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御言葉の黙想 ヨナ書4章10節ー11節 2024年8月21日

本文:
主は言われた。「あなたは自分で労することも育てることもせず、ただ一夜にして生じ、一夜にして滅びたこのとうごまをさえ惜しんでいる。
それならば、どうして私が、この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか。そこには、右も左もわきまえない十二万以上の人間と、おびただしい数の家畜がいるのだから。」

黙想:
悪が速やかに裁かれないので、悪はますます世界にはびこる(コヘレトの言葉8,11)。しかし、主が寛容であられるがゆえに、罪深い私たちも救いに与ることができる。

人間の思いと神の思いは次元が異なる。神は教会への迫害者を宣教者に変え(使徒言行録9,5)、死ぬべき人間を救うために、自らの独り子を差し出した(ヨハネによる福音書3,16)。
神は愛である(ヨハネの手紙一4,16)。
主が言われたように、七の七十倍までも赦す(マタイによる福音書18,22)。しかし、それはヨナの苦しみを共有し、乗り越える苦しい修行の旅でもある。誰でも主に従う者は、自らの十字架を背負わなければならない(マタイによる福音書16、24)。

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