20代の自分へ。「私にはまだ早い」は今動け
今まで損をしてきたなぁと思うのが「わたしにはまだ早い」という思い込みだ。
雑誌の表紙とか、本のタイトルとか、某基礎化粧品とかに見るキャッチコピーのことである。
20代~30代前半の頃は「私は若いんだから、まだ早いよね」という半ばプライドのようなものがあった。
今思うと実にいらないプライドである。
なぜそう思うようになったかというと、
自分のN年先の人生を生きてる人の悩みを知らずにN年後を迎えるのってリスキーじゃね?
と気付いたからである。
プライドなんかどうでも良い。
自己防衛しなくては。
例の化粧品はどうでも良いが、生活面の悩みは重要だ。
仕事のこと、生活のこと、家族のこと、健康のこと。
30代も後半に差し掛かるとキャリアの積み方の差が如実に現れる。
つまり、収入や資産にはっきりとした差が出てくる。
友人の親御さんの訃報が何度か聞こえてくる。
大病を患う友人が出てくる。
それが自分の身に起こるか、人の身に起こるかはわからない。
そしてこれは確実に自分の身に起こることだが、初めて”老化現象”の診断が下る。
「〇〇歳からの~」という情報は、実はそれより若いうちに知見を得るべき内容が書いてあるのだ。
25歳の人が30代からの~と謳う記事を読むことは5年後の自分への保険になる。
5年後に何が起こるのか、具体的に想定できれば対策の立てようがある。
仕事に役立つ資格を取得する。
食生活を見直して健康に気を付ける。
できることから運動する。
お金の勉強をする。
親孝行をする。
どれも早くて悪いことはない。
人の5年前から準備をしておけば、同年代の多くが共通の悩みを抱えているときに、難なくその問題をすり抜けることもできるだろう。
はやくそのことに気付きたかったものである。