スプリンターズS(GⅠ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数
1.さぁ、秋のGⅠ開幕にゃ!
早くも4回中山は最終週、そして、秋のGⅠ戦線開幕となるこの週末。
いよいよ、GⅠスプリンターズSを迎えるけれど、皆様の検討状況はいかがでしょう?
猫も色々と高松宮記念以降のスプリント戦線を見返してみているけれど、新興勢力として台頭してきたのは3連勝中で1番人気想定のサトノレーヴくらい。香港馬ビクターザウイナー含め、今回フルゲート16頭中半数の8頭が高松宮記念出走組が再度参戦してきているので、この半年のスプリント戦の対戦成績を照らし合わせていくと、能力の序列がつけやすい感じ。
実際序列を見ていくと、この8頭とサトノレーヴ+1,2頭までと、その下ではかなり大きな実力差があるように見えてきたにゃ。
2.スプリンターズS レース考察と期待馬3頭
今回、展開的にはスタートが抜群に巧い香港馬ビクターザウイナーがスタート直後前に出て、そこに競りかける馬がいるかどうかがポイント。
今まで通りピューロマジックが主張してくれば、相当キツメな前傾ラップになるだろうし、高松宮記念同様にビクターが前を取り切って競り合いが無ければ落ち着いた流れになって、直線の瞬発力勝負になるかもしれないにゃ。
ただ、どちらの流れになっても、近年の傾向や、先週までの内枠前目が有利なトラックバイアスなら、先行するサトノレーヴ・ママコチャがどちらも馬券外に飛ぶようなことは考えにくいにゃ。
ということで、今週の期待馬3頭はサトノ・ママコチャ以外から指名しようと思うにゃ。
想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。
(1)ウイングレイテスト(想定オッズ13番人気 39.1倍)
週初の想定で45倍くらい、本日、水曜日時点でオッズは下がるも、人気順は13番目に落としているお馬さん。
ただ、近2走の成績をよく見れば結構強い競馬をしていて、近2走どちらも59kgを背負うかなり厳しい条件。しかも、函館SSは初のスプリント戦という中で勝ったサトノレーヴより4コーナーを外に回して距離的に余計に走るという悪条件も加わっての僅差2着なので評価できると思うにゃ。
前走、アイビスサマーダッシュは極限のスピード勝負の中、重い斤量を背負ってスピードを出しづらい状況でも現状の力は出し切って2着好走。
今回、スプリンターズSでの負担重量は58kgと1kg減となる見込みで、条件だけみれば相当有利な状態になってきたと思うにゃ。
脚質的にも前目に付けて好位抜け出しを得意としているので枠順が内枠を確保出来たら本線で勝負してい見たいお馬さんにゃ。
(2)ウインマーベル(想定オッズ10番人気 24.9倍)
ウイン勢からもう一頭、ウインマーベルも注目にゃ。
今年で5歳の秋、ナムラクレアと同じように3歳から古馬に混じって短距離路線を賑わせてくれている1頭。
一昨年のスプリンターズSではジャンダルムの2着と、このレースの連対経験もあるのに、今回、想定オッズ25倍くらいも付くとはいったいどういうことだろうか?
去年のスプリンターズSはママコチャから0.4秒差6着も出遅れからよく頑張ってのもの。その後の1年間は道悪の高松宮記念こそ12着と大きな着順なものの、それ以外の4戦でGⅡ2勝、GⅢ1勝と、字に書いてみれば無双のような戦績なのに10番人気、これは黙って買いでもよいのでは?
実際、阪急杯ではサトノレーヴが1年の休み明けだったとはいえ完勝しているし、前走京王杯SCは前年覇者レッドモンレーヴが披露した32.2秒と極限の末脚も封じての優勝と、実績はいくらでも書ける感じ。
今回、4か月の休み明け直行ローテになるけど、鉄砲利くし、あとは内前有利の中で、スタート好発と内枠を手にすることできれば、印は相当上にする必要があると思うにゃ。
(3)マッドクール(想定オッズ5番人気 8.5倍)
2走前、高松宮記念を勝利したマッドクール、さらに、昨年のスプリンターズS2着と、国内のスプリントGⅠ連続連対中のマッドクールが5番人気想定とは舐められた感が大きいにゃ。
人気落ちの要因は明確で、前走の香港GⅠチェアマンズスプリント11着と大敗していることが主なものと考えるにゃ。
正直、去年の香港スプリントも7着に敗れているように香港の芝がこの馬に合わないのではないかと思うにゃ。
実際、香港の2戦以外で崩れたのは去年のCBC賞のみで、この時は重賞未勝利にもかかわらず58.5kgとトップハンデを背負わされての敗戦だけに、度外視の余地ありと思うし、それ以降は書いた通り、国内ではGⅠ2戦してどちらも連対と実力はこのメンバーでも上位は間違いなし。
勝った高松宮記念と大きなメンバー構成が大きく変わらない中、再度10倍前後のオッズで買えるのは妙味あると感じているのは猫だけだろうか?
3.まとめと予告
期待馬では挙げていないけど、サトノレーヴは試金石とは言え、3連勝の勢いは無視できないし、正直、3走前の春雷Sって出世レースも良いところで、勝馬が2021年ジャンダルム(22スプリンターズS優勝)、2022年ヴェントヴォーチェ(22年キーンランドC、23年オーシャンS、今回も出走)、2023年マッドクールと錚々たる名前が続く中、今年の勝ち馬となっていて現在3連勝中の馬を軽視は絶対にできないにゃ。
ママコチャにしても、前走大外からかかり気味に進出して早め先頭でトウシンマカオの強襲に合わなければ勝っていた強い競馬で、去年の覇者としての力落ちはなく、叩き2走目の本番に向け上積みがあることを考えると、この人気2頭のどちらも連から消えるというのも想像しにくいにゃ。
それ以外の有力馬、トウシンマカオは外枠欲しいけどトラックバイアス的に不利、ナムラクレアは前走不利があったとはいえやや負け過ぎ感、ビクターザウイナーはモレイラ起用が怖いものの、ピューロマジックの出方次第、ピューロマジックは前走で実力?が露呈したこと、オオバンブルマイは脚質的にここでは?ルガルは骨折休み明けのリスク、モズメイメイはこの3走確かに好走もやや恵まれ感強しと、条件整ったうえで3連系3列目候補と考えているにゃ。
いつものとおり、予想指数は当日午前中にアップするにゃ。
今週も天気によって予想が変わってくると思うので、天気予報は要注目にゃ!
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
秋のGⅠ開幕戦、みんなで楽しみに待とうにゃ。