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プレイング弱者が大会で勝つためのデッキ構築

こんにちは。らぴさーです。
先日開催されたnote協賛の第1回DM大CUPで準優勝できたため、自分が大会で使うデッキを作るときのマインドについて話そうと思います。
調整する時間があまりとれないけどCSとかには出たい、みたいな人には通じる内容かなと思います。
それでは、以下本文です。

はじめに

最近は大会運営したり、ジャッジ試験に向けて勉強したり、動画編集してたり、学費とデュエマ用の資金を稼ぐために働いたりその他もろもろで自分のデュエマをする時間がほとんど取れていません。
それでもやはりデュエマが大好きなので、大きなイベントとかがあればそれに出る生活を送っています。
そのため、イベントの他の参加者とは練度に大きな差があることを痛感する毎日です。

『プレミをケアする構築』という考え方

そんなプレイング弱者の筆者ですが、大会で使うデッキを作る際に最も大事にしているのが『初見殺し要素があるか』ということです。

その理由として、対面は自分より練度が何倍も高いため、素直に環境デッキのテンプレ構築を握ると、自分が気付いていないミスを相手に拾われ、そのまま負けていくことがほとんどなためです。
しかし、初見殺しをはじめ相手のミスを誘うことで相手を自分と同じ土俵に叩き落すことができ、素の状態よりも高い勝率を期待できます。
言ってしまえば『プレミをごまかす方法を用意できているか』ということです。
自分がミスを連発することがあらかじめわかっているなら、構築段階でそのミスをケアしましょう。

もちろん、プレイの下手さをケアするには練習を重ねるのが一番です。
しかし、そううまく時間と練習相手は確保できるものでもありません。
実際筆者もそうで、1か月に1回人と練習していればいい方で、他はすべて実戦です。
そんな時間のないコミュ障ぼっちDMPにとって重要なのが、一に情報で二に情報です。三四が引きの強さで、五がシミュレーションです。

一口に情報と言っても様々ですが、筆者が最重要視しているのは各環境デッキの動きです。
それさえ理解できていれば自分でもある程度使えるようになるし、それらに対するキラーカードを発見できるようになるためです。

本当の意味は違いますが、ここでいう『キラーカード』とは、『あるデッキに対してその動きをした場合に勝ちに大きく近づく』動きのことを言います。

特定のカード1枚でもいいし、複数枚のコンボでも構いません。
例を挙げるなら、【グラスパー】に《ジョー星》を張るとか、【赤単】に《ドラサイ》《ザーディ》するとかです。

そういったキラーカードを見つけることができたなら、環境デッキに対する勝率も上がってくるはずです。
それがあまり知られていないカードならなお良し。
それへの対処を間違ってくれることも多々あるためです。

あとはひたすら一人回しを、それが難しいなら各対面ごとのシミュレーションを重ねて、自分が勝ってる姿を想像しましょう。
イメージするものは常に最強の自分です。
そうすれば引きの強さが後をごまかしてくれます。

以上『プレミを初見殺しでケアしよう』というクソみたいなマインドの紹介でした。
大会出るんだったらまずデッキより時間と調整相手を用意した方がいいです。
それでは、以下に今回の大会レポートをおまけ(本文)として載せておきます。

大会レポート

デッキ選択

今回の大会に関して言えば、環境分布予想が
最多:【青黒ジョルジュ】/次点:【赤青アポロ】【OB】【青黒ゼーロ】/次次点:【ガイアッシュ覇道】
だったためこの環境に対するキラーカードは《クロック》《NEXの手甲》《零龍》の3種であるという印象だった。
その内《クロック》は分布予想のほとんどのデッキに有効であり、環境での採用率も低いことから最大限の初見殺しを行えると考え、これの採用は必須レベルであるという結論に。
以上から、最初(前日の12時)の使用候補は《クロック》《NEXの手甲》をうまく使える【赤青マグナフォース】に決定。

全体的にもっさりしている

しかし、要求値に対して出力が低く、《マグナ》《フォース》を合わせて攻め手を組まないとまともに戦えないため使用候補から除外。

次の使用候補にあがったのは《クロック》を4投できる【赤青アポロ】だ。
こちらは【青黒ゼーロ】【OB】【ガイアッシュ覇道】に対してそれぞれコンボを決められた場合、あるいは《ガイアッシュ》を建てられた際の復帰プランに乏しく、加えてそれらの対面を乗り越えるための3Killの再現性も【赤緑】に比べ低いことから除外。
【アポロ】を握るんだったら【赤緑】にした方がいいという結論になったが、ガチのじゃんけんの気配がしたためそちらも除外。
(この時点で13時。この後22時ごろまで労働に。)

そして、最後(帰宅後すぐ晩飯&飲酒の上眠気マシマシの23時)に使用候補にあがったのが実際に使用した【青黒ジョルジュ】だった。

使おうと思ってたリスト

既存の構築では《クロック》が入っていなかったものの、初見であればミラーマッチにも有効打になる(理解されているなら《VolVal》で盤面全部飛ばしつつ殴られるため、ターンが帰ってきても勝てる可能性が低くなる)上、致命傷の《ガイアッシュ》誘発もケアできることからこのデッキとの親和性は高いように感じた。
既存のどの枠を使うかはさておいても、採用を検討する価値のあるカードだと結論付けた。

予想していた母数上位デッキに対してそれぞれ動きを決められた際の復帰プランもある程度現実的に存在し、さらに《クロック》がその後押しをしてくれることから最終的にこのデッキを選択(23時過ぎ)。
そこから一人回しを重ねて感触を確かめつつ寝落ち。
翌朝目が覚めると机には大量のGRクリーチャーと《VolVal》の姿が。
とりあえずデッキを片付けて会場へ向かう。

当日-大会前

会場についてデッキ登録中、何か異変を感じる。
そう。デッキケースの中身がやけに薄いのだ。
数十秒以上の正体を探った結果。

超次元が入ってないやん!

幸いにして【ガイアッシュ覇道】と【アナカラーDOOM】用の超次元として《レッドゾーンX》1枚と《ドギラゴンX》3枚は残っていたためそれらを使い、あとはお守り用に《ボアロアックス》とあとなんか。
冷や汗をかきながらデッキを並べなおしてその場でDeckMakerに打ち込んでリストを提出。

した1分後。

今度はGRの中身が違う!

リストはオンライン上で提出していたためそこから変更しようとしたものの、どうやらシステム的に無理っぽく(そもそも競技イベント運営ルール的にもよろしくない)、泣く泣く間違ったリストのまま出場。

実際に使ったリスト

予選1回戦

VS.ガイアッシュ覇道/先手
先3でぶん回して勝ち。
この大会で3Killしたのはこの試合のみ。
この時の対戦相手とは後ほど再開することになるが、それはまた今度。

予選2回戦

VS.4cマグナ/先手後手は忘れた
初手にルーターとザロスト2枚があったため3Killを目指しに行くも、そううまくいくものではなく、ジョルジュなしで迎えた3ターン目。
ザロスト蘇生で復活の儀を達成、追加のルーターでジョルジュを探しに行くも結果見えずにガイアッシュ被弾
この時手札にクロックがいたため、出していればガイアッシュをケアできたので、結果論大きなプレミに。
(山札に手をかけた瞬間にガイアッシュ入ってたらヤバいな~クロック出しとけば良かったな~とか思ってた)
返しのターンでとこしえの着地を許し、かなり危険な状況に。
確かその2ターンぐらい先で3体目のザロストを盤面に送り出しつつ手札を減らしていき、手札の儀のみを残し次のターンで零龍卍誕できる状況でターンを返したところ、返しで相手はCRYMAXジャオウガをプレイ。
ブロッカー3面立てておいたおかげでそもそもリーサルはなかったものの、卍誕が頭によぎったのかフルパンの構えで突撃され、盾は全て割られたものの横向きのCRYMAXとガイアッシュが盤面にいる状態で帰ってきた運命のターン。

ありったけのルーターを展開しながらDOOMを着地させる。
もともといたルーターをCRYMAXに飛び込ませ、DOOMでガイアッシュに攻撃時、とこしえを焼きながらVolValを蘇生。
4体破壊を達成しながらVolValを顔面に走らせる。
破壊効果はもちろん使わず、盤面を残したまま3点。GSのみ。関係ない。
迎えたEXターン、追加の打点は組めなかったためジョイダムとアツトを並べて山札を削らずに面数を確保。
終わらせるべく走らせたDOOMで追加のVolValを用意しつつ、踏んだ盾からギニョールの姿。関係ない。

物量で殴り切って勝ち。

正直この試合が一番カロリー使った。2試合目にしてかなりの脳疲労が来ててこの時点で零龍デッキを選択したことを後悔し始める。

予選3回戦

超次元の確認をしたところ相手の次元にガイギンガプロモの姿。本気でおったまげた。
その衝撃のせいで試合内容をあまり覚えていないが、以下に記す。
相手の2ターン目。置かれたカードは見慣れぬゴッド(確かダフトパンク)。
テキストは知っていたものの、使われた試しは一度か二度程度しかない…

……その時の相手じゃねーか!

マッチング発表されたときに名前に見覚えがあるなーとは思っていたが、この時点で思い出す。そうだ。相手は歴戦のゴッド使い。
試合は進み銀河MAXからシールド化されたのはゴッドゲート。
嫌な予感がし始める。
ジョルジュで盤面を砕き、覚悟を決めて走らせたDOOMドラゲリオン。
VolValを蘇生しながら、返しのターンに除去できるからと表向きのゴッドゲートと残り2枚を割り、トリガーしたのは追加のゴッドゲート。
冗談じゃない。
1枚目。イズモとゼンが降臨する。墓地にはヘヴィの姿。両面待ちでリーチ。
次のゴッドゲートでダフトパンクかヘヴィの現物が降ってくると離れない巨大ゴッドを殴り続けねばならぬ苦行を科されてしまう。

2枚目解決。

神は見えず。

残った3枚の盾の中にトリガーの姿はなく、そのまま殴り切って勝ち。
よしんば無敵のヘヴィが完成したとしてもギガンディダノスで盤面を止め続け、ジョルジュの除去耐性を使って山を回復し続けることでLO待ちもできる状況だったが、心臓に悪い。
この試合は無限にザロストを忘れてた気がする。

予選4回戦

VS.青黒ジョルジュ/先手
相手の場にも零龍の姿が。ようやく訪れた零龍ミラー。
じゃんけんにも勝ち今日はノっていることも確かめつつ、初手にはルーター1枚と警官が。
とりあえず2ターン目にルーターをプレイするも、ザロストリーノはなく、しぶしぶ蘇生先のでかいクリーチャーを捨てて終了。
続く相手のターン。ルーターから落とされたのはイワシン込みでザロスト1枚。
余命宣告された中迎えた先手3ターン目。
警官をプレイすれば1ターンの延命はできるだろうが、墓地にジョイダムの蘇生先がいないため勝つためにルーターをプレイ。
(今考えると、少しでも墓地を肥やしていた方がクロック踏ませたときのリターンがデカいため、警官をプレイするべきだった)

回らないことを祈りつつターンを返すも、しっかり全てを持っていた相手に粉砕されて負け。

予選5回戦

VS.白単鬼羅Star/先手
初手置きのライオネルの天宝を見て、赤白ライオネルかなーNEXの手甲使えるもんなーとか思っていたら、2ターン目に飛び出してきたのは《検問の守り輝羅》
ルーターで何を落としたかは覚えてないが、うわ!腐った!と思ったのは覚えている。
その後も、ダイヤモン星、レクシディアとメタに次ぐメタを重ねられ、ようやく墓地の儀で輝羅を処理したかと思えば登場したのはシャゲダンドメチアーレ。
ただ、輝羅は退場したためこの内に復活の儀を達成しつつ、破壊の儀のみを残して零龍卍誕の圧をかける。
返しのターンで鬼羅Star、ドランゴルギーニ、他メタクリを出されるも、その中に輝羅の姿はない。
DOOMの着地はできないが、ザロストで面を確保してドランゴルギーニの破壊耐性を得させないまま卍誕させるプランを描きながらターンを進める。

「アンタップ。ドロー。」

ここで痛恨のザロスト忘れ。引いてしまったものは戻せない。
相手の場に横向きのクリーチャーはおらず、面数だけ確保してクロック要求のまま相手にターンを返す。
盾を割り切られたところでしっかりクロックを踏ませ、帰ってきた自分のターン。
とはいえメタクリは大量にいたためDOOMの着地はできず、ブロッカーとしてザロストを手出ししつつ小型で寝ているクリーチャーに自爆特攻させて零龍卍誕。
そのまま押し切って勝ち。

予選6回戦

運命の予選最終戦。
VS.シータNEXT/先手後手は忘れた
間の動きは忘れたが、とにかくジョルジュを引けなかったのは覚えている。
盤面にたくさん並んだルーターとザロストを眺めながら返したターン。
ブーストにブーストを重ねられていたため何も起きないはずがなく。
相手の場に颯爽と降り立ったVolVal。
自分のために用意していた生贄を食われながら走られ、EXターンの条件を満たしながらブレイクされる。
5マナは用意できていたので、クロックをトリガーすればルーター+ジョイダムで4面確保できるため返しのターンの勝利はほぼ約束されたようなもの。

祈りをささげて盾をめくる。

そこに青いドヤ顔ナイスガイの姿はなく。

4-2オポラインへ。

3-0スタートや対面の方々がしっかり勝ってくれたことが幸いし、本戦へ。
一没の悪魔との戦いが始まる。

本戦1回戦

悪魔が棲む本戦1回戦。
試合内容の前に、これまでの筆者のCS戦績について軽く触れようと思う。
CSでの予選の勝率は7割弱で、半分以上のCSで予選を抜けている筆者だが、本戦での戦績はなんとびっくり1-8(約11%)だ。
優勝経験こそあれ、それらは全て予選のみのCSの結果だ。
一没の呪いを背負ったまま、戦いが始まった。

VS.シータNEXT/先手後手は忘れた

相手こそ違うものの、ゲーム展開は似たように。
こちらはビックリーノ込みで3ターン目の大展開を成功させ、3Kill成立を目指すも、やはりそこにジョルジュの姿はない

先ほどの敗北が脳裏をよぎる。
やはり一没の呪いには勝てないのか。

返しのターン。
嫁の助けを聞きつけて、モルトNEXTが降り立った。
装備されたのはもちろんバトガイ。

1回目の攻撃で順調に龍解したバトガイ銀河が、VolValを引き連れて走ってくる。
敗北の二文字が強烈に頭に浮かんだ。あとは盾にかけるしかない。

祈りを込めてめくった盾から。

やるときはやってくれる男が駆けつけてきてくれた。

盤面を構築し、満を持して着地させたジョルジュとDOOM。
VolValまで続く黄金ムーブを決め、EXターンにDOOMの2体目を置いてカツキングをケアしつつ、ダノスを絡めてボルドギをケア。

ここはCSじゃない。DM大CUPだ。

一没の悪魔に打ち勝った。

本戦2回戦

VS.シータNEXT/先手後手は忘れた
試合展開はやはり同じように。
ルーターを重ねてプレイするも、ジョルジュの姿は見えず。
盤面が並んだ状態で返した相手のターン。
待ってましたと言わんばかりに登場したモルト。
ジョイダムのために寝かせた盤面に突っ込みながら、めくれたカードは最終龍覇グレンモルト。
安全に龍解させてバトガイ銀河から登場したのはVolVal。どうなってるんだ。
龍解したガイギンガの効果でさらに盤面がとられつつ、満を持して走ったVolValはこちらの盤面を壊滅させながら盾へと突っ込んでくる。

しかし、不思議と負ける気はしなかった。
3点の中からは当然のようにクロック。それも2枚。
迎えた自分のターンでありったけのルーターをプレイ。
序盤で多用したルーターと相手のVolValのおかげでジョルジュを使わなくても墓地は十分に肥えている。

そのままDOOMを召喚し、相手の寝ているモルトに向けて攻撃時、ガイギンガを破壊しつつVolValを蘇生。
なぜか盤面にいるクロック2体で相手のVolValに自爆特攻させてEXターンを約束すると同時に、VolValを顔面に走らせ、ギガンディダノスを探す。

山札は残り7枚。5枚見るもそこに彼の姿はない。
訪れた追加ターンに、ルーターをプレイして山札を全て把握しに向かう。
盾は割り切られているため、これで確実にギガンディダノスにアクセスできるはず。

「ダノスおらんやん」

しかしなぜか見つからない。どういうことだ。
盤面を見渡すと、謎のシールドがそこにはあった。
そう。VolValのEXライフだ。

お前そこかよ!

2ターンにわたり展開し続けたルーターをジョルジュで砕いてEXターンを約束しつつ、顔を詰め切る。
墓地はたくさんあるので、ここのカツキングでDOOMが返される分には全然いい。
結果踏んだのはアイラのみで、特に支障はない。
追加2ターン目。今度は忘れなかったザロストを使い、VolValのEXライフをはがすとそこにはやはりギガンディダノスがいた。
そのままダノスを蘇生し、ボルドギをケアして勝ち。

準決勝

ついに訪れたフィーチャーマッチ。

VS.赤黒ドルマゲドン/先手後手は忘れた
この試合から2本先取のマッチになる。
1本目。試合前にZweiさんから今日流れに乗ってますねと言われていた。

しかし。
大事故を起こしていた。
ルーターが何もない。どうなってる。13枚積んでるんやぞ。

泣きながらマナチャージだけするも、対面は赤黒ドルマゲドン。幸いにしてスピードの早い相手ではない。
4ターン目くらいにようやくルーターを引き当て、準備開始。

この後の記憶はあいまいだが、ジゴクパルテノン、デッドトロンを並べられ、こちらの展開が困難に。
しかし、パルテノンの効果で墓地が増えるため、全自動墓地の儀マシーンと化してくれた上に、デッドトロンはいろいろ破壊してくれるから全自動破壊の儀マシーンだ。

ザロストと復活の儀を一生忘れながら試合は進行し、迎えた分水嶺。
上から引いたザロストを召喚し、盤面にいたやつとムゲンクライムしてジョイダムを出す。
ここでようやく思い出した復活の儀によって零龍卍誕し、相手の盤面を一掃。延命処置を図る。
返しのターンで相手も禁断爆発。こちらの盤面が一掃され返される。

さらに試合は進み、相手の盤面に小さいクリーチャーが2体とデッドトロン、ドルマゲドンの状況に。
上からDOOM引いたら神になれるなーとか考えていたら、なんとツモ。

DOOM攻撃時にレッドゾーンX侵略させてデッドトロン誘発、そのまま攻撃時効果でデッドトロンを-9000してVolValを蘇生、レッドゾーンXを砕いてアタキャンしながらVolValの攻撃時に横の2体破壊してEXターンだ!よし!
追加ターンでザロストとかいっぱい使ってもう1回EXターンだ!勝った!!!!!!

天才的なプランを組み上げた筆者!DOOMに手をかける!

「効果でVolValを蘇生。デッドトロン効果でDOOM破壊します。」

?????????

なにしてるの??????

手をかけた瞬間に、考えていたプランを全て忘れ去ってしまっていた。

そして、VolValではデッドトロンを破壊できないことを確認し、絶望。
やけくそ3点でもしっかりドルブロを踏み、絶体絶命の状況に。
続く相手のターン。ガイハートを背負ったボロフが筆者をあざ笑う。

「クロックで。」

しかし、筆者は息を吸うようにクロック2トリする男だ。引きだけでここまで勝ち上がってきたのは伊達じゃない。
ここまでお膳立てされて勝てないようならデュエマやめた方がいい。

申し訳なさを胸にマッチ1本目に勝利。

始まったマッチ2本目。
2本目開始時点ですでに25分程度時間が過ぎていた。

「3Killします。」

制限時間を伝えに来たZweiさんにそう豪語した筆者。
Zweiさんは苦笑いしていた。

オタクくんさぁ…

そして、申し訳ないがこの試合の記憶は本当に一切残っていない。
1本目のプレミと試合前のやり取りをまだ引きずっていたからだ。

でも負け。

運命のマッチ最終戦。
1本目のお詫びか何か知らないが、手札には大量のルーターが。
そしてビックリーノと合わせて4面展開を約束した状況で、ターンを返す。
手札にはドラグスザーク。GRをめちゃくちゃ並べて圧殺するプランだ。

相手がジャッジを呼んだ。
「このカードを上面で使ったらビックリーノは破壊されますか?」
質問内容から相手の手札のレッドトロンが透けていた。

ビックリーノは破壊されないが、それで盤面崩されたらプランが台無しだ!やめろ!
「いいえ。破壊されません。」
その通りだ。おとなしく違うプランにしよう!
そして相手が召喚したのは熊田すず。やったぁ!!

相手に手札のドラグスザークを見せびらかす。
息を吸うように上から単色を引き、手札の儀と合わせてGRクリーチャーを5体展開。
その中にはパスオクタンも。この盤面を崩し切るのは難しいはずだ。
相手はレッドゾーンXを絡め何とかこちらの打点を崩し切ろうと動くも、それは当然想定内。
残っている儀は墓地と破壊だ。

こちらの3体目が破壊されたタイミングで破壊の儀を達成。アツトを拾う。
墓地の儀も解決可能だったが、何かヤバいことが起きて禁断爆発まで持ち込ませられることも考えられたためいったんはステイ。
そしてつかみ取ったラストターン。
破壊の儀で回収したアツトをプレイ。墓地の儀を達成して零龍卍誕。
禁断爆発なんぞ知るか。過剰何点あると思ってるんだ。

「5点!!!!!!!!!!」

クロニクル対決を制した。

決勝戦

アドレナリンに包まれた中迎えた決勝戦。
準決勝の別の卓でフェアリーさんが戦っていたため、フェアリーさんと戦えるかもとワクワクしながら待っていると、卓に向かってきたのはその対戦相手だった。

……初戦の相手じゃねーか!!

初戦で引きだけ先3でひき殺した相手がそこにいた。
そのあと何戦かフリーをしていたため、相手のデッキに旅丸が入っているのは知っている。
それがとんでもなく重いのも。
しかし、筆者はクロックをフリー中に見せていなかった。

情報戦ではこちらが勝っている!

VS.ガイアッシュ覇道/先手後手は忘れた

相手の初手置きはガイアッシュだった気がする。
従来通りの型ならば【青黒ジョルジュ】にとっては死刑宣告だ。
ビックリーノの使用は許されず、ザロストを使うならそのターンに決め切らなければならないからだ。

しかし。

筆者は流れに乗っている。そして、使っているのは従来通りでは全くない。
3ターン目に予定通りザロストを蘇生。
儀を達成していく。だが3Killは整っていない。

「クロックを召喚。」

数秒の間ののち、対戦相手の表情が変わった。

ターンの終了ステップを飛ばされ、ガイアッシュの誘発タイミングがなくなったことを理解したのだ。
ニチャニチャが止まらない筆者。

勝てる!
強い予感が体を走った。

But。だが。しかし。

その後旅丸を出されるわ、お清めで墓地がどっかすっ飛ぶわで勝ちの目がなくなり負け。
相手が横向きのクリーチャーを作った状態でターンが帰ってきた場合はワンチャンスあったものの、結果かなわなかった。

続く決勝マッチ2本目。

手札が終わっていた。
相槌Botと化した筆者は蹂躙された。

おわりに

こんな駄文を見ていただいて本当にありがとうございました。
ちょっとでも楽しんでいただけたのならうれしい限りです。
あんまりないでしょうが。
またこんど。

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