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社会の発展を願う人は、どうすれば幸せになれるのか?

はじめに

「自分だけが幸せになればいい」とは思わない。できるなら、社会全体がより良くなり、持続的に発展してほしい。そんな想いを持っている人は多いだろう。しかし、現実の社会がその理想に向かっているとは限らない。むしろ、日本の現状を見ると、社会がよくなる未来が思い描けず、次第に「このままでいいのか?」という疑問が膨らんでいく。

私自身、日本の社会に対して希望を持つのが難しくなり、ニュージーランド(NZ)への移住を決意した。NZならば、自分が選んで移住するのだから、ある程度納得できる環境を手に入れられるはずだ。しかし、どんな国にも良い点と悪い点があり、NZに住んだからといってすべてが理想通りに進むわけではない。

では、社会の発展を願う人間が、自分自身の幸福をどう築くべきなのか?「理想を追い求めるがゆえの葛藤」と「自分の影響の輪を広げる方法」について、考えてみたい。



1. 日本の社会と自分の立ち位置

1-1. 社会に貢献したいが、変化が見えない現実

多くの人が「社会をより良くしたい」と思っている。しかし、日本の政治、経済、労働環境、文化的な硬直性を見ていると、個人の努力だけで社会を変えられる範囲が限られていることに気づく。

  • 制度が硬直的で変化が遅い

  • 上の世代の意向が強く、若者の声が反映されにくい

  • イノベーションが進みにくい環境

  • 個人のチャレンジが抑圧されやすい文化

このような状況では、「社会を良くしたい」と願っても、自分の影響が届かないことにストレスを感じる。

1-2. 日本にとどまるべきか、外に出るべきか

「社会を変えたい」と思うなら、その社会の中に残って影響を与え続けるべきなのか、それとも、自分がより活躍しやすい環境に移り、新たな場所で貢献すべきなのか。この選択は大きな分岐点になる。

私の場合、日本の現状を考えたとき、「ここで自分の理想を追求するよりも、NZで自分の力を発揮できる道を選ぶ方が合理的」と判断した。移住を決めた理由は次の通り。

選べる環境で生きることで納得感があるNZのほうが多様性を受け入れ、チャレンジしやすい日本で戦い続けるより、自分がより活躍できる場所で成長したい

しかし、移住すればすべてが解決するわけではない。NZにも問題はあるし、どんな国でも課題はつきまとう。重要なのは、「どんな環境でも、自分の影響の輪を広げ、社会に良い影響を与えられるかどうか」ではないだろうか。


2. 自分の影響の輪を広げるために

2-1. 影響を与えられる範囲を意識する

「自分がどこまで社会に影響を与えられるのか?」を理解することは大切だ。心理学者スティーブン・R・コヴィーは、『7つの習慣』の中で、「影響の輪」と「関心の輪」の違いを指摘している。

  • 関心の輪:気になるが、自分では変えられないこと(例:日本の政治、経済全体)

  • 影響の輪:自分の行動によって直接影響を与えられること(例:自分のキャリア、周囲の人々への貢献)

自分が何を変えられるのかを明確にし、その範囲で最も大きな影響を出せるように行動することが、結果として社会を良くする力につながる。

2-2. 自分の強みを活かす

社会に影響を与えたいなら、自分の強みを活かすことが不可欠だ。私の場合、IT・プロジェクトマネジメント・DX(デジタルトランスフォーメーション)といったスキルを持っている。それならば、

  • NZでのITキャリアを築く

  • プロジェクトマネージャーとして、企業の成長を支援する

  • DXの知見を活かし、企業や社会に価値を提供する

こうした形で、自分のスキルを通じて社会に貢献できる。重要なのは、「どんな国にいても、自分の強みを使って影響を与え続けること」だ。


3. 「移住=逃げ」ではない、自分の幸せを築く考え方

3-1. 幸せは環境ではなく、自分の在り方で決まる

移住は、環境を変える手段であり、人生のゴールではない。NZに行けばすべてが解決するわけではなく、現地の問題も受け入れながら、自分の影響力をどう活かしていくかが問われる。

  • 「日本にいれば不幸、NZに行けば幸せ」ではない

  • 自分の行動次第で、どんな環境でも価値を生み出せる

  • 「どこで生きるか」よりも「どう生きるか」が大事

3-2. 日本社会を諦めるわけではない

NZに移住するとはいえ、日本の未来を完全に諦めたわけではない。むしろ、「NZで得た知識や経験を、日本に還元する方法もある」と考えている。

  • 日本の若い世代に海外での経験をシェアする

  • NZのビジネス環境や政策の良い点を発信し、日本でも応用できるものを探る

  • 日本とNZの架け橋として、新しい価値を生み出す

こうした形で、日本と完全に決別するのではなく、別の視点から関わり続ける道もある。


結論:社会を良くしたい人が幸せになるために

環境を選ぶことは合理的な判断であり、逃げではない
どんな国にいても、自分の影響の輪を広げ、価値を生み出すことが重要
「どこにいるか」より「どう生きるか」が、幸福に直結する
移住先でも、日本とのつながりを活かし、社会貢献の可能性を探る

社会が持続的に発展することを願うなら、まずは自分が影響を与えられる範囲を広げ、行動し続けることが重要だ。そのために、自分のキャリアやスキルを磨き、最適な環境で力を発揮しながら、社会への貢献を考えていきたい。


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Larai WLURY (ウルリー・ラライ)
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