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NFT自販機から見るUX・ユーザ体験

[伝わりづらいNFT]

NFTは目に見えずなかなか一般の方々にはなかなか概念やどんなものかなかなか伝わりにくいそんな中 NFT自販機が個人的にユニークで面白いNFTの広め方だなと思ったので紹介していきます。

NFT自販機とは

松田将英さんによるNFTプロジェクト《THE LAUGHING MAN》

新宿・歌舞伎町のアートスペース「デカメロン」に突如現れた自販機
こちらはアーティスト・松田将英さんによるNFTプロジェクト《THE LAUGHING MAN》
松田はこの前代未聞の試みについて、「ニューヨークで発表されたNeonの自動販売機の事例を参考に、NFTに興味のない人やウォレットを所持していない人でも参加できるよう設計した。より多くの人にNFTやWeb3の思想を体験してもらいたい」と語っている。価格は1000円。

美術手帖「NFT自動販売機が歌舞伎町に出現。その狙いとは?」

自販機の中身

自販機から出てきたのは銀色のパッケージ。QRコードは《THE LAUGHING MAN》のサイト
自販機の中身

自販機の中身は主に3つ

1.THE LAUGHING MANの会員カー ド
2.NFCタグ(初回限定版のみアクリルキューブ)
3.6月に行われる会員限定の展覧会「Magic Number」

美術手帖「NFT自動販売機が歌舞伎町に出現。その狙いとは?」

NFT受取方法

パックにあるQRコードかNFCタグからTHE LAUGHING MANのサイトに遷移し画面下の自販機からNFTを購入された方へをクリック

氏名、会員カードの番号、メールアドレス、イーサリアムのアドレスの4つが必要になります。

NFTの課題

NFTを体験してもらうのに最も困難なハードルがウォレットの管理や作成である点は今回紹介したNFT自販機を含め、現在でも明確な答えは出ていない。そんな中暗号資産ではなく自販機を通して日本円1,000円現金で買えると言う点はとてもユーザライクで体験としてとても面白いと思いました。

ただ、NFTの受取りはウォレットが必要であり,《THE LAUGHING MAN》のサイト内にもToruswalletなどのウォレット作成までの導線などが無いのであくまでもきっかけになる手段としての作品であると言えます。

SUSHI TOP MARKETINGさんのNFT名刺等はtofuNFTを使ってウォレットを一時的に作らずNFTの受取を可能にしていたり、徐々に近づいているのかなとは感じています。今後よりシームレスなNFT体験は出てくるのでしょうか?今後のNFTの動きも目が離せません!!


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