#31ただの凡人の世界一周記🇮🇳7日目
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〜フワフワした可愛い系じじいは信用できん〜
9/9(月) 晴れ 35℃/26℃ 🙂5点
今日はバラナシからニューデリーへの大移動日。
特にニューデリーの詐欺師たちへの警戒で眠れなかった。
出発は[バナラス駅]。
バラナシ駅ではないので注意が必要だ。
この2つが似たような名前で似たような場所にあることは事前に確認済みである。
宿から電車に乗り込むまで、どうやってトゥクトゥクドライバーの勧誘を避けようか考えながら朝食をとる。
17時間30分の寝台列車の旅に向けて、水も2リットル買い、準備は万端。
宿から駅までは約4キロで発車時間は13:30予定。
少し昼寝をしてから11:30にチェックアウトをした。
迷路のようなバラナシ市内はトゥクトゥクが入れないため、初日に降ろしてもらった場所をピックアップポイントに設定。
トゥクトゥクを使えば100ルピーで15分ほどで行けるらしい。
しかし現実は甘くなかった。
いつまで経ってもUberのドライバーとマッチせず、道には数百メートルに渡り謎の大行列ができている。
いつも煩わしいほど声をかけてくるドライバーも、この日は一切声をかけてこない。
必要なときに限って使えないパターンである。
しばらく歩いていると、このあたり一帯が車両通行止めになっていることがわかった。
大きな通りであれば車両が動いているマークが出ていたので、そこまで歩くことに。
Uberを頼んでからすでに15分が経過していたが、まだ捕まらない。
汗だくで徐々に気持ちも焦ってくる。
そんなときに話しかけてきたのが、ニコニコしたガリガリのチャリおじい。
乗れ乗れと誘ってくるので、間違えないようにマップを見せながらバナラス駅に行きたいことを伝える。
料金は200ルピーと言われ、トゥクトゥクより高いので断ると150まで下がった。
暑い中重い荷物を抱えて歩くよりはマシだと判断し、お願いしたが、お釣りが返ってくることもなく200ルピーになってしまった。
自分が乗る前は大人3人乗せてて大変だなぁと。
漕ぎ始めると、タイヤに空気が入っていない上、謎の交通渋滞で全然前に進まない。
歩いている人の方が早い状況。
座席も前に傾いていて乗り心地は最悪だ。
そして何より、おっちゃんが暑さと疲労で死にそうになりながら漕いでいる。
時々「大丈夫？」と声をかけたが、笑顔で振り向くだけであった。
弱いものいじめをしているような気がして気分も悪い。
バラナシ延泊は勘弁してくれい。
発車時刻がじわじわと迫る中、駅まで残り1キロというところで渋滞の原因が判明。
デモによる道路封鎖である。車や自転車も通行できず、人がぎりぎり通れる隙間しか空いていない。
おっちゃんから「ここから先はあと1キロだから歩いて」と言われた。
仕方がないので駅の看板に従い早足で向かう。
邪魔すぎ。
最終的に辿り着いたのは[バラナシ駅]。
あんなに注意していたのに、結局違う駅に着いてしまった。
その時点で時間は12:50。
行き先を伝えた時も適当に相槌していたので嫌な予感はしていたが、やられてしまった。
ぼったくりとわかっているタクシードライバーに頼み、350ルピーでバナラス駅まで連れて行ってもらった。
この時点で、当初予定額の5倍以上のお金がかかっている。
間違えてくれるなよ。金返せ。
駅に到着すると、ホームと行き先は合っているはずなのに、車両番号がチケットの表示と違う。
自分の車両番号を探して車両の端から端まで往復したが、インドの電車は本当に長い。
早歩きで体感で4分くらいはかかる。
結局見つからず、どうにでもなれという気持ちで電車に乗り込んだ。
最悪連結部分で寝てればなんとかなるでしょ。
無事チケットの確認も終わったので、どうやら合っているらしい。
今年1年分一気に焦ったようで、どっと疲れが出た。
この時点で絞れるほどTシャツが汗で濡れていた。
浴びることができないのに汗だく。マジで最悪や。
もうこの国では何も信用できない。
少ない現金と、ほぼつながらない弱い電波。
明日は空港近くのホテルに泊まる予定だったが、直感が「そこに泊まるのはやめておけ」と言うのでキャンセルし、空港泊に変更した。
かなり精神的に疲れたが、明日の詐欺師だらけのニューデリーが一番厄介。
負けるな俺。
やれるところをこの国に見せつけろ。
支出
・朝食…187円/110ルピー
・チャリ…341円/200ルピー
・トゥクトゥク…596円/350ルピー
・宿…3,219円/1,886ルピー
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