
京成杯(GⅢ) レース考察と期待の穴馬
1.ファウストラーゼンはいるか?
今週の日曜日の中山メインはGⅢ京成杯!
好走馬がクラシックに結びつかなかったイメージが強いレースだけど、この2年で様相一変!
一昨年の勝ち馬ソールオリエンスはその後皐月賞を制覇!ダービー・菊花賞も2着・3着と好走!その後伸び悩みを見せるも、去年の宝塚記念で2着に好走して古馬になっても活躍中!
そして、昨年の1,2着馬ダノンデサイル・アーバンシックがともにクラシックのダービーと菊花賞を制覇!特にダノンデサイルは暮れの有馬記念でも3着に好走!来週のAJCCにも出走予定で今後が楽しみなお馬さん。
そんなお馬さんが今年の出走馬に果たしているか楽しみですね?
一旦、全馬の前走VTRを見ているけど、想定上位人気のキングノジョー・ゲルチュタール・パーティーハーンはかなり能力高そう。
とはいえ、この時期の3歳馬にとって、スタート直後とゴール直前の2回の坂越えがある中山2000mは体力的にかなり厳しいレース。
暮れのホープフルSで単勝300倍越えのファウストラーゼンが腹をくくったマクリに出て3着に粘り切ったように、単純なタイム勝負だけではなく、長くいい脚を使えるお馬さんが好走するコース。
去年のコスモブッドレア、一昨年もオメガリッチマンと穴馬が馬券内に飛び込んでいたように、スピードがイマイチでも体力勝負で長くいい脚を使えるお馬さんが活躍する余地のあるレース。
今年のメンバーも上位の能力がありそうなのは間違いないけれど、レースぶりからは幼さも感じられ、付け入る隙は全然ありそう。
とういうことで、今週も固い決着ではなく好配当狙いで良いんではないだろうか。
2.京成杯 レース考察と期待の穴馬3頭
前走、逃げや2番手で好成績を残してきたのがタイセイリコルド・パーティーハーン・ミニトランザットあたり。
その後ろに人気を背負いそうなキングノジョー・ゲルチュタール・ガルタイア・センツブラッドあたりが続いて、中団以降にインターポーザーやコスモストーム、マテンロウムーヴあたりが続いていく様相か、、、。
先週の3日間開催のメインレースの上がりタイムを見ても、34~35秒台と早い上がりを求められる馬場ではなく、33秒台の実績とかはあまり考えなくて良さそう。むしろ、ダートも走れるようなパワーとそれを支えられる馬体の大きさが必要な馬場状況といったところ。
そこを踏まえて、今のところ、猫が期待する穴馬3頭は以下のとおりにゃ!
想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。
(1)マテンロウムーブ(想定オッズ5番人気 12.9倍)
期待の穴馬1頭目はマテンロウムーブ!
未勝利を勝った直後だけれど、勝ち方が非凡なところを見せていたのが期待する理由。
勝ち上がった条件は右と左の違いはあれど、坂を2回登る中京2000m。
10頭立ての小頭数のレースで後方9番手に控えて前半を進むと、3コーナーから外を回って進出。4コーナー6番手から外を回してゴール前差し切るという勝ち方。
ポイントは中京の3~4コーナーで外を回して勝ち切ったところ。
最近、いろいろなところで言われて知っている人も増えてきたと思うけれど、中京の3~4コーナーはスパイラルカーブで角度かキツイ上に下り坂のため、遠心力がかかる外回しは脚に負担がかかるわ、遠心力で距離ロスも生じるわで、実力差が大きくないと勝ち切ることが難しいコース。
そういう前提このお馬さんの前走を見ると強さが際立ってくるところ。
右回りが未経験ではあるけれど、中京でこの捲りが出来るのであれば、右回りさえこなせればかなり良い勝負になりそう。
新馬戦で負けた相手が朝日杯FSでも穴人気気味だった良血アマキヒに、マテンロウムーブ同様に2戦目で確りと未勝利を卒業したロジャリーマインと、レベルの高い新馬戦なのは間違いないところ。このレース東京2000mだったのだけど、マテンロウムーブは大外15番枠を引いてしまい、この相当不利な状況から3着に食い込んだのだから実力は応分にあると思えるにゃ。
鞍上が、去年の京成杯を制した横山典さんだし、注目しておきたい1頭にゃ!
(2)インターポーザー(想定オッズ8番人気 19.0倍)
2頭目はインターポーザー!
推す理由はマテンロウムーブと同じ理由。
こちらも2戦目で未勝利を勝ち上がったのはマテンロウムーブと同じだけど、2戦とも中京2000mに拘って使ったのが違うところ。
それ以外は2戦目の勝ち上がった未勝利戦の内容がかなり似通っていて、こちらは8頭立ての小頭数のなか、後方7番手に控えて、3~4コーナーで大外から捲るように上がっていって、直線抜け出しての勝利。
ホント、マテンロウムーブの前走と瓜二つなのだけど、2番手にしたのは出走馬の相手関係。
マテンロウムーヴは新馬戦で対峙した上位2頭が確りと勝ち上がっているけど、インターポーザーが出走した新馬・未勝利の上位馬は目立った実績を残しておらず、前走の未勝利戦、強い勝ち方ではあるものの、他のレベルが低すぎた、という可能性がマテンロウムーブよりもありそうな気がしての2番手。
ただ、未勝利の勝ちっぷり自体は強さを感じたのは間違いないので、調教等含めた当日までの情報を精査して最終判断したいにゃ。
(3)コスモストーム(想定オッズ14番人気 110.2倍)
3頭目はコスモストーム!
想定最下位人気と侮るなかれ。前走、初の芝レースで挑んだのが朝日杯FS。芝の実績がないから当然舐められていて、ファウストラーゼン並みの単勝297倍と全く注目されていなかったなか、前目からシブトク粘り込んで大健闘の8着!
このレース、アドマイヤズームの圧勝劇だったので、2着以下かなり離されたけど、よく見ると4着ダイシンラーから8着のこのコスモストームの5頭が0.2秒差内の接戦。
レースを振り返るとコスモストームは3枠5番から初芝とは思えないくらいスムーズに内の中団に構えていて、3~4コーナーでも内に潜んで直線へ。
残念ながら外に出そうにも壁が多く荒れた内馬場を選択することになり、8着どまり。
ただ、レース映像よく見ると本当に伸びない内側で必死の食い下がりを見せていて、同じ3枠で近い位置にいた良血アルレッキーノには悠々先着したところをみると、芝の適性も問題なくありそう。
何より、今回も登録している朝日杯7着ドラゴンブーストとほとんど差がない競馬をしたにもかかわらず、想定オッズがドラゴン23倍に対してコスモが110倍あるなら、どちらが妙味あるかは明白!
馬主が同じ昨年のコスモブッドレアよろしく、馬券内好走の可能性はかなりあると思うにゃ😸
3.まとめと予告
上位人気想定のキングノジョー、ゲルチュタール、パーティハーンは3頭並び立たずの可能性が高いとみているにゃ。
キングノジョーはレースっぷりから完成度が高く、中山2000mをこなせるかがポイントだけど、脚質的に前に行けるタイプで長くいい脚を使えるところから問題なさそう。
それはパーティハーンも同じだけど、前走、向こう正面で先頭に立っての逃げ切りという戦法を取っただけに、目標にされる分若干不利か。ゲルチュタールに関してはレコード決着となった葉牡丹賞を後方からマクっていってタイム差なしの2着と同じコースでレコードを叩き出したところから、適性は高いかもしれないけど、いかんせん、ズブさがあり、道中ずっと押しっぱなしだったのが気になるところ。
そんな状態でタイム差なしの2着がすごいと見るか、重賞だと通用し無さそうと見るか判断が分かれると思うにゃ。
さて、考察はこれくらいにしておくにゃ。
当日にはいつものとおり予想指数を午前中にアップするので参考にしてください。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。