
チャンミDIRT(中京ダ1800)オープン初期考察
どうも、パルルと申します。6月チャンミが終わり、千直の仕様が変更され、新シナリオの追加と慌ただしいですが、ひとまず8月チャンミ(中京ダート1800m)の情報でも整理しようかと思います。
まだ試作個体やルムマ等を回していないので、あくまで初期考察、簡単なデータ整理から考えた内容になります。
コースの特徴からの考察
U-tools様のコースデータを参照しています。
・コース補正 スタミナ
オープンならスタミナ601を確保して補正を活かしましょう。というか普通に走り切るためにそれくらいは必要ですね。余談ですがグレードだとスタ867とか目指すんですかね?多少スタ因子盛れば届きそうですが、素直にスピパワあたりに回したほうが強そうな気もします。
・0~50m 上り坂
ダービーと同様スタート直後に上り坂があります。コース全体で上り坂が2つしかないことから、バリキを発動させることで差しは50%の確率でPDM解除を起こすことができます。
以下スキルシミュレーターを利用し獲得距離を計算
(https://t.co/RpwJPQZgCS)
バリキPDM解除最速 6.12m
バリキPDM解除最遅 2.79m
地固め単体 0.44m
地固め(バリキ最速前提) 2.13m
地固め(バリキ最遅前提) 1.52m
しかしバリキPDM解除前提で再PDM突入がほぼ確定のため額面通りの収益ではなさそう。ウマ好みや溢れる情熱、序盤巧者、直線スキルなどでケアしたい。
ただしウマ好みは想定される分布的に発動条件が怪しい、序盤後半スキルは手遅れの可能性があるため、PDM解除を維持するのは難しそう。
詳細な計算はできていませんが、バリキ解除単体では再PDMを考慮すると収益どころか損益になる可能性すらあります。
大逃げを採用することで多少は再PDMがマシになるかも?
通常逃げの盤石先手前提で計算したので、新たな序盤加速が追加されれば更に変化する可能性あり。
少なくとも脳死で採用してよいとは言えないスキルでしょう。
・逃げの序盤加速
スキル 評価点 獲得距離 スコア
盤石先手 875 9.36m 4.36
先手地固め 584 7.85m 5.48
盤石先駆け 747 8.38m 4.57
直角◎ 288 1.62m 2.29
※先手地固め前提
スキル 評価点 獲得距離 スコア
地固め→盤石 291 1.51m 2.13
マイル版ロケスタ 367 2.23m 2.48
スコアについて詳細は省略しますが、ここでは評価点効率のようなものだと認識してください。(オープンの基礎考察で触れる予定)
マイル版のロケットスタートが実装されるのであれば、ロケスタ+先手+地固めがベストでしょう。(ダービー環境での計算結果を参照しながら、序盤加速の価値の上昇を考慮)
先手地固め前提の盤石は獲得距離が直角◎と同程度です。この場合は対面逃げとの序盤争い、その後の追い抜きによるコーナーロス等を考えれば、盤石>直角◎なのは明白かと。
つまり現状では、逃げの序盤加速は盤石先手が無難です。
・直線1 0m~270m / コーナー1 270m~ / 序盤 ~300m
逃げの斜行セット(ポジセン&危険回避)に関しては、序盤の終わりからコーナー入りすることを考えると内側に戻ってこれないリスクがそれなりに存在するように感じます。
アドバンテージはあるものの、他の直角や中盤速度を潰して入れるかは諸説かと。
また今回のコースでは70m~270mがいわゆるレーン移動不可区間となっています。(レーン移動において通常モードで固定される区間のこと、レーン移動ができないわけではない)
したがって序盤速度スキルが無効あるいは効果が減衰する可能性があります。また4月の阪神マイルと違って中盤に直線があるため、序盤の順位が変動しやすいこともあり、序盤速度スキルの価値はやや低下しそうです。
・中盤
中盤スキルや中盤後半スキルはざっくり50%の確率で直線で発動するため、それなりに追い抜きを期待できます。
加速区間に被る可能性やコーナーロスを考慮すると、直線◎orコーナー◎は直線の方が良さそう?
・下り坂 825m~1425m
コースの中間付近から終盤半ばまで続く長めの下り坂です。
恐らく一般的には「下り坂が長いほど賢さの価値が上がる」と考えると思います。これは間違ってはないのですが少し誤解が生じる可能性があります。
下り坂モードの仕様を考えて欲しいのですが、下り坂走行時n秒経過時点での下り坂モード突入率はnが大きいほど増加し、その増加率は減少していき、やがて賢さに依存した一定の値になります(確率漸化式的に考える)。したがって下り坂モード関連での賢さの収益は走行時間が短いうちほど賢さへの依存が強く、ある程度の走行時間を超えると賢さへの依存が弱くなります。
今回のコースは下り坂が終盤まで続くため、下り坂接続などややこしい要素を含みますが、下り坂の長さと賢さの価値は単純な比例関係ではないということだけでも理解してもらえればと思います。
つまりオープンで下り坂長いからと言って賢さ1000以上とか盛っても、期待するよりは影響小さいよってことです。
話を中京ダートに戻しまして、下り坂接続がそれなりの確率で見込めることからシミュレーター上での加速の収益は実際だともう少し減る可能性が高いです。ほんのり頭に入れておくとスキルの評価をするのに役立つかも?
・終盤加速
有力加速候補
アンスキ 1位 最速
紅焔ギア 1位~5位 最速
彼方 5位~6位 最速
アナボ 6位 最速
とまこまい 3位~4位 最速 ※継承だと0.07加速
嫁ファイン固有 2位~4位 最速 ※本体0.1加速/継承0.07加速
咲け咲け 3位~4位 ※50m手前置き加速
逃亡者 1位 4角ランダム
ハイボル/鍔/乗り換え/切れ味 終盤前半ランダム
豪脚/最前列/意気込み十分/急浮上 終盤ランダム
電光石火 5位~9位 追い越しモード
コンドル 4位~7位 追い越しモード
・その他気になるスキル
コール&レスポンス 確定中盤速度+実質終盤前半現在速度
トキメキハート 終盤前半現在速度 加速補助/コーレスのトリガー
スリセ起動ミラクルラン 接続する 加速部分も少し残る
ワクワク起動〃 理論上最速加速 スリセの保険?
品行方正 接続率高め
各脚質、編成考察
・1~5位でギアやハイボルが使える
・加速開始が4角のため外回りロスが発生しやすい
・前が加速を多く持っているため、電光石火が発動しにくい
・ポジキ後のロング下り坂は中盤圧縮理論の応用で逃げ有利に働く
以上を考慮するとかなりの逃げ環境に見えます。
現状での私の各脚質評価は
逃げ:★★★★★
先行:★★★☆☆
差し:★★★☆☆
追込:★★☆☆☆
環境が逃げに流れるほど先行差しは苦しい状況に追い込まれるでしょう。しかしながらアナボ彼方が使えることも考えれば、差しにもそれなりの役割がありそうに感じます。バリキ解除後のPDM問題は慎重に検討する必要がありそうですが…。
また、先行も咲け咲けが使えるため特定分布に対する回答にはなり得ると感じています。追込は…現状利点が思いつきませんね。とはいえ差しで良くね?とされていたダービー環境の追込も役割がありましたので、何かしら役割が見つかるかもです。
・強そうなキャラ
そもそもダートで走れるキャラが少ないので、ダートと逃げ適正あるだけで偉いんじゃないんですかね?
リッキーは間違いなく強いでしょう。赤マルも同様、魔改造だけど逃げクリオとかもやれそう。というかクリオは全脚質やれるでしょう。
ダート条件は使えるキャラが限られるor魔改造なので出せるキャラでなんとかしましょう。
・編成
とりあえず逃げ2で良いのでは?
逃げ3、逃げ2先行1、逃げ2差し1、大逃げ1逃げ2など
ダート逃げ少ない方は逃げ1先行2とか、先行2差し1とかですかね?
大逃げが有効かは不明。そもそも魔改造なのであまりやりたくない。
ダービー同様、逃げor差しで多数決に勝った脚質が有利に見える。先行はその中間だが封殺リスクがあるのがどこまで響くか。ダービーよりはやや逃げ寄りに環境が推移しそうではあります。
・因子周回
全脚質ギアは使うと思うので、赤マルで周回しておくのが良さそう。次点でバルカローレやヴォードヴィルなどの終盤すごく固有。白因子は左回り、夏ウマ、胸の高鳴り、品行方正、心弾んで、その他直角◎やリッキー用の緑スキルなど。
ちなみに交流重賞や小回りは無効である。そのためコパの緑集めがそこそこしんどい。左、夏、良馬場、晴れ、コツに@1非根幹や中京、伏兵あたりか。
目標ステータス
収益を計算したわけではないが、何体か試作案を組んだ感覚だと
1150~1200/601↑/900/~600/850~900
大体これくらいのイメージ
最後に
ひとまず環境初期ルムマがどのような傾向になるか楽しみです。差し過多になった場合に熟練した逃げ軸が勝てるのかどうか、バリキをどう評価するかなどが疑問点ですね。また、マイル版ロケットスターの実装の可能性もあるため、本格的な逃げ育成は少々様子見がありそうです。チャンミであれば雑にコパと赤マルで勝率8〜9割程度は担保できそうですが、突き詰めた結果の大会環境がどうなるか、逃げ過多に対して逃げ以外の回答が生まれるのかなど興味は尽きません。
軽い内容と言っておきながら少々難しい話を挟んでしまいました。チャンミ用の攻略記事ではなく、情報や私の思考整理も兼ねているためご理解ください。