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【百合OL】巨乳の先輩と貧乳の後輩。「episode18.“二乳”2人のエース」

episode18.“二乳”2人のエース


志織「さぁ、例の新プロジェクトを見せてもらおうかしら」

志織は微笑みながらオフィスを見渡した。

さ「うん、じゃあ私のデスクで資料を見ながら説明するわ」

さりなは自然な仕草で志織を案内する。その後ろをついていく彩花は、志織の堂々とした立ち居振る舞いに圧倒されそうになっていた。

(北沢主任と同じ長身……でも雰囲気は違う)

志織はクールで落ち着いているが、時折見せる微笑みはどこか柔らかい。しかし、視線の奥には鋭いものを感じた。

さ「新プロジェクト関連の資料はこのフォルダにまとまってるわ」

さりなが自分のデスクに座りながら説明を始めると、志織はさりなの斜め後ろでデスクに腰掛け、パソコン画面を眺める。

志織「へぇ、さすがね。整理も完璧。私の店舗の人達にも見習って欲しいものね」

さ「ふふ、当然よ。私は新宿店のエースだから」

志織「そうね。でも、私だって負ける気はないわ。同じエースとしてね(神奈川店エース)」

冗談めかした言葉の中にも、静かな闘志が宿っていた。

その様子を横で見ていた彩花は、2人の間に漂う独特の空気に言いようのない緊張を感じた。

(この人……北沢主任に対してライバル意識がある?)

そんな考えが頭をよぎった瞬間、志織がふと彩花の方を向く。

志織「あなたも他人事じゃないのよ?」

彩「えっ、あ、はい! もちろんです」

志織はふっと微笑んだ。

志織「そんなに固くならないでいいわよ。エース北沢主任の後輩って、大変じゃない?」

彩「えっ、大変……?」

思わず彩花が聞き返すと、さりなが口を挟んだ。

さ「ちょっと、それどういう意味?」

志織「そのままの意味よ。あなた、後輩には手厳しそうだから」

さ「そんなことないわよね、彩花?」

突然話を振られ、彩花は目を瞬かせた。

彩「え、えっと……その、厳しいというより……」

志織「ふふ、いいのよ。私は正直な感想が聞きたいだけだから」

志織が優しく微笑む。しかし、その言葉の裏には何かを試すような意図があるように思えた。

(この人……やっぱり北沢主任を意識してる)

彩花は、さりなと志織の間に何か特別な関係があるのではと勘ぐったが、2人はあくまで落ち着いた表情を崩さなかった。

志織「まあ、せっかくだし、ランチでもご一緒しましょう?」

志織の提案に、さりなは微笑んだ。

さ「いいわね。彩花もいいでしょ?」

彩「えっ、あ、はい……!」

彩花が戸惑いながらも頷くと、志織は満足げに微笑んだ。

志織「決まりね。行きましょう」

こうして、3人のランチタイムが幕を開けるのだった——。

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