麺が主役だからこその、3種類のスープなんだろな/楢製麺@代々木2丁目
外からはわかりにくい店構え
サウナ通いから出会えたお店
コロナ禍のせいもあり、ここ2年ほど「ラーメン新規開拓」というと散歩をかねてかなり遠出していた。一緒に食べ歩いていた旦那さんが今年の夏に入ってダイエットモードに入ったこともあり、逆に近場でラーメンをひとりで食べる機会が増えてきた。サウナ目的で新宿の某ジムに通い始めたことで代々木近辺を通ることが多くなり、このあたりのラーメン屋さんも開拓したいな……、とググったところ気になったいくつかのお店のひとつが、この「楢製麺」さんだった。
ほんとに毎日のように前を通っているのに気づかなかったのは、外から見ると目立つ看板のようなものもないせいか。でも、そこがなんかよい。知ってる人の優越感・・?
3種類のスープ、どれも合いそうで迷う
スープは3種類。醤油、塩、鶏白湯。メニューもシンプルで、その3種か、それぞれの「特製」かを選ぶくらいしか選択肢がないのが、逆によい。
どれも気になったんだけど、おそらく麺が肝で、それを味わうためのスープなのだろうと思わせるメニュー構成からシンプルなスープがいいなあと思い、特製塩1540円を注文。とはいえ、ほかのスープも気になる。
「ラーメンとうどんのハイブリッド麺」? もともとは「細いうどん」というコンセプトのようだ。近くにいつも行列できてるうどん屋さんがあるんだけど、その系列なんだとか。これ、ラーメンって呼んでいいのかな。麺類皆兄弟だから、私は美味しければそれでいい。
ゆっくり麺と向き合う贅沢な時間
と、いうわけで目の前に運ばれてきた一杯。透き通ったスープに3種類のチャーシュー、大きなタケノコ、味玉がきれいに並んでる。
落ち着いたカウンター席で、ひとりでゆっくり麺と向き合える。特製だと1500円超えちゃうからラーメンにしてはそこそこ張る感じはするのだけど、高く感じないのは空間のせいか。「いま私、贅沢しているぞ」、という満足感もあって悪くない。
この日は平日14時すぎと遅めの時間だったせいか、すぐに入れた。もうひとり若い男性が食べてたたかな。昼時は混みそうだけど、時間帯をうまくずらせばまた訪れることもできるだろう。次はぜひ醤油と鶏白湯もいただいてみたい。
訪れたのは夏だったので数か月たってしまったけれど、写真を見返していたらまた絶対行きたい! と思える素敵な店だった。
楢製麺(ならせいめん)
東京都渋谷区代々木2丁目26−2 第2桑野ビル
営業時間 11:00~22:00
イクドン的ご近所ラーメンランク A