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御言葉の黙想 ルカによる福音書18章13節ー14節 2024年8月28日

本文:
ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人の私を憐れんでください。』
言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。誰でも、高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

黙想:
徴税人はローマ帝国の手先であり、しばしば民衆を搾取していた売国奴のような人々であり、非常に嫌われていた。一方、彼らは一般的に悪人であると認められていたために、自分たちの罪に気付いていた。
今日でも、やくざ者がキリスト教に回心することが少なくない。

天国の秩序はこの世の秩序とは異なる。後の者が先になり、先の者が後になるという逆転現象が起こる(マタイによる福音書20,16)。律法学者は罪に定められ、徴税人は義とされる(18,14)。

自分の不完全で歪んだ義ではなく、ただ、主イエスの十字架の功にすがる者だけが義とされる(ローマの信徒への手紙8,1)。誰も神の前で誇ることはできない(コリントの信徒への手紙一1,29)。ただ、主イエスによって義とされたことを誇るのである(コリントの信徒への手紙一1,31)。

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