都会のに潜む小さな自然で天国への巻
皆様こんにちは、こんばんは。
私の趣味の一つが釣りです。
昔から釣りをするのが好きなこともあり、地元の先輩と行ったり、会社の先輩や上司とも釣りに行きます。
その夜も仕事が終わり深夜から釣りに出かけることにした。
私が東京でハマっていたのは、シーバスと呼ばれるスズキを釣ること。
シーバスは、海や河川などでも釣るので都会でも簡単に楽しめる。
その日は、羽田空港の方まで向かう。羽田空港付近にはシーバスが釣れるスポットも多くある。
事前に調べておいた場所の付近に車を停めて、
深夜23:00頃から釣りを始める。
釣れない…
想定内だった。
釣れないことの方が多く、10回行って4回釣れたら良いくらい。
釣りは好きだが、上手くない。
それでも、ルアーを投げたりリールを巻く動作を繰り返し、下手くそなりに魚がいるであろうポイントの予想などすることが楽しい。
もう少し遠くにルアーを飛ばしたかったので潮が引いたコンクリートの斜面に足を置き釣りを始めた。
そして、今回も起こるピンチ。
片足乗せた時点ですぐにわかった…
足が信じられないくらい滑っていく。
だだ、もう元の場所に戻れないため、そのまま残してた足も斜面に置き
なんとか滑らない体勢を維持することができた。
体勢を整えて、岸に戻ろう…。
足を小刻みに反転させ、体もそのまま反転させる。
ゆっくり足を前に出そうとすると…
はい!滑るー!
どんどん海の方へゆっくりゆっくり滑っていく。
結局また、同じ位置に戻っただけ。
岸までは、たったの2歩!
1m程しかないのに、足の踏ん張りがまったく効かない。
もっとイボイボの付いた靴買えばよかった。そう思いながら1mの斜面が上がれないことに焦る。
何度もトライするが、滑る滑る。
この体勢から何も変えれないまま、どんどん時間が過ぎていく。
なんならさっきより水位が上がって来た。
周りに釣り人どころか人がいない。
釣竿を、杖の様にして体を支えるが滑る。
被害を最小限に抑えるために、持っていた釣竿やリュックなど全てを岸の方に投げ、最悪滑ってコケてもいい状態から再度ゆっくり足を前に踏み出す。
やっぱり滑る、でももういいや。
1m先の岸に手が付くように、体を必死に伸ばし倒れ込む。
胸から下にかけて、じんわり水が染み込んでくる。
そんな体制から生えてた雑草を掴んで体を引っ張り上げた。
釣りをした時間30分
濡れた斜面から生還するまで90分
…
…
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時間の使い方しょーーーーもな!!