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う○この巻

皆様こんにちは、こんばんは。

今回は汚い話なので、飛ばしてください。

人生で絶対に誰でも一度は訪れたことのあるピンチ…
う○こじゃないでしょうか?
自分のピンチ、知人のピンチ、他人のピンチ絶対誰もが経験し、目にしてきたでしょう。

私は、トイレに行きたいな…と思ってもまだ大丈夫まだ大丈夫と思う癖があった。
小学校からの帰り道、お腹が痛くなりそう…でも家のトイレまで我慢しよ!
これが命取りとなり、悲劇をもたらす…。

小学校、中学校と多感な時期は割と注意を払うことがうんちをバレないようにすることくらいだからあまり事故を起こすようなことはない。

これが大人になってくるとまぁ厄介。

普段、今日はお腹痛くならないかな?なんて考えることもなくなり、仕事や人間付き合いそんなことに追われてばかりで考えることがなくなる。
だから油断する。

思い返すだけで30以上の失敗をしているが、一度だけ会社内でやらかしたことがある。

日曜日の夜、会社でとても早く終わる撮影があった。
タレントさんが来る時間より前に、トイレに入った。女性トイレとは違うのが、個室とは別で"小"専用トイレがある。そこで、おしっこだけしようと力んだ瞬間。

やらかした…。
お尻がひんやりする。

慌てて個室に入る。
なんで?お腹痛くなかったし…
パンツをティッシュで拭いても意味がない…

すごい出てるわけでもないし、このままいえるか!?

待て。万が一、みんなにバレたらどうする?

個室の中で考える。

まずい、タレントさんが来てしまう。
他の部署の大先輩も現場に来るんだった。

パニック

まず、他の部署の大先輩に連絡した。

会社には来ています。
撮影の準備も問題なく出来ていますが、今はお腹が痛くすぐ現場に行けないと説明。

すると大先輩から「わかったとりあえず進めとくわ」と優しい返答だった。

まず、これで撮影は乗り切れる。

ただ、トイレから出られない。
パンツを一旦、個室トイレの隅に逃しノーパンでズボンを履く。
そして、上に来ていたシャツを腰に巻きトイレからの脱出を試みる。

重たい鉄の扉を少し開けると、日曜日なのに他の撮影も重なりタレント、スタッフがトイレの外に大勢いる!!くそ!!!

タイミングを見計らい、人気のない階段を使い屋上に逃げた。逃げてる間に、後輩のスタッフを見かけた。

私は後輩のスタッフに連絡をいれると、すぐに電話に出てくれた。

事情は詳しく説明できないけれど、ユニクロでボクサーパンツと、ズボンを買ってきて欲しい旨を話すと快く引き受けてくれた。

30分後

後輩スタッフから連絡があり、私が潜んでいた屋上に持ってきてもらいお金を渡した。

全てが無事に解決し、ギリギリ撮影にも間に合った。

大変な1日だった。

忘れかけてた個室トイレの片隅に隠したパンツも処分し帰宅。

その1週間後、私の携帯に先輩から着信。
お疲れ様ですを言い切る前に、「お前、こないだ大島にユニクロで買い物行かせたやろ!!
なにさせてんねん!!偉くなったもんやのぉ!!」

ヤクザと話してるのかと思い、画面に表示された着信相手を確認。
やっぱり先輩だ。この先輩がまた、顔面がめちゃくちゃ怖い。高身長で顔も小さく、スラットしていて日焼けもしている、そしてシワがすごい。
尊敬もしているし、全く嫌いな先輩ではない。ただこのときだけは、怠慢やケアレスミスそんなことで起こしたトラブルではなく、不慮の事故だ。なのに、いきなりこんなに怒鳴られると悔しさが上回った。

携帯から漏れる怒声を周りに聞かれないよう移動しながら話す。

すみませんでした。確かに買い物行ってもらいました…
大島くんからなんて説明聞いたかしりませんが……。
会社でう○こ漏らして、パンツ汚れたから買いに行ってもらってたんですよ!!!
なんでそんなにカマされなきゃならないんですか!!!

人気のない場所で、失礼過ぎないレベルの声量と口調で先輩にキレた。

まず、パンツを買ってきてくれた後輩がおもしろエピソードとして話そうとしたようだったが話術もまったくなかったのだろう、ただのチクリになった。
それにも腹が立っていた。

1分ほど、強めのテンションで失礼になり過ぎない、ギリギリの口調で事情を説明すると。

先輩から一言「おぉぉ…すまん」

入社したときから、威圧感だけめちゃくちゃすごく、笑ってる顔すら怖かったシワの多い先輩からの"すまん"で苦い記憶とう○こと共に水に流れた。





締め方しょーーーーもな。

#ピンチのチャンク
#人生
#失敗物語


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