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お化けに取り憑かれてたの巻

皆様こんにちはこんばんは。

よく遊んでた仲良しの若手芸人さんとその日もファミレスでご飯を食べていたときに、
「こないだ友達の結婚式に行ったら、参列していた友達から、あんた芸能人なんだったらすごい占いがあるから行ってみて!」言われて、行ってきたんです!と
教えてもらった占いに行ったときのエピソードを聞いていました。

その占い師さんは、高齢のおばぁちゃんで、
何のヒントも与えていないのに、
目を閉じながら職業や、売れるきっかけをくれる先輩芸人さん、その子がいま持ってた財布の所持金まで、かなり具体的なことを当てられた!と言う。

当時、またテレビに出ることもなく、舞台の仕事も少なかった若手芸人のことを占い師のおばあちゃんに分かるはずもなく、
すごく興味が湧いたので、私も行ってみることにした。

教えられた番号に電話をかけ、言われた日時にその場所へ向かうと、怪しげなおばぁちゃんが登場。

すごい、とにかくおばぁちゃん。なのに、めちゃくちゃタバコを吸う。目の前の灰皿には、山盛りのシケモク。

こちらからはなんの事前情報も与えず、敢えて何も言わなかった。
すると開口一番「あんた霊が取り憑いてるよ!」と言ってきた。
占い師のおばあちゃん曰く、優しいというか人が良い人間は霊に取り憑かれやすいらしい。

突然、紙に地図を書き出す。
「この交差点があって、この細い道を入ると大きなマンションがあってその前で取り憑かれてるね!」と具体的な場所まで説明される。

驚いた、、
おばあちゃんが言ってきた場所は、私がしょっちゅうご飯に連れて行ってもらう先輩の車が停めてある駐車場だったからだ。 
私は先輩のことも一言も話していないし住んでる地域も話していない。

おばあちゃんが「もう私が取ったから大丈夫!昔の武士の霊で、もうお侍さんがいなくなってきた時代に、まだ武士にこだわってた霊だね。
仕事しないからお金なくてご飯が食べれなかったみたいだね。お腹を空かせた霊があんたを通して、何杯もご飯を食べてしまって、あんたがどんどん太っていくんだよ」と言ってきた。

そうだったのか、、
私は入社当時は体重が58キロだった。
しかし、その先輩たちからご飯に誘われることが嬉しく、1日に何食も食べ続けた結果、占いの頃には体重が90キロ近くになっていた。

その帰り道に、ふらっと立ち寄ったうどん屋さんで、うどんを食べていると、三口目くらいに突然お腹がいっぱいになる。

すごいぞおばあちゃん!!
武士の霊が、私を通してかなりご飯を食べてたのか!?ようやく、痩せるときがきたと確信していた。

後日、この話を撮影現場でいろんなタレントさんに話すと、みんなが通う様になった。

中には、お笑いの賞レースで誰が優勝するのか?なんて予想を聞きに行く芸人さんもいたとか。
そして、その予想も的中していたらしい。
テレビの企画でも追いかけた。

3年くらい占い師のおばあちゃんとは、節目節目に占いをしてもらい、お土産で持って行ったお寿司を一緒に食べたりする仲になった。
「あんたのおかげで、いろんな人が来てくれるよ」と感謝されたりもしながらも
長くいつまでも元気でいてほしかったが、突然ことだった、体調を崩しているとは聞いていたがおばあちゃんは天国に行った。

私はというと、霊が外れて少食になり痩せるはずだった現在の体重は90キロだ。
当時と何も変わっていない。また霊がついてしまったのか?おばあちゃん亡き今、誰にもわからない。

#ピンチのチャンク
#人生
#失敗物語
#占い

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