#7 資格は簡単。申請は面倒くさそう。
先日、昔の部署の同窓会的な飲み会
いつもの調子で、
「来年、会社辞めて、
沖縄でカフェをやろうと思ってます。」
沖縄カフェ話をすると、
案の定、乗ってきた後輩がいた。
僕の大好きな後輩のひとりである。
彼は、広告会社を辞め、飲食業に転職。
で、また広告業界に戻ってきた奴。
ちょっとしか話せなかったので、
今度きちんと話を聞こうと思う。
飲食業に携わった先輩の意見は大事。
後輩だけど先輩。
で、彼は、
「面白いじゃないですか!」
「あれ、あれはとっておいた方が良いですよ!」
「食品衛生責任者」と、「防火管理者」
「実は、持ってるんだよね。2つとも」
「じゃあ、OKです!問題ないです」
「いつでも行けるじゃないですか!」
と。
そんなこともあり、
改めて、カフェを開業するためには、
一体どのような資格や申請が必要なのか、調べることにした。
調べてみると、取り扱うメニューや店舗の規模などによって資格や届出の種類も変わるとのこと。
どのような資格や免許が必要になるのか、さらに詳しく調べてみた。
忘れない様に、書いておこうと思う。
カフェ開業を決めたら「食品衛生責任者」の資格を取得
カフェ開業時には保健所から「飲食店営業許可」を取得しますが、そのときに必要になる資格。
各都道府県の食品衛生協会が開催する講習を、1日だけ受ければ誰でも取得できる資格です。
「食品衛生責任者」の資格は、
20年前に、ノリで取得。
会社のデスクの前に貼ってました。
「いやぁ、将来、カフェやろうかと思って」
仕事に関係ないけど話のネタに使ってました。
まさか、ここに来て活きて来るとは、人生解らないものです。本気でカフェやろうかと思うなんて。
全国共通の資格なので、東京で資格取得したのですが、他の道府県で出店することも可能とのこと。
沖縄でも大丈夫。
開業するカフェの規模で変わる資格「防火管理者」
カフェ開業する建物によっては必要な「防火管理者」
防火管理者は出店する建物が「防火対象物」であれば必要となります。
防火管理者の選任義務の有無は、建物の収容人員の数で決まります。
主に特定防火対象物(下表の背景色が赤の用途)は30人以上、非特定防火対象物は50人以上の収容人数で防火管理者の選任が必要です。
簡単に言えば、
常時50人以上が出入りするような規模の建物内に出店する場合、
選任が必要となるという事。
各消防庁が講習会を開催しており、
「防火・防災管理新規講習」
という2日間の講習を受講すれば取得できます。
「甲種防火管理者」と「防災管理者の資格」は、
今できることなんだろう?
思った事は、さっさとやる。
本業の仕事をしながらこっそり開業計画。
動きました。
出来る事なら有休は使いたくない。
で、調べました。
まったくこれがさえないサイト
https://www.bouka-bousai.jp/hp/lec_info/guide_procedure.html
で、申込検索がまたまた使いづらい。
https://www.bouka-bousai.jp/BKWEB/WM020101S/WM020101S
東京で休日に講習を行っている場所と日程を探すが、これがなかなか無いんです。
結構先まで、近郊で土日の会場が無い。
なんとか、埼玉の大学を使った講習会を見つけました。ま、比較的近かったのでOK。
ビッチリ2日間の講習でしたが、大規模な火事の事例や消火器の使い方など、知っていて損はない内容だったので、意外と楽しめました。
大学時代の授業を思い出しながらの2日間。
無事に「甲種防火管理者」と「防災管理者の資格」をゲットできました。
こちらも東京で取得した防火管理者や防災管理者の資格でも、全国で有効だそうです。
こちらも沖縄でも大丈夫。
あとは、
●調理師免許
必ずしも必要ではないそうで、
免許がなくても普通にドリンクもフードも提供できるそうです。
●保健所に対する「飲食店営業許可」の申請
これは、店舗ができてからでいいし、
ちなみに飲食店としての営業で、
お酒の提供も可能だそうです。
場合によっては
・保健所へのコーヒー製造業の届出
・消防署への防火対象物使用開始届出書の提出
が要求される場合があり
●コーヒー製造・加工業の届出
コーヒー製造・加工業の届出は、
コーヒー豆を販売する場合に必要。
「飲食店営業許可」の申請書に記入欄があり、
そちらに記載するだけで良いそうです。
●防火対象物使用開始届出書
入居する建物が「防火対象物」の場合に最寄りの消防署に届け出るもの。
これも、おいおいやればいいかな。
●アイスクリーム類製造業許可
●菓子製造業許可
それぞれ、ソフトクリームなどを提供・店内で焼き菓子やパンなどを調理して提供し、テイクアウトでの販売をする場合は取得が必要。
店内飲食のみであれば、「飲食店営業許可」で済むそうです。
●深夜酒類提供飲食店営業開始届出書
0時以降の深夜時間帯にお酒の提供をしたい場合。
これも、色々考えて答えを出そう。