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#78ただの凡人の世界一周記🇺🇸2日目

〜この宿バイオハザード7すぎるって〜

10/26(土) 晴れ 18℃/8℃ 😭3点

ペルーからアメリカへの便は23:05発。
飛行機に乗り込むと、ベテランの男性CAが日本語で「こんばんわ」と迎えてくれ、ユナイテッド航空のホスピタリティの良さに期待が膨らむ。
窓側の席でモニターが日本語対応。
Bluetoothでモニターとイヤホンを繋げられたので快適に過ごすことができた。
ただ、いつも寝ている時間帯のフライトだったため、機内食や軽食を食べる時以外はずっと寝ていた。
フライト中は3時間に1度トイレに行く私が、一度もトイレに行かずに過ごせたのは、それだけリラックスできていたからだろう。
飛行機を降りる時もCAが日本語で「ありがとうございます」と一言。
日本人は私しかいないようだったので、事前に乗客リストを確認して情報を共有しているのだろう。
細かい気遣いが嬉しい、気持ちの良いフライトだった。

↑リマ→ニューアーク 飛行時間8時間。
久しぶりに設備の良い飛行機に乗れて快適でした。
↑機内食はやはり日本の方が良い。

空港に到着後は、別の空港に到着している幼馴染と合流するまで5時間ほど時間を潰す予定だった。
入国審査ではいくつか質問をされたが、英語がわからない私は雰囲気と気合で乗り切る。
若干担当者がキレ気味だったが、入国さえしてしまえばこっちのものだ。

↑ん〜アメリカ来たねぇ。
どういう扱いを受けるのか楽しみだ。

空港内はWi-Fiがつながっており、時間を潰すには困らない。
待っている間、宿までの行き方を調べていたが、複雑すぎて理解するのに時間がかかった。
他の人のブログを見ていると空港から宿までは5kmしかないのにバスで18ドルかかると知り絶望したが、諦めず調べ続けた結果、1.8ドルで行ける方法を見つけて安心する。

幼馴染は乗るバスを間違えながらもなんとかニューアーク空港まで到着。
合流後はすぐに予約していた宿へ向かった。
この宿はトリップドットコムに新規で掲載されたばかりで、ニューヨークのホテルが1泊平均3万円ほどする中、1万円ほどで泊まれる破格の場所だった。
口コミがなく不安だったが、とにかく行ってみることにした。
必死に調べたバスに乗り、宿の最寄りバス停へと向かう。

↑空港からNJ TRANSITに乗って宿に向かいます。

バスの中は薬物中毒者と思われる黒人やホームレスで溢れ、葉っぱの匂いが車内に充満している。
とても治安が良いとは言えない状況だった。
降りる場所はバス内の掲示板に表示されず、アナウンスもなかったので位置情報だけを頼りに何とか降りることができた。
バス停から宿までは10分ほどの道のりで、幼馴染がいなければ一人では歩きたくない雰囲気。
薬物中毒者やホームレス、差別的な意味ではないが黒人が多く住むエリアで、本能的に「ここはヤバい」と感じた。

↑スマホを外に出して撮影ができる余裕があった時。
あとは怖すぎて撮れませんでした。

宿に到着すると見た目は廃墟そのもの。
インターホンを押してもドアをノックしても誰も出てこないのでオーナーに電話をした。
10分ほど待たされる間、近所の黒人の目線が怖かった。
ようやくオーナーが到着したが、ここは満室だと言い、別の建物へと案内された。
拉致されると思った。

↑車で別の場所に連れて行かれる間も
幼馴染は一言も言葉を発しません。

別で案内された建物も廃墟を改築したような不気味な一軒家で、ドアの鍵は簡素で誰でも入れるような作りだった。
オーナーの様子も少しおかしく、持っていた鍵を何度も落としていた。
キッチンには水が張られた鍋に肉とバナナが入れられており、まるで『バイオハザード7』に出てくるベイカー家の臓物鍋のようだった。

↑4泊5日38,491円。
今まで泊まってきた宿の中で一番不安。
↑幼馴染はこの風呂に入るためだけに往復2万円かけてジョンFケネディ空港からやってきました。アホです。

いつもうるさい幼馴染も珍しく黙り込んでいる。
私が昼寝をしている間に誰かがドアを開けようとしてドアノブをガチャガチャしていたらしい。
ニューアークという街の治安は1990年代には全米で最も悪く、「赤信号でも止まるな」と言われるほどだったという情報を残して、幼馴染はUberで空港へ戻っていった。
あぁ、ここで死ぬかもしれないな。

↑寝ている間に中に入られても起きれるように
とりあえず鏡を立てかけておきました。

支出
・バス…282円/1.85ドル

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