エルムS(GⅢ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数
1.夏場最後のダート重賞
札幌開催も3週目、今週は夏の古馬ダート重賞エルムS。
意外かもしれないけれど、JRAのダート重賞は今週を最後に暫く行われず9/28のシリウスSまでの約2か月はオープンの主力どころは地方交流重賞が活躍の中心になるので、秋以降のJRA勢のダート勢力がどうなるか考えるときにかなり重要なレースになるにゃ。
ダート路線の再整備元年ということで、今まで通りの傾向で良いのか、それとも異なるのか考える要素はいろいろとあるけど、行われる競馬場は変わらないので、札幌ダート1700mの特徴を踏まえて期待馬を挙げていきたいと思うにゃ。
ちなみに、先週のクイーンSはこれと同じ週中の記事で期待馬1番手として挙げたコガネノソラが見事に優勝!猫は枠順発表後に本命をドゥアイズに変えて4着と悔しい思いをしたけれど、事前の期待馬としては中々良い目線だったと思うにゃ。
2.エルムS レース考察と期待の3頭
札幌ダート1700mは先週のクイーンS同様に1コーナーまでの距離が短くて基本は内前有利なコース。ただ、オープン特有の速い流れが生じるので、逃げというよりもその後ろの先行馬や中団前目の差し勢が好成績を残している感じの傾向にゃ。
今年は何が何でも逃げたいミトノオーが出走するのに加え、テーオードレフォン、復活したらもちろん絡んでくるだろうプロミストウォリアもいるので、ある程度前は速い展開になるので、逃げ勢よりその後ろに控えていそうなお馬さんから期待馬を挙げていきたいにゃ。
オッズはネットケイバさんの想定オッズを参考にしているにゃ。
(1)ユティタム(想定オッズ5番人気 13.3倍)
前走、アハルテケSでは1番人気を背負いながら10着と崩れているけど、このレース、2ハロン目に10秒台を計時するほど速い流れで先行馬が総崩れになったレースで、そんな中4番手追走して失速したもの。
この馬より前に付けた馬はさらに失速しているし、そもそも斤量59kgを背負ったうえで勝馬から0.9秒差で走り切ったこの馬はかなり健闘したといってもよく、度外視して良いと思うにゃ。
それと。大型馬らしく力のいる馬場のほうが戦績が良くて、良馬場だと4戦して2勝2着1回、唯一の4着はGⅠジャパンダートダービー。今週は札幌の天気も良くて良馬場で開催されそうだし、普通に走れば逃げ馬の後ろに付けて速い上がりを使ってくるこの馬にチャンスはあるはずにゃ。
(2)ペイシャエス(想定オッズ8番人気 24.8倍)
一昨年の交流GⅡ名古屋GPから勝ち星が遠くなってるお馬さん。去年のエルムSにも出走していて1秒差の8着と目立たず敗れているけれど、その後はOP・GⅢで勝馬から0.5秒差前後で走っていて流れ一つで勝ちを掴めそうなところには健闘できているので、流れ一つで浮上しそう。特に、着外に崩れたエルムSとポルックスSはそれぞれ59kg・60kgと重い斤量を背負っていただけに、今回背負いなれた58kgで出れるなら前走からの斤量的な目線では他馬より不利は無いだけに、前走のマーチSのように馬券内に飛び込む可能性は十分にあると思うにゃ。
(3)ヴィクティファルス(想定オッズ11番人気 42.9倍)
去年の秋にダート転向してあっさりと勝利を手に入れて、続く東海Sでも3着と転向後好スタートを切ったものの、3か月弱間を置いた平安Sでは行きっぷりが悪く14着、次走のアンタレスSではさらに行きっぷりが悪くなり15着とメンタルに何か起きたんじゃないかという走らなさ。
そこから中3か月開けてリフレッシュしての参戦となり、滞在競馬の今回は、気分一新という感じにゃ。元々の脚質は逃げ馬の後ろから先行抜け出しかマクってくるタイプだけにこのレースの流れは合いそう。
2走前のアンタレスSで2番人気だった馬が今回、このオッズで買えるなら馬券に入れる価値はあると思うにゃ。
3.まとめと予告
今年のメンツを眺めると、逃げそうなミトノオー・プロミストウォリア・テーオードレフォンに加え、枠順次第で逃げ争いに絡みそうなシルトプレ・ドゥラエレーデとスローペースにはなりにくいメンツのうえ、ドゥラエレーデは海外帰り、プロミストウォリアは1年以上の休み明けと不安要素を抱えている状況。もう1頭上位人気に推されそうなナチュラルハイはローテ的に厳しそうで、穴馬が入る余地は十分にありそうなレースと見ているにゃ。
期待馬3頭以外でもナチュラルハイに前走勝ってるサヴァ、ペイシャエス同様、近走重い斤量に堪えているベルダーイメル、速い流れに慣れていて距離をこなせば面白そうなフルムあたりもしっかり見たうえで馬券を組み立てていきたいと思うにゃ。
予想指数は当日9時から1R発送前位の時間にアップするにゃ。
今週は気持ちよく単勝的中目指して頑張るにゃ。
見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。