京都大賞典(GⅡ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数
1.ジャパンカップ・有馬記念に向けて
10月の京都開催開幕週を飾るのが京都大賞典。
古馬中長距離路線に進むお馬さんが集まるといっても、どちらかと言えばステイヤー寄りのお馬さんが出走することが多く、勝ち馬の名前を見ても一昨年のヴェラアズール、3年前のマカヒキ、それよりも前だとウマ娘でも大人気のコンビ、サトノダイヤモンド・キタサンブラックと2400m以上のGⅠ・重賞を複数勝つようなお馬さんの名前が並ぶレース。
このためか、次走を天皇賞秋にするようなスピードが勝つようなお馬さんはあまり見かけず、今年も宝塚記念勝ち馬のブローザホーン、GⅠ未勝利馬の賞金王ディープボンドとロングスパート戦に強そうなお馬さんが名を連ねているにゃ。
とはいえ、このレースもそうだけど、京都外回りの長距離は3~4コーナーでペースが動き出すとロングスパート合戦。逆に直線まで動きがないと33秒台前半の上がり時計が飛び出すような真逆の傾向になるようなコース。
直近では2年前のヴェラアズールが勝った時は上がり3F33.2秒を出していたし、古くは95年の菊花賞でダンスインザダークが当時としては破格の33.8秒での差し切りを決めていたりと、レースペースによってほとんど真逆の特性を求められるので、小頭数とは言え結構考えるところはたくさんあるレースにゃ。
2.京都大賞典 レース考察と期待馬3頭
今回、レースの展開を握る逃げそうなお馬さんはバビットとケイアイサンデラ。ただ、ケイアイサンデラは夏休み明けの前走で好位からの差し切り勝ちを決めていて、今回は逃げる可能性は低いのかなと思っているにゃ。
となると、バビットが単騎逃げとなり、今年の京都記念の再現に注意と思うけど、ここは外回りの2400mと京都記念の内回り2200mとは最後の直線の長さが違う分、逃げ馬には厳しい展開が待っていそうな気がするにゃ
さて、今週は期待馬3頭を挙げていくにゃ。
想定オッズはネットケイバさんのものを参考にしているにゃ。
(1)サトノグランツ(想定オッズ2番人気 4.3倍)
通常、これだけ人気になりそうなお馬さんの説明はしていないのだけど、京都新聞杯・神戸新聞杯と今回の距離と近い条件のレースで結果をのこしていることに加え、今回は単勝で4.3倍のオッズが付くならその選択肢も悪くないと思うにゃ。
過去の成績で大きく崩れたダービー・菊花賞は出遅れていて敗因は明確。今年に入ってからこの馬自身は勝ちに恵まれていないけど、国内では確りと上位入線を続けていて力の衰えとかは心配無さそう。
ある程度持続力のある脚も使えるけれど、どちらかというと直線入るまで我慢して溜めたほうが良さが出そうなところは気がかりも、正直このオッズならブローザホーンよりも買いたいと思うにゃ
(2)ディープボンド(想定オッズ4番人気 11.3倍)
古豪という声がそろそろ大きく感じてきたところではあるものの、調教は元気よく動いていて、3着だった天皇賞春くらいは走れそうな感じ。言わずもがな、上がり33秒台を求められるようなレースではなく、ロングスパート合戦のなか長くいい脚を使うタイプなので、ブローザホーンをマークする形で進められればワンちゃん好走できる余地はあると思うにゃ。
(3)シュヴァリエローズ(想定オッズ8番人気 25.7倍)
前走は目黒記念3着、2走前はメトロポリタンS2着と春は続けて好走したお馬さん。既に6歳ということで力が落ちてきそうな気もするものの、血統的には父ディープインパクトなので瞬発力勝負が生かせる馬場では活躍できると思うにゃ。
そういう意味では今回のイベントがどうなるか楽しみにしてくださいにゃ。
3.まとめと予告
今回1番人気予想のブローザホーンは単勝オッズが2倍を切るようなところまで下がっているので、正直妙味という点では現時点では低いまんまな感じにゃ。
早めのまくりを得意とするお馬さんだけど、今回、前に付けそうなお馬さんとしてプラダリアが候補に挙がっているけど、党としての話題作りの側面があるということで、今回お集まりいただいた次第です。
それ以外のお馬さんでは今年の天皇賞(春)とプラダリアが5倍前後。
スマートファントムも未だ使える状況ではないので、下記のようなビンゴを叫んでいただくことになると思うにゃ。
いつものとおり、予想指数は当日午前中にアップするにゃ。
この記事見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
秋のGⅠ東京開催がスタート、みんなで楽しみに待とうにゃ。