通うほど好きになる不思議/せい家 原宿店@神宮前1丁目
3回目にして突然良さを実感
原宿のラーメンとしておなじみの「せい家」。通いやすい場所にあるということもあり、2021年は2回、今年に入ってさっそく1回訪れている。
ちょっと遠くの人気店に行こうと思うと、前日から出発時間を考えるなど気合を入れる必要があるんだけど、ここはほんとに「なんかラーメンすすりたい」と思ったらいつでも行ける。なんというか、ちょっとコンビニに寄るくらいハードルの低いラーメンなのだ。遅くまでやってくれてるし。
そんな原宿のせい家さんなんだけど、今年(つまり自分のなかで通算3回目)訪れたときに、なにかが変わった。これまでは「まあ安いし、いつでも入れるし、そこそこ美味しいし」くらいだったのが、突然「良い!」に変わった感覚があった。
迷ったときの4点盛り780円
頼んだことないけど、いちばん安い「らーめん」はなんと500円らしい。ワンコインラーメンという時点で、かなり個性があるよね。
私が頼むのはだいたい「4点盛り」。迷ったらこれ(だったかな)、とメニューに書いてあるだけあって、価格的と具材のバランスが絶妙。チャーシュー、のり、ネギ、半熟卵がのっていて780円。東京のラーメンとしてはかなり良心的な価格設定。
同じ780円で「原宿セット」なるメニューもあり、こちらは餃子3個とミニねぎめしが付いているそうです。
見た目は家系っぽいし、「せい家」っていう名前からして家系なのかなと思うけど、公式サイトには「家系」という言葉は見当たりません。ジャンルとしては「豚骨鶏ガラ醤油」だそう。
ニンニクも好きなだけのせられるよ♡
いつでも食べられる安心感
なんか、通うほどにジワジワいいなと思うようになったのは、チャーシューが美味しいなとか、量がちょうどいいなっていう「ラーメン」そのものの良さもあるんだけど、やっぱり「行けばいつでも食べられる」という安心感が大きい。
店の前を通り掛かることは多いのだけど、いつもほどよく人が入っているけど、行列ができたりはしていない。自分が「いま食べたいな」と思ったら、並ばなくてもいつでも入れるという安心感。そして、遅くまで営業しているという安心感。
客層も、並んで入る店とは違って、おそらく原宿に遊びにきたついでに入ったであろう若者のグループがいたりとか、買い物の帰りに寄ったのか、子供を連れたお父さんがいたりとか。もちろん、おひとりさまも。この、「誰にでもやさしい1杯」が、なによりこの店の魅力なんじゃないかと思う。
ちゅうわけで、原宿に用事がない人にわざわざ食べに来いとすすめるようなタイプのお店ではないけど、私は、好きです。
せい家 原宿店
東京都渋谷区神宮前1-21-15
イクドン的ご近所ラーメンランクA