プロキオンS(GⅢ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数
1.ヤマニンウルス登場!
毎週JRAを楽しんでいる競馬ファンならだれもが知ってるヤマニンウルスがいよいよ重賞初挑戦!
今回と同じ小倉ダート1700mで2着に4.3秒差を付ける衝撃のデビューをしたのが2年前の夏。体質面に弱さがあるため大切に使われてきて今年の1月にようやく4戦目の3勝クラスを4連勝で突破。
また暫く様子を見ていたようだけれど、いよいよ衝撃のデビューと同じコースで重賞初挑戦のこのレース。
否が応でも注目を浴びるため、現在の想定単勝オッズはネットケイバさんで2.0倍、実際には1倍台後半くらいとなるはずで、どう考えても馬券的妙味は無いお馬さん。
1ファンとしてはここも難なく通過してスター誕生!というストーリーが生まれてくれればと思うけど、馬券的には1ミリも美味しくない存在。2倍台半ばくらいまでなら軸にしてもと思うけど、1倍台後半なら他の馬から入る馬券を選択したいにゃ。
2.プロキオンS レース考察と期待の3頭
別定戦ということもありGⅡ勝利実績のある3頭が58kg、唯一の3歳馬ブルーサンが54kgなのを除けば全馬57kgでの出走となるこのレース。斤量的な優劣はあまり考えなくて良い組み合わせ。
注目のヤマニンウルスは逃げ馬の後ろに付ける脚質だけに、逃げ先行が揃っている重賞の速いペースに対応できるかがカギになりそう。
逃げ馬は3歳馬ブルーサンは濃厚、出走できればレガーメペスカあたりも行きそう。その後ろにヤマニンウルス始め、デシエルト・スレイマンあたりがつけて、中団以降にハピやヴァンヤール、グロリアムンディあたりの隊列か。
逃げ・先行組はヤマニンウルスを嫌が応にも意識する必要があるので消耗が激しそう。なので、一発あるとしたら中団より後ろから自分のペースに持ち込める可能性のあるお馬さんから考えると良いんじゃないかにゃ。
(オッズはネット競馬無料版を参考にしているにゃ)
(1)ブラックアーメット(想定オッズ8番人気 19.4倍)
期待の1頭目は4月に吾妻小富士OPを勝って参戦のブラックアーメット。
吾妻小富士OPは去年も勝っていて連覇。これでリステッド2勝目にも拘わらっず、このオッズで買えるのなら妙味を感じるにゃ。
終いの末脚を確実に使うタイプで、このレースも先行勢がやりあうような形になれば出番がありそう。
小倉実績は2戦1勝、1勝は2勝クラスを勝ち上がった3歳時の実績、残りの1戦は4着もその時の勝馬は今となってはGⅠ2勝馬のキングズソード!勝馬との着差は0.3差しかなく、展開が向けば重賞を勝てる能力はあると思うにゃ。
(2)ゲンパチルシファー(想定オッズ14番人気 140倍)
近走は結果が出ていないけれど、2年前に小倉で開催されたプロキオンSの勝馬。昨秋のみやこSでは5着しているけど、それ以外は全て着外かつ1秒以上勝馬から離されているので、狙いづらい面はあるけれど、小倉実績はかなりのもので、プロキオンSのほか、2勝クラスの勝ち上がりも小倉で、通算6戦2勝、2着1回、3着2回と6戦中5戦で3着内に好走しており、鞍上も小倉得意の団野騎手らなら狙う価値はあると思うにゃ。
(3)ハピ(想定オッズ3番人気 7.3倍)
まさかの天皇賞春参戦で話題を集めたお馬さん。主戦場のダートでは3歳時以来勝利は無いものの、重賞・オープンで12戦中2着4回、3着4回と堅実に走ってきているにゃ。
この12戦の中にはGⅠチャンピオンSでの3着もあり、このメンバーならかなり有力と思うにゃ。
頭での勝負は心もとないけれど、馬券の中には必ず組み入れたいお馬さんにゃ。
3.まとめと予告
期待馬として挙げた3頭は中団より後ろの位置取りを想定。
ヤマニンウルスを意識する逃げ・先行馬が体力的にきつい中、今回の距離より長めの実績を持つ差し馬のどれか1頭は馬券内に来ると想定しているにゃ。ただ、ペースが落ち着いてしまうと、スレイマンやデシエルト、ウェルカムニュースあたりの前に行く馬が浮上してくるのかにゃ。
いずれにせよ、ヤマニンウルスがどんな競馬を見せてくれるか。週末まで楽しみに待つにゃ。
予想指数は当日6/30の9時から1R発送前位の時間にアップするにゃ。
どんな構図になるか今から楽しみにゃ。
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