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三井不動産本社のみなさまと生理用品ケース「せりぽん」組み立て会を実施しました!

こんにちは!わたしの暮らし研究所の沢田です。
1月某日、三井不動産 本社のビルディング本部のみなさんと、生理用品実証実験ケース「せりぽん」の組み立てを行なってきました。

テナントさんからも高まる生理用品設置の要望

三井不動産とのご縁は、ある日LAQDAにお問い合わせをいただいたことから始まります。最近高まっているDE&I推進の流れの中、テナントからも『生理用品を置きたい、置かせてもらえないか』という声が高まってきたとのこと。オフィスビルのサービスとして検討するために、生理用品を設置するためのケースを探していたとのことでした。

最初に三井不動産本社にお伺いした際に、ビルディング本部のみなさんにスマホでケースの写真を見せると、「え!かわいい!これでいい!!」と反応いただきました。思った以上の反応に、すっかり気をよくして「せっかくなので、一緒に組み立てましょう!」とお誘いし、実現した本イベント。今回はそんなイベントの様子をレポします。

簡単に、簡便に、「設置」を実現するケース

わたしが生理用品を設置しようとしていたとき、当然ながら市販品でなんとか済ませられないかと四苦八苦していました。生理用品を上から補充して1枚ずつ取り出せないか?100均一から3COINS、ニトリ、無印良品までありとあらゆるところを研究しましたが、生理用品のちょうどいいサイズが見当たりませんでした。

「じゃあ、普通のカゴでいいじゃん!」という話にもなりそうですが、実はケースにこだわったのは理由がありました。それは、過去に実施したアンケートで「外出先のお手洗いで、個包装の生理用品が無料でできるとしたら利用したいですか」との質問をしたところ、「どちらともいえない」「あまり利用したくない」「全く利用したくない」の回答は23%。その具体的な理由の大半は「不特定多数の人が触れるものを使いたくない」だったのです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000076687.html より

確かに。生理用品はとてもパーソナルなものです。そして衛生用品。なるべく落下しづらく、あまり人が不必要に手を触れない構造が必要です。

ということで、LAQDAでは、補充〜使用に至るまで、あまり人の手が触れない生理用品ケースの構造を考案し、特許を出願しています。本来この構造に素材の縛りはないのですが、この活動は個人の資金で行なっているため、あまりかけられるお金はありません。そんなわたしが考えたのは、塩ビのケース。クリアファイルよりもちょっと分厚いくらいの素材で、できています。

三井不動産のみなさんと、いざ、組み立て!

当日は、三井不動産本社に見本品をいくつかお持ちして、それを元に組み立てていきます。素材をお見せすると、みなさんからは早速、「えー。薄いですねー!」との声が。

そうなんです。ペラペラなので、クリックポストなど安い送料でどこへでも送れちゃう。実はケースを作っても送料が高くなっちゃうことが過去に発生していて、簡便さと気易さを極限まで表現したのが今回のケースです。

沢田から構造についてご説明。

組み立てもとっても簡単!企業の担当者の方や、小さい子どもにも組み立てできる、簡単な機構です。まずは平たいケースを起こして組み立てます。

左奥:沢田、左前:三井不動産 髙﨑さま、右奥:西田さま、右前:山田さま

多目的トイレや男子トイレなどでも可愛がってもらえるように、考え抜きました。結果、「美しさよりも突っ込まれやすさ」をコンセプトにデザインした、ちょっとひょうきんな顔がチャームポイント💖

目はいろんな向きがあります

ケース組み立てながら、生理用品についての話に花が咲きます。生理まわりの話は、女性同士でも口火は切りにくいですが、話題にできたときには「へー!」とか「そうそう!」とか、意外と盛り上がります。

左:三井不動産 髙﨑さま、右:沢田

熱心に聞いてくださる山田さん。

三井不動産 山田さま

沢田から組み立て方法について説明していきます。

三井不動産 西田さま、山田さま

「おお、そうするんだ、なるほど!」と手が進む西田さん。

左奥:三井不動産 髙﨑さま、右奥:沢田

「これで合ってます?」「あ、そうそう、そんな感じです!」など、そろそろ慣れてきました。

左:三井不動産 髙﨑さま、右:沢田

こちらもだんだん慣れてきて、余裕の表情に(笑)

左:三井不動産 西田さま、右:山田さま

最後は蓋を折り、外箱組み立ては完成です!

命が吹き込まれる瞬間です!

組み立ては終わったけど、言えなかった生理の話は、尽きません。「生理用品を使いたい時に持ってないとき、本当はみんな困っているよね」「なんで言えなかったんだろう」「もっとやさしい社会でありたいよね」など、さまざまな話が出ました

大体組み立て終わりましたが、話は尽きません。

また、沢田からは、今回使用の生理用品についてご説明。生理用品を日々使っている人にとっても、生理用品のパッケージをまじまじ見る機会は意外とないもの。売り場にいる滞在時間が極端に短いのも生理用品の特徴です。ご参加のみなさまも興味しんしんです。

左から、沢田、三井不動産株式会社 髙﨑さま、山田さま、西田さま

過去の生理用品設置の実証実験では、利用者が自分がいつも使っているもの以外の商品を試すことができるようにしました。その結果、「設置してあったナプキンを使ったら、いつものナプキンよりも生理が快適だった!」とか「かぶれがなくなった!」といった声があったことも共有。

複数種類生理用品を置けることで、社員が自分の健康に向き合えるきっかけにもできると思っています。今回も、三井不動産本社のみなさんが、是非生理用品設置の快適さを体感してくださるといいなと思います!

三井不動産株式会社 西田さま、山田さま

組み立てが終わったあとは、みなさんでパチリ★
いい笑顔です!!

左から、沢田、三井不動産株式会社 髙﨑さま、山田さま、西田さま

■実際の設置風景

実証実験についてのオリジナルポスターも作成いただき、トイレに掲出していただきました。

・本社女子トイレ
三井不動産のトイレは、お客様が多いということもあり、いろんな装飾や設備が見れるように、いろいろな工夫が。金のノブなんてめちゃめちゃかわいい!!そんなところにせりぽんも置いていただきました。

・本社男子トイレ
生理用品そのものは設置せず、女子トイレで実証実験に参加していることを告知。アンケートは、生理ある人にもない人にもどちらにも実施しました。

三井不動産本社での実証実験を経て、今後は2023年3月にグランドオープンした『東京ミッドタウン八重洲(八重洲セントラルタワー)』での設置準備を進められているそうです!

三井不動産本社のみなさま、
貴重な機会を頂き、ありがとうございました!

📎 主催・協力・会場
主催:わたしの暮らし研究所株式会社
会場提供:三井不動産株式会社 本社
ご参加者:三井不動産株式会社 西田さま、山田さま、髙﨑さま
撮影:加藤 康

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