夫からの突然の離婚宣言
何の予兆もなかったと言ったら嘘になる。
もとより、自室を暗くして引きこもり、ゲームやら映画を見ることが趣味の夫が、益々引きこもるようなっていた。
今までは優しい言葉を掛けてくれる、さりげないボディータッチもしてくれる温厚な夫が、些細なことでイライラするようになっていた。
子供たちへの興味も薄れていた。
娘の誕生日に、彼女のお友達数人を呼んで小さなホームパーティーを開いたときも、夫は一切興味を示さず、子供たちに挨拶もせず、真っ暗な自室に引きこもっていた。
トイレと間違えて夫の部屋に入った娘の友人が、真っ青な顔で「○○ちゃん(娘)のパパがいるって何で言ってくれなかったの?」と私に訴えてきたくらいいに存在を消していた。
「大人として、ゲスト(例え子供相手でも)に挨拶くらいしてほしい」「こんな夫とはやっていけない。子供がある程度大きくなったら離婚しよう」当日の日記にそう綴っていた私。
その3日後に、夫から離婚宣言を受けるなんて、想像もしていなかった。
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