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vol.84〈尾行〉

またこのnoteの愛読者さんから「その話…ホントですか?」と聞かれるようなお話ですが…

私のエロ仲間の男性のお話です。

彼の年齢は40代後半で、名前をW君と言います。

W君は、8年ほど前に奥さんの浮気が原因で離婚をしました。

そして現在は大好きな彼女と一緒に暮らしています♡

この物語は、巷でよく言われる、

「妻の下着が派手になってきた!」

という事を目の当たりにし、妻の浮気を疑い始めた事から始まります。

結婚して約13年、子供さんには恵まれなかったが、結婚生活はそこそこ上手く行っていると思っていたW君。

奥さんにセックスの誘いを断られた事も無かったW君ですが、その下着の変化を意識し始めた頃から、少しずつ奥さんに変化が!

『ちょっと疲れてるの』とか…

『職場で嫌な事があって、今そんな気分にはなれないの』とか…

何かと理由を付けて、徐々にですがW君からの誘いを断るようになっていったらしいのです。

それと同時に職場で仲の良い同僚女性と飲みに行ったりする?…事が多くなってきました。

その仲の良い同僚女性は、家にも遊びに来た事があったので、特に疑いもしませんでしたが、あまりにも外出が多いので、少し奥さんに小言を言った事もありましたが、それを振り切ってまでも外出をするのです。

次第に奥さんは、W君からのセックスをほぼ断るようになります。

半年くらいモヤモヤ期間は続いたのでしょうか?

そしてその日はやって来ました!

いつもは、仕事の帰りに、

「◯◯さん(その同僚女性)とそのまま飲みに行くから」

と、いう事が日常茶飯事になっていたのが、ある時珍しく、“一度家に帰って来てから出掛ける” という日があったのです。

ほぼ確で妻の浮気に疑いを持っていたW君は、衝動的に、

「ホントにあの同僚女性と飲みに行っているのか? 尾行するなら今日しかないな!」

と思い、こっそりと奥さんの跡をつける事にします。

何処かで相手の男性の車に乗り込まれたら、ドラマのように直ぐにタクシーを止められるのだろうか?
そして、その場に遭遇したら、自分は先ず何をしたらいいのか?
など色々と不安に思いながら尾行していたが、運よく地下鉄と徒歩で尾行が出来ました。

名古屋の人なら分かると思いますが、“新栄町”という地下鉄の駅の周辺にはラブホ街があります。

2番出口を出た地上には、某有名チェーン店のカフェがあるのですが、そこでW君はついに現場を目撃します。

やはり、推測通り奥さんは男と会っていたのです!!💦

しかも、かなり若い男と!

でも、ただ単にお茶してるだけかもしれないので、一旦冷静になり、店の外で二人を見張ります。

そして数分後、その男と奥さんは、腕を組みながら店を出て、そのまま歩いて直ぐ近くのラブホへ入って行きました。

ホテルの名前を聞いたら、私も性感マッサージの仕事で何度か行った事があるラブホでした。

W君は慌てて、
「やばい!とにかく証拠を押さえなくては!」
と思い、スマホで何枚も何枚も写真を撮ります。

ヨシ!これで証拠を押さえたぞ!

と思い、路地に立ち止まって今後の事を色々と考え始めたのです。

さぁ! 物語の第二章はここから始まります!

フッと後ろを見ると、同じようスマホを片手に持った女性が居たのです。

W君は、自分が証拠の写真を撮っている所を見られてしまった事が、「自分はもしかしてマズイ事をしている?」…と勘違いしたのか?

「いや、違うんです!」

と言うと、その女性は、

『貴方は探偵さんですか?』

と聞いて来たそうなんです。

W君…「いえ、私は今ホテルへ入って行った女性の夫です。浮気の証拠を掴む為に跡をつけて来て、ホテルへ入る決定的な所を隠し撮りしただけなんです」

女性…『そうなんですね!じゃ、私と同じ立場ですね!』

W君…『えっ!もしかしてあの男の奥さんですか?』

女性…『いえ、まだ結婚はしてませんので、妻ではなく彼女という立場なんですが、今は半同棲中で、最近彼の行動が怪しくて、浮気してるんじゃないか?と思って、今日は勇気を出して彼の跡をつけて来たんです』

W君…「あっ、そう言う事なら、ほぼ同じ立場ですね💦」

W君は、奥さんの浮気を疑い始めた頃から、奥さんへの愛情も段々と薄れ、今はもう「やっぱりか!」という確証が取れた事で夫婦生活の終演を迎えた感覚。

心の片隅に離婚の二文字がチラついていたが、今回の事で決意をしたのです。

開き直ったW君は、目の前の女性に対して、『ちょっとそこのカフェでお茶しませんか?』と誘いました。

男の跡をつけて来たその女性も、半ば諦めていたのか、ヒステリックにもならず、
「そうですね!なぁ〜んか私も馬鹿みたい!あんな男…もういいや。少し愚痴ってもいいですか?」

と言って、先ほど奥さんと男が待ち合わせしていたカフェに入りました。

そしてその数日後…W君は離婚しました。


さて皆さん!

冒頭に書いた文章を思い出して下さい。

『そして現在は大好きな彼女と一緒に暮らしています♡』

そうです!

その「大好きな彼女」と言うのが、この時の女性なのです!!

まだ籍は入れてませんが、今は幸せに一緒に暮らしています。

人生、どこでどうなるか分かりませんね(笑)

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