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日経新春杯(GⅡ) レース考察と期待の穴馬

1.GⅠへのチケット

成人の日も過ぎ、世間のムードとしては新春という気配はほぼなくなってきた頃に施行される日経新春杯。
年明け最初のGⅡとはいえ、年に3レースしかないハンデ戦ということで、前走条件戦からの参戦も結構あるし、勝ち馬もいたりするレース。

全体のレベル感は別定GⅡよりも低めで、ここ10年の勝ち馬で後にGⅠタイトルを戴冠したのはミッキーロケットとブローザホーンの2頭の宝塚記念馬、海外GⅠ含めるてもグローリーヴェイズの3頭。
3着以内の好走馬まで含めても2016年2着のシュヴァルグランがジャパンカップを制したのみ。

どちらかというと、今年も出走する2年前の勝ち馬ヴェルトライゼンテ(ジャパンカップ3着)のようなGⅠ馬券内好走馬やプラダリアのようなGⅡ複数戴冠馬のようなGⅠでは名バイプレイヤーを輩出する性格のレース。

つまりは、春のGⅠに向けて寒い時期から賞金を加算する必要のあるお馬さんのほうが、賞金が十分にあるお馬さんより本気度が高くなりがちなレースの性格にゃ。

そして、今年の舞台の中京2200mが直線の坂越えが2度あるタフなコース。乱戦になりやすく、京都競馬場改修中の2021年~2023年に行われた3回は少なくとも1頭は人気薄が馬券に絡んでいて、2021年に関しては三連単97万円馬券が飛び出ているように、ハンデ戦らしく人気サイドで決まらない傾向。
今年の登録馬眺めていても想定の人気サイドは不安点が多く、人気薄にもチャンスが多そうな感じ。
そういう前提で考察と穴馬を考えていくにゃ。

2.日経新春杯 レース考察と期待の穴馬3頭

ざっと出走馬と想定人気を眺めてみたところ、違和感しか感じない状態。
今のところ、1番人気想定がヴェローチェエラ、2番人気想定がホールネス。
どちらも重賞未勝利のうえ、ヴェローチェエラに至っては3連勝中とはいえ前走3勝クラス。
ハンデ戦とはいえOP・GⅢを飛ばしての昇級初戦で1番人気は正直、キレイな馬柱マジックに惑わされている感じ。
ホールネスにしても前走エリザベス女王杯3着とはいえ、勝鞍は牝馬限定のオープン新潟牝馬のみと牡馬の重賞級と対戦してどこまで通用するかといったところ。
エリザベス女王杯組では2着のラヴェルは次走チャレンジC制覇したけど、4着シンリョクカは中山金杯で見せ場なく大敗していて人気ほど信頼度は無いと思うにゃ。

と、考えていくと中下位人気馬のほうに妙味のあるお馬さんが多くて、むしろ3頭に絞るのが難しいくらいの状況。
そんな中、猫が期待する穴馬3頭は以下のとおりにゃ!

想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。

(1)ショウナンラプンタ(想定オッズ4番人気 8.7倍)
期待の穴馬1頭目はショウナンラプンタ!
あれ?昨日見た時想定10倍以上あったはずだけど、、、
とはいえ、ヴェローチェエラが1番人気なのに、ショウナンラプンタが3倍近くもオッズが付くなら十分妙味のある水準。
期待する理由は単純!
1番人気想定のヴェローチェエラに直接対決で勝利した経験があること。
もう1年近く前だけど、阪神2400mの1勝クラスゆきやなぎ賞で対決した時の結果。
ちなみに、この、ゆきやなぎ賞は上位のレベルが高くて、3着モンブランミノルはダート転向して先日OP入り、4着ハヤテノフクノスケも菊花賞出走して先日3勝クラスに昇級。
その中で競り勝ったショウナンラプンタは強いと思うし、実際、その後、青葉賞2着、神戸新聞杯3着、菊花賞4着と重賞戦線で確りと好走していて、3勝クラスを勝ち上がったヴェローチェエラより明らかに格上。
あえて言えば京都新聞杯でヴェローチェエラを3着に下したジューンテイクと神戸新聞杯で対戦して、2着ジューンテイクと3着ショウナンラプンタの差が全く同じ0.3秒差。
つらつら並べたけど、控えめに見てもヴェローチェエラと同等の能力以上をもっていると推察できるショウナンラプンタがこのオッズで買えるなら妙味ありと思うにゃ。

(2)サンライズアース(想定オッズ10番人気 23.7倍)
2頭目はサンライズアース!
こちらはダービー4着以来の出走!
久々の出走と、それ以前の実績含めて4戦2勝と少ないから、かなりの人気薄と見られているけど、まず、強調したいのがダービー4着の実績。
改めてダービーの結果眺めてきたけど、出走馬のその後の実績が実はエグイ!
2着のジャスティンミラノこそ引退したけど、1・5着のダノンデサイル・レガレイラが有馬記念3着と1着。
3着シンエンペラーがジャパンカップ2着、
9着シックスペンスが毎日王冠制覇、
11着アーバンシックが菊花賞・セントライト記念制覇、
6着コスモキュランダ、8着エコロヴァルツはセントライト記念で2・3着
10着ジューンテイク、15着ショウナンラプンタが神戸新聞杯2,3着
12着サンライズジパングがダートに転向し、みやこS制覇&GⅠ好走
と、書き出しただけでこれだけの実績。
これだけダービー後好走しているお馬さんが続出する中、4着に食い込んだサンライズアースが好走する可能性は十分にあり、単勝23倍も付くなら是非買い対象だにゃ😸
対戦相手の比較にしても、ヴェローチェエラ・ショウナンラプンタの比較で度々出てきたジューンテイクにすみれSで0.3秒差と差をつけて完勝しており、体調整えて応分に成長していれば、ヴェローチェエラ・ショウナンラプンタよりも面白い存在だと思うにゃ。

(3)ヴェルトライゼンテ(想定オッズ12番人気 32.3倍)
3頭目はヴェルトライゼンテ!
今回、最大の惑星馬と思うのがこのお馬さん。
脚部不安と戦いながら、2年前のこのレースと3年前の鳴尾記念で重賞勝ちを収めているうえ、ダービーとジャパンカップで3着と実績だけなら圧倒的に最上位の存在。                                                                                            敵は自らの脚との闘いだけで、前述の鳴尾記念勝ちは1年5か月振りの出走で挙げたもの。今回も6月のエプソムカップ以来の出走。そのエプソムカップも1年2か月ぶりで9着と勝てはしなかったものの、勝ち馬レーベンスティールからは0.7秒差、3着シルトホルンとは0.1秒差とまだまだ重賞で通用する能力は見せていたところ、じっくり立て直して明け8歳となるこのタイミングで復帰。
陣営としては当然2年前に優勝した相性の良い舞台ということも踏まえての出走だろうし、ハンデ59.5㎏といえども2年前のこのレースを59㎏で勝ち切ったことを考えれば、端的に復調してさえいれば勝負になるはず。
天下のサンデーレーシングが8歳でも現役続行させているのはもう一花咲かせてドリームジャーニーの後継種牡馬になることも視野に入れて、何とかGⅠを取らせたいのかなという思惑もありそう。
正直、年齢的な衰えは出てきているかもしれないけど、展開不問での中京2200mは1勝2着1回の好相性の舞台。
陣営の執念が実るよう、期待馬の3頭目に挙げるにゃ。

3.まとめと予告

冒頭のとおり、1,2番人気想定のヴェローチェエラ・ホールネスは人気過剰気味と見ているにゃ。それなら3番人気想定のメイショウタバルのほうが魅力的。ヴェローチェエラを負かしたことのあるジューンテイク、ショウナンラプンタ相手に完勝した実績もあり、枠次第では楽に先頭に立って押し切る可能性も相当高いと思っているにゃ。
それ以外にも、ロードデルレイ、バトルホーン、キングズパレス、タッチウッドあたりは気になるところ。
特にバトルホーンは前走3勝クラスとは言え東京2400mを逃げ切っているのは高評価!番手でも競馬が出来るタイプだし、メイショウタバルの逃げを深追いせずにマイペースでレースが出来たら侮れ無さそう。
一方、人気しそうなロードデルレイは近2走デシエルトに完敗続き。そのうえ、2000mにこだわってレースに出てきたのが、ここにきて中京2200mなのが気になるところ。
タフなコースだけに400mの距離延長は猫的には不安要素。やや、底を見せてないか懸念も感じるだけに、あまり思い印を回すイメージは今のところないにゃ。

さて、考察はこれくらいにしておくにゃ。
当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてください。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。

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