ケアマネ日誌24

長く在籍すると長く関わりを持つ利用者さんも多くなってきますね。ケアマネージャーの実務研修の実習でお話を伺った利用者さんも「このケアマネさんになって14年よ。結婚した話や子供が生まれた時も話に来てくれた」と聞き「こうなりたいなぁ」と思いました。また以前の事業所の利用者さんは土曜日曜はよく喫茶店に来ていてそこは自分もよく行くところだったので「帰省したら行きますからまた挨拶します」と退職前に話をしたのを覚えています。
そのなかでも福祉用具で関わった方で一人、5年関わった方がいました。進行性難病で2号保険者、40台で好きな仕事止めなければならずちょっと自棄を起こしている頃でした。まあ福祉用具でしたのでつかず離れずみたいな関わりで数年経ち・・・いよいよ歩けなくなり車いす生活になりました。この頃から身の上話がちょこっと出てくるようになりました。「肉類が好きなんだけど食べれなくなって来た」「車いすだけどタクシー乗れるから～行った」とか。たワイの無いのからまじめの迄様々ありました。　そしてまた少したつと移乗が出来なくなり車いすから落ちたり、しゃべれなくなってきました。このころからヘルパー事業所も男のヘルパーが居なくなり福祉用具の自分が唯一の男になり、「もう・・・」等々話もでて来たりもありました。ある時、事業所に電話がかかってきました。同僚が受けたのですが聞き取れず・・・もしかしたらと変わったらその利用者さんでした。ベットから落ちる事が多くなってきたので電話がかけやすい様に短縮に事業所と自分の会社携帯を入れとく話をしたのを覚えていてかけたそうです。そして行ったら車いすからずり落ち戻れなくなっていました。　そしてさらに時が経ち入所することになりました。通常は入所後に
会う事なく引き取りなんですが・・・本人希望で施設に会いに行くこともでき言葉にならない声で「有難う」と言っていただき嬉しかったのを覚えています。
「ありがとう」と言っていただける様出来る事に最善を尽くす。　ケアマネになっても変わらない心構えです

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