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旧・表示指定成分 エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)の危険性とは?美容師・化粧品検定合格者が徹底解説

旧表示指定成分とは

  1. 旧表示指定成分の定義
    旧表示指定成分は、1980年に旧厚生省が指定した102種類の化粧品成分で、アレルギーや皮膚障害、がんを引き起こす可能性があるとされています。

  2. 特徴
    毒性のある成分: これらの成分は、使用者に対して健康リスクを伴うことが確認されています。
    体質による影響: 使用者の体質によっては、まれに肌トラブルを引き起こす可能性があります。

  3. 表示の義務化
    薬事法による義務: これらの成分は、薬事法により化粧品に表示することが義務づけられています。消費者が安全性を確認できるようにするためです。

  4. 主な成分
    合成成分の例: 主に石油から合成された成分が多く、合成界面活性剤、タール系色素、合成防腐剤などが含まれます。

  5. 全成分表示の重要性
    表示の透明性: 2001年の薬事法改正により、全成分表示が義務化されましたが、旧表示指定成分が他の成分に混じることで、消費者がその存在を見落とす可能性があります。

  6. 注意点
    安全性の確認: 化粧品を選ぶ際は、成分表示をよく確認し、旧表示指定成分が含まれているかどうかを注意深く見ることが重要です。
    このように、旧表示指定成分についての理解を深めるためには、その定義や特徴、表示の重要性を整理して考えることが役立ちます。

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#手作り化粧品 #旧表示指定成分 #エチルPABA (パラアミノ安息香酸エチル)

「エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)」という成分をご存知でしょうか?

かつては日焼け止めなどに配合されていた成分ですが、現在ではその危険性から使用が禁止されています。

今回は、このエチルPABAの危険性について、美容師・化粧品検定合格者の私が詳しく解説していきます。

エチルPABAとは?


エチルPABA(パラアミノ安息香酸エチル)は、パラアミノ安息香酸(PABA)のエチルエステルです。化学式はC9H11NO2で、分子量は165.19です。

紫外線吸収剤の一種で、UV-B領域の波長310nmに最大の吸収力を持っています。かつては日焼け止めなどに配合されていましたが、その安全性が問題視され、現在では化粧品への配合が禁止されています。

エチルPABAの危険性

光毒性

紫外線と反応し、皮膚に炎症を起こすことがあります。

アレルギー反応

皮膚刺激やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

発がん性
動物実験で発がん性が示唆されています。

これらの危険性から、エチルPABAは「旧・表示指定成分」に指定され、現在では化粧品への配合が禁止されています。

エチルPABAが配合された化粧品の見分け方


現在ではエチルPABAが配合された化粧品は販売されていませんが、過去に購入した化粧品や海外製品には、まだエチルPABAが配合されている可能性があります。

化粧品の成分表示をよく確認し、「パラアミノ安息香酸エチル」、「エチルパラベン」、「Ethyl PABA」などの表記がある場合は、使用を控えましょう。

まとめ
エチルPABAは、光毒性やアレルギー反応、発がん性などが指摘されている危険な成分です。
現在では化粧品への配合が禁止されていますが、過去の製品や海外製品にはまだ含まれている可能性があります。
化粧品を購入する際は、成分表示をよく確認し、エチルPABAが配合されていないかを確認するようにしましょう。 

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