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自信とは何ぞや
物心ついた頃から今まで「自信」という言葉に無縁で生きてきた。
褒めてくれる人がいても、なんかわざとらしくて
「無理して褒めなくていいよ。
褒められることなんか一つもないんだから。」
と思ってしまっている。
私の代名詞は
「しょうもない子」
「どうせダメ子ちゃん」
改めて文字に書くと、よく口から出せたな〜こんな嫌な言葉!と思う。
褒めて育てて欲しかったとは言わないが、わざわざドブさらいして見つけてきた言葉だよな、こんなの。
幼い頃から、周りの大人や同年代の子達に言われまくったんだから、自信なんかカケラまで粉々である。
特に優秀な姉上がいたせいで、小学校の頃は、先生から同級生から同級生の親から、まぁ色々言われた。
「お姉ちゃんは宝石だけど、妹はゴミ」
「お姉ちゃんの真似したって所詮はクズの作品(図工の工作)」
「本当は拾われっ子だろ?全然似てないし」
今の時代にこんなこと言おうもんなら、ハラスメントで訴えられるだろうけど、昭和の古き時代の話だから。横行しまくっていた。
大人になってバイトしても、就職しても、言われることは変わらなかった。
「使えないゴミはおとなしくゴミ袋に入っとけよ」
「あんた如きが実力とかいうな生意気」
「お姉さんは立派なのにね〜」
確かに、姉上は現在起業して社長やってるよ。同じシンママでも、あちらは死別でこちらは調停離婚。言い方は悪いが姉上の方が美談になりやすい。
そのせいで、いつまでも
「お姉ちゃんは旦那さんを早くに亡くして、子供3人も育てて大変な思いしてるんだから、労わってあげなさい」
と言われてしまう。
へ〜へ〜。すんませんね〜。優雅に主婦しといて、一人っ子が育ったのをいいことに調停離婚なんかして。
私は22年間夫に
「ゴミ嫁」
「ダメ嫁」
「パラサイト嫁」
「クズ嫁」
と毎日のように言われて、体の部品を何箇所も失くしてしまったけど、それは一般的に「苦労」には当たらないらしい。
もっと大変な思いをしてる人は山ほどいるからだそうだ。
離婚する直前には義両親から
「ボロ雑巾のようにぐちゃぐちゃボロボロになって泣き叫びながら私たちに土下座して、道端で死んでいく姿を見せてくれ」
と言われた。
そんなことしたら、皆様にご迷惑ではござ〜ませんこと?ほほほ
そんなふうに生きてきたから、私のことを馬鹿にされても何も感じない。
娘ちゃんを馬鹿にされたら怒り心頭どっかーーーん!!だけどね。
「自信」てどうやったら持つことができるのか、全然わからない。
そもそも、なぜ何かを始める時に絶対的な自信を持って始めなきゃならないのか疑問だ。
「大丈夫!君ならできる!自信持って!」
いやあのね、あなたさまは私の何を知ってるのかな?
そういうこと言う人に限って、本当にできてしまうと、必死で叩き潰しにかかるから笑える。
「自信」て一体なんだろう?
「自己肯定感」てなんだろう?
多分、私には一生疑問のままなのではないだろうか。現時点では。
答えが見つかるといいなと思いつつ、いろんな文章を読み漁る日々である。
今回はこれにてドロン。