犬と猫と人が一緒に暮らすこと
ご無沙汰しております。毎日、暑いですね。
「犬派か猫派か?」という質問は、ペット好きの間でよく話題になりますが、私はどちらも選べません。犬のまっすぐで底抜けな明るさと、猫のツンデレで底なしな甘えん坊さ、どちらも魅力的で、愛さずにはいられません。この記事では、犬と猫が共に暮らす素晴らしさについて語り、両方の良さを最大限に引き出すためのヒントをお届けします。犬と猫、どちらも好きなあなたに贈る、ペット共存の楽しさを一緒に探ってみましょう!
私の経験を語る
我が家に最初にやってきたのは、雄のボーダーコリーでした。その約半年後に、繁殖引退した4歳直前の雌のミニチュアダックスフンドを保護犬として迎えました。そして、その5年後に保護団体から雑種の雌ネコを迎え入れました。今年15歳になったその雌ネコは、現在まもなく2歳になる雄のイタリアングレーハウンドと暮らしています。犬猫なしの生活は、もはや想像できません。
犬たちの猫への反応は様々です。ボーダーコリーは「猫を見ると激烈に吠える」ということが3〜4か月ほど続きましたが、その後は意外とすんなり仲良くなりました。ミニチュアダックスは、さすがママ経験犬だけあって、我が子のように子猫を育て、しつけてくれました。おかげで、猫はいまだに自分を犬だと思っているところがあります。そして、イタグレは無謀にも猫が気になって仕方ないようです。猫が近くを通りかかると、絶対に近くに行って耳を舐めたり、しっぽを引っ張ったり、足を噛んだりしています。もちろん、度を越えると猫にも飼い主にも怒られる毎日です。
猫の犬たちへの反応ですが、毎回初めての犬に会ったときには「シャー」と威嚇したり、背中を弓なりにして毛を逆立てていました。当然のことながら、犬が近くに寄ってくると即逃げます。しかし、数か月共に暮らすことで、猫は犬に対して好奇心を示し、犬の動きをこっそり観察したり、犬が寝ているときなどにそっと近づいて匂いを嗅いだりすることがあります。これが、同居犬として受け入れる第一歩ですね。
犬と猫が共存するための具体的なコツ
初対面の工夫 初対面の準備として、犬と猫をいきなり対面させるのではなく、少しずつお互いの存在に慣れさせることが大切です。最初は別々の部屋で過ごさせ、互いの匂いを嗅がせることで、徐々に存在を認識させます。初めての対面は、ケージ越しに行うと良いでしょう。これにより、猫が自分のペースで犬に近づくことができ、ストレスを感じることなく対面を進められます。初対面の印象が今後の関係に大きく影響するため、落ち着いた環境を整えることが重要です。
スペースの確保 犬と猫それぞれに専用のスペースを設け、安心して過ごせる環境を作ります。同じ部屋の場合は、高低差をつけると良いでしょう。猫は高い場所を好むため、キャットタワーや棚を用意し、犬が近づけないようにします。これにより、猫は自分の縄張りを守りやすくなります。我が家では、猫は二階、犬は一階をそれぞれのスペースにしています。私の寝室は犬も猫も一緒なので、高低差をつけて猫が安心して過ごせるようにし、部屋の入口には猫だけが通れるゲートを設置して、部屋の外に逃げられるようにしています。意外と同じ部屋にいたりするのが不思議なんですけどね。
食事の管理 犬と猫は食事のニーズが異なるため、別々の皿で、異なる場所で食事を与えることが必要です。我が家では、あげる時間はほぼ同じですが、猫の食事の場所は、絶対に犬が来れない場所に設置しています。というのも、犬の食事は1日2回で、あっという間に食べてしまいますが、猫は少量を頻繁に食べるので、犬と同じ場所に置いておくと食べられてしまうからです。必要な栄養も違うので、それぞれのフードが必要です。
ストレスの配慮 犬は群れで行動する動物ですが、猫は単独行動を好むため、猫がストレスを感じないように配慮します。特に猫は高い場所や隠れられる場所が必要ですので、そうした環境を提供することが重要です。ちなみにうちの猫は二階に自分用のテントを所有しており、お気に入りの場所がその他に3箇所くらいあります。
これらのコツを実践することで、犬と猫が共存しやすい環境を整えることができます。
猫と犬の関係性
犬と猫が共に暮らすには、飼い主が適切に社会化を促し、互いの性格や行動を理解することが重要です。犬と猫が良好な関係を築くためには、飼い主がそれぞれの動物の特性を理解し、適切な環境を提供することが求められます。
時間をかける 犬と猫の相性は短期間で判断することは難しいため、数ヶ月かけて様子を見る必要があります。最初は距離を置いて観察し、徐々に接触の頻度を増やしていくことで、自然な関係を築くことができます。
逃げ場の確保 猫には高い場所や隠れられる場所を用意し、犬が追いかけても逃げられるようにします。これにより、猫がストレスを感じにくくなります。また、犬と猫が遊んでいる際、過剰に興奮している場合は注意が必要です。遊びがエスカレートして本気の喧嘩にならないように、飼い主が適切に介入し、逃げ場を提供することが重要です。
これらの方法を実践することで、犬と猫の相性を確認し、良好な関係を築くことができます。飼い主としては、焦らずに時間をかけて見守ることが大切です。
それから、我が家の猫は外に出ることはありませんが、犬と一緒に暮らすことで、猫が犬に対する警戒心を減らすこともあるかもしれません。猫が外でどのように振る舞うかは、その猫の性格や経験、外の環境に大きく依存するようですが、外での安全を確保するためには、飼い主が猫の行動をよく観察し、必要に応じて適切な対応を取ることが重要です。また、犬の場合も、犬が猫とどのような関係を築いているかを理解しておくことが大切です。家で猫と仲良くしている犬でも、外では他の猫に対して異なる反応を示すことがあります。飼い主としては、犬の行動をよく観察し、必要に応じて介入することが求められます。
残念ながら、我が家の犬と猫は一緒になかよく寝たりすることはありません。しかし、お互いの存在を意識して同居人として認め合いながら平和に暮らしています。犬が亡くなった時、猫はとても寂しそうに見えましたし、子犬がやってきたときは、少し面倒くさそうでありながらも興味津々な様子でした。ただ、犬種によっては猫が苦手な犬もいますので、しっかり調べて、しっかり相性を確認し、気長にのんびり馴染むのを待ってみましょう。
さて、次回はイタリアングレーハウンドについて書いてみようかと思います。家族に迎えようかと検討中の方はお楽しみに♪
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