阪神カップ(GⅡ) レース考察と期待の穴馬
1.1400m最強馬決定戦!
中山大障害と並んで有馬記念前日の重賞として定着した阪神カップ。
JRAの芝1400mの重賞は牝馬限定の京都牝馬S含めて5つあるけど、最も賞金が高いのがこの阪神カップ!3つのGⅡのうち、京王杯SCとスワンSは優勝賞金5900万円のところ、阪神カップは6700万円と10%以上も高額。
それだけに、出走馬のレベルも高く1200mか1600mのGⅠ馬は毎年出走しているし、勝利までいかなくとも連対経験のある馬も多く、下手なGⅠよりもレベルが高い出走馬が集うレースにゃ。
特に今年はレベルが高く実績でのランク付けすると以下のとおり
【古馬GⅠ馬】
セリフォス(マイルCS)
マッドクール(高松宮記念)
ママコチャ(スプリンターズS)
【世代限定GⅠ馬】
シャンパンカラー(NHKマイルC)
ダノンスコーピオン(NHKマイルC)
【GⅠ馬券内orGⅡ勝利】
ウイングレイテスト(スワンS)
ウインマーベル(京王杯SC、阪神C、スプリンターズS2着、マイルCS3着)
エトヴプレ(フィリーズレビュー)
ダノンマッキンリー(スワンS)
トゥラヴェスーラ(高松宮記念3着)
ナムラクレア(高松宮記念2着2回、スプリンターズS3着2回、桜花賞3着)
マテンロウオリオン(NHKマイルC2着)
モズメイメイ(チューリップ賞)
レッドモンレーヴ(京王杯SC)
レイベリング(朝日杯FS3着)
ロジリオン(NHKマイルC3着)
何と、除外対象も含まれるけど16頭にGⅡ勝利かGⅠ3着以上の実績があったにゃ。これ、明らかにGⅠレベルの一戦ですね。
それも実力拮抗と見られていて今のところの想定オッズは1番人気でも5倍超と波乱含みと見られていて予想し甲斐のあるレースにゃ。
2.阪神カップ レース考察と期待の穴馬3頭
いつもの年の阪神ではなく、京都芝1400mとなる阪神カップ。
と、いうことは2か月弱前に行われたスワンSと全く同じ舞台!
となると、安直とは言えスワンS好走馬が一番の予想の軸として考えるのがやりやすくて、その上位馬と他の出走馬の比較で順列を決めていけそうにゃ。
まず、展開。逃げ候補はスプリンターズSで先頭争いを演じたウイングレイテストか逃げて勝ち上がってきたアサカラキングあたりが候補。
先団にはウインマーベル、マッドクール、ママコチャにモズメイメイあたりの先行馬が続いて、その後ろの中団にナムラクレア、セリフォス、ダノンマッキンリーあたりが付けて、後方にレッドモンレーヴ、トゥラヴェスーラ、オフトレイル、エイシンスポッターが付けるような態勢。
逃げ候補の2頭とも1400mの重賞で34秒台前後の入りで好走した経験を持っているだけにスローペースにはならなさそう。
そして、その前半34秒前後のペースは今年のスワンSと同じペース。
そのスワンSではゴール手前で差し追込み勢が間に合う展開だっただけに、開催が進んだ今の京都だと、さらに差し天国と化しそうなイメージにゃ。
そんな展開予想から猫が考える穴馬3頭は以下のとおりにゃ!
想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。
(1)ダノンマッキンリー(想定オッズ6番人気 10.7倍)
期待の穴馬1頭目はダノンマッキンリー!
猫がスワンSで本命に指名して見事優勝を届けてくれた思い入れの深いお馬さん。もちろん、思い入れが理由ではないにゃ。
まずは、冒頭1400m最強馬決定戦と見出しに書いたけど、ダノンマッキンリーの1400m実績が5戦4勝と準パーフェクトの成績。というか、1400m戦以外は馬券に絡んでないくらいこの距離のスペシャリストの戦績。
前走のスワンSも京都のお手本のような走りを見せていて、3~4コーナーの下り坂で加速を始めて直線は不利ないように大外に持ち出して追い出すとグングンと加速しての差し切り勝ち。
今回も前が同じようなペースでやりあうなら展開面も前走と同じようになるだろうし、ここも優勝争いに絡めると思うにゃ!
(2)トゥラヴェスーラ(想定オッズ12番人気 48.2倍)
2頭目も同じくスワンS出走組のトゥラヴェスーラ!
年が明けると10歳馬のこのお馬さん。
とにかく、末脚は鋭いのに出足が遅くていつも最後方付近を追走するのがパターン化。末脚にかけるレースをずっとしているけれど中々1着を取れていない現実にゃ。
とは言え、どれだけ堅実かと言うとオープン入りしてから30戦の内29戦は勝ち馬から1秒未満の差まで詰めてきており、展開がはまれば3着内に飛び込んでもおかしくないだけの実力はあるし、まだまだ衰えは見せていないとみたにゃ。そしてこのお馬さん、好走してもあまり人気が出ないのも特徴。
スワンSで首差先着したオフトレイルが10倍前後しかつかないのに、こちらは48倍と穴馬として買うには妙味ありの水準だと思うにゃ。
(3)ウイングレイテスト(想定オッズ11番人気 35.3倍)
3頭目はウイングレイテスト!
ペースが速くなりそうと書いておきながら逃げ候補のこの馬を指名するとは矛盾してるように見えるけど、去年のスワンSで見せたレースは前目から押し切った強い勝ち方!
この時はトウシンマカオが先頭を取り切っていたのを4コーナー出口でほぼ捉えそのまま脚を伸ばして後続の追撃を完封しての勝利。
今回の逃げ候補はどちらかというとアサカラキングのほうが前に立ちたいような実績だけに、逃げ馬の後ろを周囲にお馬さんが少ない状態で気分よく追走出来たなら、去年のスワンSの再現も十分ありそうだにゃ
3.まとめと予告
正直、どのお馬さんにもチャンスがありそうなマンバー構成。
ただ、有力馬がこぞって先行馬なだけに、もう1列後ろからの差し追込み勢からの台頭があるのが怖いにゃ。
さて、考察はこれくらいにしておくにゃ。
土曜日当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてください。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。