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ローズステークス(GⅡ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数

1.牝馬三冠トライアル第2戦

秋競馬開幕から2週続けて組まれている秋華賞トライアル。
今週は西のトライアル、ローズS。京都競馬場改修の影響を受けていたため、去年、久しぶりに阪神競馬場1800mでの施行もつかの間、今度は阪神競馬場の改修により、中1年で再び中京2000mでの施行条件に。
Bコース代わりとは言え連続開催後半に差し掛かる中、だんだんと逃げ先行馬有利から差しも台頭しそうな馬場になっているのを前提に検討を進めていくのが良いと思うにゃ。

2.ローズステークス レース考察と期待馬3頭

猫的に、秋の三冠前哨戦は春のクラシック戦線である程度の実績を残しているか、夏に走っていたのなら、牡馬なら古馬3勝クラス、牝馬なら古馬2勝クラスで馬券内好走できるくらいのレベルが好勝負できる基準と考えているにゃ。実際には1勝クラス勝ち上がったばかりのお馬さんが馬券内に飛び込んでくることも多いので、そのあたりの実力の見極めが重要になってくるにゃ。
オッズはネットケイバさんの想定オッズを参考にしているにゃ。

(1)ラヴァンダ(想定オッズ11番人気 25.9倍)
日曜日の夜にローズS登録馬を最初に見渡した時、何頭か実力上位の部類と感じた中の1頭なんだけど、月曜日にネットケイバさんの想定オッズを見た時に一番妙味ありと感じたのがこのお馬さん。
今回の想定オッズ、フローラSで3着のカニキュルが3番人気想定なのに、2着と先着してるラヴァンダが11番人気とは違和感しか感じないにゃ。
人気を落としている原因はオークス11着と思うけど、オークスに関しては先行馬に苦しい展開の中、中団前目に付けてたうえ、最後の直線は伸びない内を選択した影響も受けていて、もう少し外なら6,7着くらいはあったと思うにゃ。その前に走った、フローラSは最後の直線で内側の狭いところをこじ開けてきての2着でかなり強い競馬だったし、その前のチューリップ賞では直線行き場をなくして殆ど追えずの7着と、能力はあるのにちょっとした展開のアヤで勝ちに恵まれていない現状。今回、Bコース代わりで中団前目に付けられそうな脚質は悪くなさそうだし、レガレイラ以外のクラシック出走組の実力差は大きくないと感じているので、そのようなメンバー構成と実績から、本当にこのオッズで買えるならまずは推しておきたい1頭にゃ。

(2)タガノエルピーダ(想定オッズ5番人気 12.8倍)
期待馬2頭目はタガノエルピーダ。
去年の朝日杯3歳Sで1戦1勝ながら3着に激走して大注目されたお馬さん。
その後のチューリップ賞では期待されながらも大外枠&稍重の馬場が影響したか直線伸びきれずに4着で桜花賞断念。
そして出走した忘れな草賞は8頭立てとは言え4コーナーで早くも先頭に立って押し切る強い競馬で勝ち切ってオークスへ。
そのオークスはいつものように前目に付けて大逃げした2頭から離れた3,4番手追走で展開的にはよさげだったけれど、直線で伸びない内目をついたのと、若干距離が長かったのか16着と大きな着順。
そして、ローズSを迎えることになったけれど、恐らく、距離短縮は歓迎と思われるし、何気に忘れな草賞好走馬とこのレースは相性が良くて、中京で開催された2年前の1着アートハウス、3年前2着のエイシンヒテンが該当。
中京コースも先行馬有利で内目の枠を引ければ好勝負に持ち込めそう。
そしてオッズも前走の着順で見くびられるなら、妙味がありそうな気がするにゃ。

(3)フレミングフープ(想定オッズ4番人気 10.7倍)
妙味という点ではちょっとイマイチだけれど、注目したいという意味で挙げておきたいお馬さん。
馬主が金子真人HDの超高額2億2千万円良血馬。全兄が2年前の東スポ杯2歳S2着で注目を浴びたダノンザタイガー。お兄ちゃんはその後クラシック戦線を脚部不安で出走することが出来ず、復帰後勝ち切れずではあるけれど、能力自体は高いお馬さん。
妹のフレミングフープは2歳秋のデビュー2戦で勝ち上がれず春のクラシックが終わった後に復帰して3戦2勝でここに参戦。注目は前走の御在所特別。
ローズSと同じコースのこの1戦、スタートで躓いて行き足付かず最後方からの追走となり苦しい展開。ジッと最後方の内目で我慢して4コーナーの出口で外へ持ち出すと上がり33.5秒の脚を繰り出して2着に0.3秒を付ける鮮やかな圧勝。
この時2着に退けたアクアヴァーナルがそこそこの実力馬で、2走前が今回も出走するチェレスタと接戦、ゆきやなぎ賞では青葉賞2着のショウナンラプンタ、夏の北海道で勝ち上がってきているヴェローチェエラ・ハヤテノフクノスケと好勝負しているので、少なくとも、ここに出てくる1勝クラス勝ち上がりの馬とはレベル感が違うとは感じるにゃ。

3.まとめと予告

と、期待馬3頭を挙げたけれど、能力的には皐月賞6着・ダービー5着と牡馬と互角のレガレイラが頭二つ、そこに桜花賞8着・オークス4着のクイーンズウォークが頭一つ抜けていて、残りの1枠争いが濃厚な一戦。
前哨戦であることを考えても、どちらも馬券外に飛ぶ可能性はかなり低いし、その他にもチューリップ賞2着セキトバイースト、3着ハワイアンティアレ、フローラS3着カニキュルと春のクラシック前哨戦好走馬も揃っていて、穴をあけるとしたらお台が高そうな1勝クラス勝ち上がったばかりのお馬さんより、春好走組のほうに期待しているにゃ。

いつものとおり、予想指数は当日午前中にアップするにゃ。
クラシック好走組がそのまま実力を見せつけるのか?期待馬が勝つのか?っそれとも伏兵台頭か?
この記事も、見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
秋華賞トライアル第2戦、みんなで楽しみに待とうにゃ。


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