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フレディレッド アンダーパリススカイズ

バラードと軽快なテンポの曲と、非常にバランスの取れたアルバムです。


71年、パリで現地のミュージシャンと録音したこのアルバムはサックスやトランペットに頼れないピアノトリオ編成での演奏だけにピアニストとしてのレッドの実力がでています。

出典JAZZPIANO 原田和典 監修


さてさて一曲目のダイアンアイラブユーですが、なんとバラードから始まりリズミカルな演奏へと移っていきます。レッドのピアノもいい意味で軽く、とても聴きやすいです。


ブリーカーストリートブルース。一曲目とは異なり、低音と高音を駆使しますが、まだ軽快なテンポで演奏が進んで行きます。なんなんだろう、この聴きやすさは。


トゥバッドウィズラブ。またバラードに戻りますが、前曲からの流れはとてもスムーズです。バラードといっても決して重くはなく、レッドのピアノも弾みます。


ディスハートイズマイン。しっとり始まり知らない間にリズミカルなテンポで演奏されていく。まるで魔法のようです。レッドのいいところは軽快なピアノにあります。特にこのアルバムはそう言えるでしょう。そしてまた知らない間にバラードに移り、また軽快なピアノに変わる。素晴らしいと思います。


圧巻なのは、ユーです。ジャズバラードの名作!重すぎもなく軽過ぎもなく、ちょうどいいんです。心の琴線に優しくタッチされる様な演奏が続きます。


ラストのマイゴッドイズラブ。アップテンポな曲です。いや、最後にこういう曲が来ると落ち着きます。前曲のユーが凄まじかったので。短い曲なのでみなさん思いっきり楽しんでください。


ではでは

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