サウジアラビアRC(GⅢ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数

1.来春に向けた一戦になるか?

秋の東京開催は今年デビューのお馬さんの中でも来春に向けたスケジュールを逆算してローテを組みに来るような期待馬が出走するレースが多く、このサウジアラビアRCはその後の活躍馬が続出している重要な一戦。
このレースの近年の勝ち馬に絞っても、グランアレグリアを筆頭に、サリオス、ドルチェモア、クラリティスカイの4頭が後にGⅠ勝馬になっているし、3着内に広げるとスタニングローズ、ステルヴィオも加わり、何とも豪華なメンバー。その他にも去年の2着馬ボンドガールがいたりと、ほとんどが10頭未満の小頭数レースにもかかわらずこれだけの実績馬を輩出しているのは、東京1600mというコースが実力差がはっきり出るコースという面もありそうにゃ。

2.サウジアラビアRC レース考察と期待馬

例年よりさらに小頭数の7頭立てになったサウジアラビアRC。
そのうち4頭が前走逃げていて、アルテヴェローチェが好位、残りの2頭が
中段あたりの道中の位置取りを取っていた通過順。
逃げの中ではフードマンとアルレッキーノの2頭が前走の1000mのペースが早くて前に行きそう。また、2戦とも逃げたシンフォーエバーは二の脚が速いタイプでこちらが先頭に立つこともあり得そうにゃ。
可能性は低いと思うけど、もしこの3頭が競り合うと小頭数ながらしまったペースになりそう。ただ、このレースは殆どの場合スローペースからの上がりの勝負になるので、基本的には道中遅めで直線だけの瞬発力勝負になると思っているにゃ。
想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

☆シンフォーエバー(想定オッズ6番人気 16.5倍)
前走の新潟2歳Sは2番人気に推されるも直線弾けず1.3秒差の9着に敗れてしまったお馬さん。その影響もあってか想定オッズは急落して16.5倍想定とされているけれど、この結果だけでここまで評価を落とす必要はないと思うにゃ。その前走についてはパドックの様子から少しイライラしているように見えたし、その後スタート前の返し馬の段階では他の馬と比べて明らかに発汗量が多く、乾いた汗が白く見えている状態で発走になったもの。
初戦同様、スタートはそれほど早くないけれど二の足を使って先頭へ。そのまま直線に入るも、追って伸びを欠くというレース。恐らく、レース前の消耗で力を出し切れなかったものと見ているにゃ。

3.まとめと予告

この時期の2歳特別戦、重賞は基本的に新馬勝ちか未勝利勝ちで出走してくるお馬さんが多く、前走で大きな着順になった馬は盲点になりがち。
とはいえ、早々にデビューして経験を積んだ分好走確率は高いにゃ。
9月に入ってからでもアスター賞のキタノクニカラ、ききょうSのスリールミニョン、芙蓉Sのジェットマグナム・レーヴドロペラと前走重賞で大きな着順を取ったお馬さんが巻き返しているにゃ。
このレース、良血アルレッキーノが前走1.2秒差の圧勝を受けて人気が集中しそうだけれど、シンフォーエヴァー含め、新馬戦を勝ち上がったアルテヴェローチェ、タイセイカレント、フードマンあたりにもチャンスはあるんじゃないかと思っているにゃ。

いつものとおり、予想指数は当日午前中にアップするにゃ。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
来春のクラシックやGⅠに繋がる一戦、みんなで楽しみに待とうにゃ。


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