIANO 原田和典著