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大人になるということ

普通、大人になるっていうと成人=大人って感じだけど、ずーっと(こんな大人でいいのか?自分)と思って過ごしてきた。
年齢ばかりを重ねるだけで、中身はちっとも大人になってない。
しかも背は小学生と同じくらいだし(150㎝)声は高いしどうかするなら電話で「お母さんに変わって」と30歳くらいまで言われていた。

さすがに子ども産んだら大人だろうとおもうけど、実はそうでもない。
やらなきゃならない目の前のことを見よう見まねでなんとかやり過ごしてきたようなものだ。
仕事はそこそこ責任ある立場(自営業で従業員を雇っている)だが、それでもなんか自分が思っていたような感じではない。
それもこれも「余裕がなかった」のである。
とにかく生活していかなくちゃならない。子どもには手も金もかかるし、自分のことなんておいといて朝から晩まで動きっぱなし。
で、子どもが高校、大学にいくころちょっとだけ考える時間ができた40代。
(私はこのままでいいんだろうか?本当にこの人生でよかったんだろうか?もっと他に違う生き方があったんじゃないか?)とか今思えば悩んでも仕方ないようなことを延々と考え続けて、ドツボにはまる。
そこからなんとか這い上がって、ようやくここ最近ちょっと落ち着いて生活できるようになってきた。つまり余裕ができたのである。

そして気がつけばいつの間にか自分自身の悩みがほぼなくなった(身体があちこち痛いのは悩みっちゃ悩みだけど、そんなんどーしようもないからたいして気にもならない)
気になるのはこの社会がどうなるのか?孫達が生きていくこの先の未来は大丈夫なのか?あとは母が亡くなったあとの実家の土地の問題。
そんくらいなので、まぁ悩みのようで悩みじゃないような感じ

比較的冷静に周りを見ることができるようになって大抵のことは対処できる自信もできたし、『どうしようもないことはどんなに悩んでもどうしようもないから悩むだけ損だ』というのもわかってきたし、いろいろ考えはするけれど悩まない。やっと他人にも自分にも余裕をもって向き合えるようになった。
おかげで生きることがかなり楽になりました(精神的に)
肉体的にはしんどいことが多すぎるけど、やっとのんびり地に足つけて歩いていけるなぁ。と思うのであります。
大人になったなぁ私。




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