御言葉の黙想 箴言17章5節 2024年8月18日
本文:
貧しい人を嘲る者は造り主を見くびる者。/災いを喜ぶ者が罰を免れることはない。
黙想:
人は神の形に造られたので、人を殺す者は命を持って償わなけらばならない(創世記9,6)。また、金持ちの造り主は、貧者の造り主でもあられる。よって、貧者を嘲る者はその責任を問われることになる。
また、災いを喜ぶ者はその責任を問われることになる。私たちは隣人愛を忘れずに、慎重に憐れみをもって災いに遭った人々を配慮すべきである。
しかし、むしろ喜び賛美すべき災いもある。それは神の裁きが実行された場合である(ヨハネの黙示録18,20)。
歴史的にはカナン征服戦争、新バビロニア帝国の滅亡(紀元前539年)、西ローマ帝国の滅亡(紀元後5世紀)などがそれにあたる。彼らは自ら積み上げた犯罪の累積に耐え切れず、裁きを免れなかった。