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御言葉の黙想 マタイによる福音書3章9節 2024年9月4日

本文:
『我々の父はアブラハムだ』などと思ってもみるな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。

黙想:
神は実在する霊的な存在である(ヨハネによる福音書4,24)。それは共同体を象徴するものでも、共同体そのものでもない。生きて、自存する真の神である。

その神は唯一の主体であられ、人間の力や知恵に依存されることもなく、むしろ、それを与えてくださる方である(使徒言行録17,24-25)。そして、自由にその選択を取り消すこともお出来になる(出エジプト記32,10)。自分がアブラハムの子孫であると己惚れている者は、この厳然たる事実を肝に銘じておかねばならない。

唯一の自由な存在であられる主は、ふるいをもってこの世に来られる(3,12)。
「悔い改めにふさわしい実を結べ」(3,8)。

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