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#32ただの凡人の世界一周記🇮🇳8日目
↓YouTube動画はこちら↓
〜他人のプライベート空間を邪魔してくれるなよ〜
9/10(火) 晴れのち雨 35℃/25℃ 😭2点
寝台列車の寝心地とトイレの清潔さが、これまでの3回の中で一番良く、17時間30分の移動時間があっという間に感じられた。
それに伴い、今回のインド訪問で最も懸念していたニューデリー駅の詐欺師が多発するスポットも、あっという間に到着してしまった。
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相当気合いを入れていたが、誰にも話しかけられることなくスムーズに通過。
タクシーやトゥクトゥクの客引きもそこまでしつこくなく、すんなりとUberタクシーに乗り込むこともできた。
最大限の警戒をしているときに限って、何も起こらないものだ。
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空港に向かう途中、激混みのガソリンスタンドに勝手に寄ったのだが、もし今出国時間ギリギリの状況だとしたら困っちゃうよね。
ちなみに給油中は全員が車の外に出なければならないらしい。
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空港に到着して中に入ろうとすると、警備員に止められた。
どうやら飛行機の出発時間の4時間前からしか空港内に入れないらしい。
08:00に到着したのだが、翌朝の01:00まで中に入れない。
Wi-Fiも無く、eSIMのデータ残量も1GB未満の中で、地獄の19時間野宿スタートが決まった瞬間である。
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とにかくセキュリティが厳しい印象を受けました。
とりあえず暑さをしのぐためにフードコートへ向かい、電源を確保してケンタッキーで軽く食事をとった。
残りの現地通貨も少ないので、翌日のラウンジまでは何も食べられない予定だったが、隣の女性が電源を貸してくれたお礼にとケンタッキーを奢ってくれたので、1日持ちそうな量の食事を確保できた。
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午前中はフードコートで時間を潰せたが、トイレに行きたくなり場所を移動。
トイレの近くで横になれるベンチを見つけ、ここで明日まで時間を潰そうと思っていた。
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やっぱ飼われてる犬は安心感があって可愛いな。
13:00ごろ突然小汚いインド人に声をかけられる。
「日本人?日本語を勉強しているから、いくつか質問してもいい?」英語が話せないため少し面倒だが、いくつかならすぐ終わるだろうと思い応じることにした。
これがすべての間違いで、残り12時間フルストレスタイムの始まりだった。
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自称26歳の、ヨーロッパを拠点に働くエンジニアで、月収は80万円ほどあるという。
日本の給料や物価の話、日本語での言葉の意味を尋ねてきたり、女や薬物パーティーの自慢話を1時間以上聞かされた。
「いくつかってどれだけあるんだよ」と思っていたが、どうやら彼はニコチン中毒らしく、「また戻ってくるから」と言ってタバコを吸いにどこかへ消えた。
話のほとんどが自慢話で、質問ではない。
一方的な話に興味が持てず、彼が戻ってこないよう祈りながらダウンロードしていた相席食堂を見る。
それから30分ほど戻ってこなかったので安心していたが、画面と顔の隙間に手が伸びてきて「それ日本の番組?どんなやつ?」とまた戻ってきた。
会話をするにも英語が話せないため翻訳アプリを使わせて欲しいと頼むと、「時間がかかるから嫌だ」と言われた。
興味のない話を永遠と聞かされ、私からすると自分の時間を楽しめないこの時間の方が無駄だ。
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聞かされる謎時間。最悪です。
彼は私のスマホで調べ物をしようとしたが、残りのデータが少ないため自分のスマホで調べてくれと伝えると、「目が悪くなるからスマホは捨てた」とのこと。
さらに、月収80万もあると言っていたのに財布が無く、ご飯が食べられないから何か食べ物をくれと言ってくる。
足元はボロボロのサンダルで、嘘をついているただの物乞いだと判断した。
1時間以上も1人で延々と話すので「眠いから寝てもいいか」と切り出すと、「何時間寝る?その時また戻ってくるよ。」
いや、そうじゃない。
興味のない自慢話を聞きたくないんだ。
徐々にイライラしてきた。
何を言っても話をやめる気がなさそうだったので、完全無視を決め込むと、気まずくなったのかどこかへ移動。
しかし、どうせまた戻ってくると思い、空港の出口付近へ移動することにした。
ここはここでトイレもなく、タクシーの運転手の勧誘が鬱陶しい場所である。
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こんな場所でリラックスできるわけもない。
しばらく外のベンチで座っていたが、爆音の音楽隊、勧誘、野犬のせいで全くリラックスできず、トイレも行きたくなったので元の場所に戻る。
隣に座られないよう端に座って日記を書いていると、また奴が後ろから現れた。
「それ日本語?見せてよ」と言われたが、プライベートなものなので断ると、「本でも良いから何か見せてほしい」としつこい。
仕方なく彼の名前を適当な漢字で書いて渡してあげた。
しばらくして「今1人の時間を楽しんでいるんだ」と説明しても、「忙しくないでしょ?」と返され、ぶん殴ってやりたい気持ちになった。
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最初に声をかけられてから7時間が経過。
我慢の限界でちょっと怒るとどこかへ移動したが、30分後に「隣で寝ていい?」と戻ってきた。仕方なく、再び空港の出口付近へ移動。 もうこれ以上邪魔しないでほしい。
付きまとわれて8時間はきつすぎる。
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泊まった方がよかった。判断を間違えました。
支出
・バラナシ→ニューデリー…2,753円/1,610ルピー
・タクシー…573円/335ルピー
・ケンタッキー…704円/411ルピー
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