
旧表示指定成分のエチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)の危険性|化粧品成分のプロ、美容師・化粧品検定合格者が徹底解説

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旧表示指定
成分の定義
旧表示指定成分は、1980年に旧厚生省が指定した102種類の化粧品成分で、アレルギーや皮膚障害、がんを引き起こす可能性があるとされています。
特徴
毒性のある成分: これらの成分は、使用者に対して健康リスクを伴うことが確認されています。
体質による影響: 使用者の体質によっては、まれに肌トラブルを引き起こす可能性があります。
表示の義務化
薬事法による義務: これらの成分は、薬事法により化粧品に表示することが義務づけられています。消費者が安全性を確認できるようにするためです。
主な成分
合成成分の例: 主に石油から合成された成分が多く、合成界面活性剤、タール系色素、合成防腐剤などが含まれます。
全成分表示の重要性
表示の透明性: 2001年の薬事法改正により、全成分表示が義務化されましたが、旧表示指定成分が他の成分に混じることで、消費者がその存在を見落とす可能性があります。
注意点
安全性の確認: 化粧品を選ぶ際は、成分表示をよく確認し、旧表示指定成分が含まれているかどうかを注意深く見ることが重要です。
このように、旧表示指定成分についての理解を深めるためには、その定義や特徴、表示の重要性を整理して考えることが役立ちます。
美容師・化粧品検定合格者が旧・表示指定成分エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)危険性を詳細解説
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エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)は、かつて日焼け止めなどに配合されていた成分ですが、現在ではその危険性から使用が禁止されています。
今回は、エチルPABAの危険性について、美容師であり化粧品検定合格者である筆者が詳しく解説していきます。
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)とは?
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)は、紫外線吸収剤の一種です。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収することで、肌へのダメージを防ぐ成分です。
かつてはエチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)も紫外線吸収剤として、日焼け止めなどに配合されていました。
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)の危険性
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)は、光毒性という性質を持っています。
毒性とは、紫外線と反応することで、肌に刺激を与える性質のことです。
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)が配合された化粧品を塗布して紫外線を浴びると、赤み、かゆみ、炎症などの症状が現れることがあります。また、エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)はアレルギーを引き起こす可能性も指摘されています。
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)は現在、使用禁止
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)の危険性から、現在では化粧品への配合が禁止されています。
しかし、過去に販売されていた日焼け止めなどには、エチルPABAが配合されている可能性があります。
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)が配合された化粧品の見分け方
エチルPABAは、「パラアミノ安息香酸エチル」という名称で表示されていることがあります。
また、「エチルPABA」と表示されている場合もあります。
化粧品を購入する際は、成分表示をよく確認し、これらの成分が含まれていないか確認しましょう。
まとめ
エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)は、光毒性やアレルギーを引き起こす可能性がある危険な成分です。
現在では化粧品への配合が禁止されていますが、過去に販売されていた製品には含まれている可能性があります。
化粧品を購入する際は、成分表示をよく確認し、エチルPABAが配合されていないか確認するようにしましょう。
ご自身の肌の健康のためにも、化粧品成分について正しい知識を持つことが大切です。