vol.85〈特許申請を試みた〉
今思うと、ホントに多くのエロ仲間のおかげで、楽しい人生を過ごせたり、仕事面で色々と協力してもらった事が色々と思い出されます。
ハプニングバーを経営していた頃、突如として私の前に現れた男性会員のUさん…
当時、パチンコ屋さんを6店舗と中古車販売店を3店舗経営されていたUさん。
Uさんは、ある特許を持っておられた為、その【知識の豊富さと経験】を頼って、東京の特許庁へ行った時のお話です。
あっ、そうそう!
ブラジル人女性とセックスした時に、その女性の騎乗位のあまりの激しさに、肋骨にヒビが入ってしまったエピソードをお持ちのUさんです(笑)
何故、特許庁へ行ったかと申しますと…
その昔…私が考案したアダルトグッズで特許が取りたくて、一緒に調べに行って貰ったのです。
特許庁へ行く前に、Uさんと一緒に喫茶店に寄って、私の商品構想を聞いて貰いました。
先ず説明しないといけないのは、アダルトグッズには、大きく分けて3つの種類があります。
ローター系、バイブ系、ディルド系です。
ローター系でも、皆さんがよく目にする物が、その昔…ピンク色で発売された為、「ピンクローター」という名称で一気に知名度をアップさせた商品があります。
その後、カラフルな色やスケルトンが発売されるようになってからも、何故かあの形の物の全てを「ピンクローター」と呼んでいた無知識な奴も居ました💦
で、そのローターを使う時の事を想像してもらいたいのですが、ゆで卵をもう少し押し潰した感じの細長い楕円系の振動する部分があります。
そして、そこからコードがあり操作部分へと繋がっています。
操作部分と言うのは、スイッチを入れたり強弱を調整する部分の事です。
男性なら直ぐに理解してくれると思いますが、女性がベッドに寝て居る時に使用する時は何の問題も無いのですが、女性が立っていたり、車内や野外で使用したりする時は、振動する部分を右手に持ち、操作部分を左手に持つと、両手が塞がってしまいます!
かと言って、振動する部分だけを持ち、操作部分を離してしまうと、ブラ〜ンとなったり、引っ張ってしまったりして邪魔になったり、或いは故障の原因になります。
なので、私が考案したのは、、、
振動する部分を右手に持ち、操作部分を同じ右手の手首に脱着出来る様に考えたのです。
そうすると、操作部分が右手に固定され、振動部分と操作部分がコンパクトに一体化される事により邪魔にならず、そして何が一番良いかと言うと、左手が自由に使える事になるので、左手で色んな他の事が出来るのです♡
そんなような事を、実際のローターを持って行って、Uさんに力説したあと、そのローターをカバンに入れて特許庁へ向かいました。
受付で住所と名前を書き、入庁しようと思ったら、なんと!手荷物検査があり、カバンの中を見せて下さい!と言うのです💦
先に入ったUさんのカバンの中を係員が覗いています。
私は、咄嗟にカバンの中にあるローターを、底敷きの下へ素早く隠し、無事にローターが見つかる事なく中へ入る事が出来ました(笑)
そしてUさんと一緒に、私が考案したその案件が、既に存在しているのか?
もしくは特許出願中になっている物は無いか?
等々を、分厚い資料を手に取って閲覧しました。
確か、2時間くらいだったと思いますが、隅から隅まで調べた結果、類似品も無かったし、特許出願中も無かったので、これでイケる!!と思い、直ぐに地元の知り合いの弁理士にアポを取り、翌日伺う段取りをしました。
ちなみに…弁理士とは、知的財産に関する国家資格を有する専門家で、発明や考案、意匠、商標などの権利化や紛争解決などを行う人の事を言います。
そして、見るからにお堅い雰囲気の知り合いの弁理士の前でローターを出し、ローターの使い方を説明し、
「多分、あまりよく分からないですよね?」
と質問すると、
『まず申し上げたいのは、こういったアダルトグッズ系の案件でお見えになったのは、私がここを設立してから林さんが初めてです。
で、林さんが真面目に話して下さったので、私も正直に話させてもらうと、私も男ですから、妻との行為の時にオモチャは使った事はあります。
で、今の林さんの話を聞いて、「なるほど!それは便利だな!」
と思いました。
これはイケるかもしれませんよ!』
と太鼓判を押して下さいました!
そして2週間程が経過した頃に再訪問すると、以外な答えが帰って来ました。
実は私が考案した物は、手首に脱着する部分の部材が、反射鏡と呼ばれる蛍光の物で、夜になるとそれが光り、車を運転する人が歩いている人に対して存在を確認する事が出来、事故防止に繋がるものなのです。
その形状は、普段は30cmの定規のように真っ直ぐになっているのですが、パキッと衝撃を与えると手首にクルクルッと巻き付けられる仕組みになっているのです。
で、結論から言うと、当然ローターは既に存在している物。
そしてその反射鏡も既に存在している物。
存在している物と存在している物同士を使って作る物に関しては、特許を取る事が出来ず、「商標登録」という物になるという事でした。
私は、それでも良いと妥協しながら、今度は知り合いの金型屋の社長の所へ行き、また一から新商品の説明を力説しました!
社長も、「これは面白いね!」と言って下さいました。
が、しかし!、、、、、、
『ですけどね林さん…』
と口火を切り、説明してくれました。
『たった1個の試作品を作るにも、先ずは金型が必要になります。
初めて作ったものが完成品になる確率は極めて低く、世に出される色々な商品の多くは、試行錯誤しながら失敗を繰り返し繰り返し、練りに練られてようやく世に出て来るものなのです』
そして数日後、見積もりを出してもらったのですが、例え友達価格だとしても、とても私の手に負える金額では無かった為、やむを得ず断念してしまったのです(ノД`)シクシク
そしてもう一つ断念した決定的な理由は、もし私がお金を積んでその商品が完成したとしても、そのあとに他の業者が真似をして同じ商品を作って発売した時、普通の一般的な商品なら特許侵害等で訴える事になりますが、このアダルトグッズの業界においては日進月歩が激しく、次から次へと新しい商品が出ては消え、出ては消え…の繰り返しなので、その裁判にかける時間やお金が勿体ないという結論に至ったのです。
なので、未だに私が考案した物は商品化される事は無く、まだ世に出てない…というのが現状です。
どなたか、ある程度出資をして下さるのであれば、商品化実現に向けて動き出せるのですが…(笑)
中々難しいですね😢
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