ライオンズの山川穂高契約関連考察

初めてスマホから。
山川穂高の契約関連について、ライオンズの球団としての動きが個人的にはベストな動きだったなぁと思ったので考察して文章にしたいと思う。

他選手との兼ね合い

ライオンズもチームとして契約しなければならない選手はたくさんいる。山川穂高のみではない。
今シーズン最下位争いにあって打撃陣が頼らない中で二桁勝利をあげた先発3投手、中継ぎでフル回転し今シーズンFA権取得する投手、FA権を保持したが複数年契約して残り主力として活躍した選手、指名打者として交互に出ながらも平均以上のWARを残したベテラン選手。こういった選手を差し置いてシーズン0本塁打で、その後自身の不祥事で出場出来なかった選手に好条件を出したらチーム内に不満が増え、今後の流出が加速しかねない。そういう意味では40%ギリギリのダウンなら自由契約にならずにFAでチームに還元があると、今後の契約更改の場で他の選手にも説明がしやすい。それ以下に下がると自由契約になり、チームに何も得るものがなく出て行くだけ。

山川穂高の擁護

山川穂高に出ていって欲しいと言わんばかりの契約内容だと書いている記事を見かける。ここについては完全な憶測だが、あえて不遇な条件を出すことで山川穂高を擁護する目的があると思う。
今回はFA権を行使したが、あの条件じゃ行使しても仕方がないという印象になるだろう。逆にそれでも残留したらどうなるか?この場合にも、不遇な条件であえて残るのだから本人も反省しているという印象を与えやすい。そのため、球団としても出場停止の解除に踏み切りやすいし、ファン心理も山川穂高の応援をしたいという変化も増えるだろう。つまり球団としては残っても出ていってもある程度は山川穂高に対して周囲が理解しやすい環境を作ったと思える。

まとめ

2つの視点から、ライオンズとしてはかなりしっかりとした対応をしたと個人的に思えるだけの理由が感じ取れた。残念ながらFA宣言してしまったので、球団としても擁護する機会は失われただろう。他選手との兼ね合いにも書いたが、FAで山川穂高を獲得するチームはこのあたりを意識しないとチーム内に不和が生じる可能性がある。どう調整するか見ものだ。ライオンズの考えに理解できた分、自分としてはFA宣言した山川穂高本人と獲得に動くチームの考えを理解するのは難しい。

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