【ポケモンUSUM】第7世代が面白くない理由50選【中編】

【前編】
https://note.com/lapis_squash228/n/n6b7857a8fd27

ここからは[25]からのスタートとなります。
本編のシナリオについてもガッツリ語っているので、ネタバレ注意です。
できればクリア後改めて見に来ていただければと思います。








25.ほしぐもちゃんファンならずとも必見!


といってもほしぐもちゃんについては語ることがないので、今回はこのスペースを使ってサンムーン、ひいてはUSUMでのシナリオの問題点を改めて語っていこうと思います

リーリエという賛否両論の塊

第7世代での問題の1つはやっぱこのヒロインに行き着くわけです。
意外にもポケモンにはいなかった正統派ヒロインで、最後の最後まで非戦闘要員のヒロインのポジションを守り通した(ポケモンというシリーズにおいては)異質な存在そのもの。
私は特に気にはしなかったのですが、この子が抱えてたとある問題が賛否両論の原因となってしまったわけです。

それがまさしく「ほしぐもちゃん(コスモッグ)」
彼女がずっとこのほしぐもちゃんを持ち歩いてたのが問題だったのです。
リーリエの目的は終始一貫しており、ルザミーネ(母親)の暴走で実験に使われることとなったほしぐもちゃんを故郷に返してあげること。
そこはずっと一貫してるし、か弱そうに見えて時折強引で芯の強い部分もある(そこはプルメリも認めてた)。それが前半戦におけるリーリエのイメージだと思います。
問題はそのほしぐもちゃんで、リーリエを受け入れられない人からすると
なんで護衛対象いるのに自分でポケモンを持つという考えに至らないんだ
という意見が出てきてしまうわけです。
しかもボールに入れずバッグに詰め込む始末。
そこも人によっては気になる部分となってました。

一応ポケモンを持たない理由としては「ポケモンが傷つくのはみたくない」からバトルが苦手とのことだが、主人公が盾として守ってくれることをいいことに自分は徹底して戦わないスタイルを突き通してくるんです
そのこともあってかマジで遠慮なく頼ってくる。周回すればするほど「あれ・・・もしかしてこの子結構遠慮ないタイプ?」と思ってしまうぐらいには、使える人は徹底して使うタイプ。
ただしポケモンは戦わせないし戦わせたくない。
そういうところに矛盾を感じる人がいたということなんでしょう。
たしかにリーリエがポケモン持ってしまったら「ちょっとは戦ってくれよー」ってなる可能性もあるのであえて持たせなかったのでしょうが、それにしてももうちょいなんか理由付けはあったよなぁとは思いました。

アニメではその点はすごくうまくやっており
そもそもポケモンがトラウマで触れないからポケモンが持てないという設定になってました。
(原作同様ほしぐもちゃん、あとはタマゴから育てたシロンは例外だが)
ポケモンを所持できないならこれくらい思い切ってもよかった気はしますし、ポケモンに触れない理由を探っていくというシナリオにしていく展開でもよかったような気がします。(アニメでは実際そんな感じだった)

あと他にあがった理由としては
狙いすぎて同性ウケが悪そうなNに似た空気を感じる
というあんまりな理由も・・・さすがに理不尽だぁ
(N:BWにいたプラズマ団の王で、悪の組織の王でありながら実質主人公みたいな存在の緑髪のイケメン。)

ただ、リーリエ関連のポケモンカードはもはや資産レベルで値段が爆上がりしたことがあったり、やっぱリーリエ関連のグッズは売れ行きが良かったりするので、人気の高いヒロインであるということはやっぱ変わりはないとは思います。
リーリエかわいいじゃん!清楚かわいい!

それに後半はちゃんと「がんばリーリエ」として気持ちを一新して頑張る一面も多く見えたり、USUMではちゃんとポケモントレーナーとしてデビューして才覚を見せたりするので、後半のがんばりも見たうえでちゃんとリーリエというヒロインを見てほしいかなーというのが私の意見です。

ちなみにUSUMでは[46]で語る部分でとある人物の描写が増えた関係や、ウルトラメガロポリス等UBの世界観拡張等もろもろのシナリオ変更の影響をうけメインヒロインなのに出番が激減するハメに。
特に母親の設定が変わった影響でポニ島での雨宿りと決意のイベント全カット。よりによってプレイヤーから一番評価がよかったこのシーンのカットである。
賛否両論なキャラではあるけども出番の削り方エグいなおい!?


ルザミーネ代表、もはや別人

この美魔女なおかたはルザミーネ代表。
ポケモン保護団体「エーテル財団」の代表で、リーリエとグラジオの母親。
(グラジオ:リーリエの兄。スカル団の雇われ用心棒の立場から妹を見守りつつ、来るべき時に備えタイプ:ヌルを育ててた謎多きトレーナー)

ありとあらゆるものに慈愛の心で接する・・・というのが表の顔だが、その実態はUB(特にウツロイド)の魅力にとらわれ、UBに固執するあまり人格が破綻し実の子供であるリーリエ、グラジオの声すら届かなくなるレベルで暴走した「第7世代における悪の組織のトップ

やった行動自体はすごく問題アリで、コスモッグ確保のためにスカル団(地元のゴロツキ)に活動資金を提供し、さらに財団も私物化してやりたい放題したりしたこともあったが、それでも「夫モーンを失い失意の中にあった」「ウツロイドの毒に操られてた」等もあるうえ、旧サンムーンでは結局回復せず今後のシリーズ展開に続くという感じではあったので「操られてたならしゃーない」でまぁなんとなく許されてたし、完全に取り込まれてた闇落ち形態「マザービースト」も人気が高く、悪役でもあり母親ポジションというオイシイポジションにいた存在・・・なのだが、USUMではこれにネクロズマがかかわったことでもはや別人レベルで人格が変わってしまった


USUMではまさしく夫モーン失踪の一件があるため、逆にUBは彼女にとっては憎悪の対象でしかないのである
つまりUSUMの代表はUBを保護するどころか敵対の意思を見せており、そのためにネクロズマを独自に捕獲すべく暴走したという内容に変更。
なのでこちらのルートではウツロイドに洗脳されてない分多少はマシな性格になったが、今回においてはむしろそれが逆にタチの悪さを悪化させる要因となってしまった。
そもそもUSUM自体が旧サンムーン時代のシナリオ展開をそのまま同じくなぞっているため、ウツロイドも中盤で普通に出てくるしコスモッグも狙われるし(今回はウルトラホールをこじ開けるための鍵としての必要とのこと)ポケモンの氷漬け標本はそのまんまだし子供の話を聞かず逆にかんしゃくを起こす部分もそのまんま。
中途半端に設定を変更した結果、ウツロイドに洗脳された時の設定が部分部分で混じって「洗脳されてないのに財団を私物化して自分の子供にひどい仕打ちをする厄介おばさん」みたいになってしまっている。

終盤ここでは本来はウツロイドにとらわれマザービーストとして襲い掛かってくるところだが、USUMではウツロイドが関与しないシナリオになり「ただネクロズマを捕獲するためにホールの向こうに消えた」という変更となったためマザービーストも削除。
あげくの果てにあれだけ意気揚々に挑んでおきながらあっけなく返り討ちにあい、娘リーリエともなんともあっさり和解

そして一番の問題は「ウルトラ調査隊と協力関係を結んでしまったこと
彼らがUB側の世界から来たということはおそらく知ってるはずなので、ネクロズマの世界まで飛ぶための「移動手段」を持ってることは知ってるはず・・・というかむしろ知ってるべきでしょう。
仮にその「移動手段」が目的の場合、ウルトラ調査隊に約束通り戦力をいくらか送るだけでカタがつく話になっちゃうわけで・・・言ってしまえば
別にコスモッグで無理やりホールを開く理由がそもそもない
(実際、終盤の日輪or月輪の祭壇で伝説ポケモンでワープ移動できると調査隊が言ってたし、実際主人公もこのワープを使ったので「なら最初からこれ使えばよくね?」と薄々思い始めてきた)
なのに調査隊の協力を一切合切無視して作戦を強行した結果、自身の子供に迷惑をかけ、ウルトラ調査隊からは裏切者やらエゴイストやらボロクソ言われる始末。ホントなんで使える人材を頼らなかったんだこの代表・・・

と言った感じで、もうなんか設定の変更が中途半端で雑。
これならまだネクロズマを「ウツロイドをけしかけ光を奪うべく現れた狂気の侵略者」ということにして設定を無駄に壮大にすれば、変更すべき設定の部分をもうちょい減らせたんじゃないかなとは思ってたりします。
それくらいいろいろ無理がありすぎたなと思いました・・・
マジで代表は一番シナリオ変更の被害被ってるかもしれない

・・・いっそのことアニメ版の設定でもよかったかもしれない。
あれはあれで子供を赤ちゃん扱いするような超過保護なのが問題だが、最初から最後まで優しい母親ポジションを崩さなかったからなぁ・・・


ネクロズマとはなんだったのか

結局こいつの絡ませ方がマジでドヘタクソなんです。
実物が出てくるはラストのほうで、誰もその実態がわからないのに妙にアローラに対する脅威みたいに設定盛り上げてくるから「みんなビビりすぎじゃねぇ?」とは思いました。

しかもこいつの設定も要所要所で「ウルトラ調査隊が自分語りして話してくれる」ので何も知らない状況ではないのですが、ホント旅の途中のついで感覚で語ってくるので「へー大変だねー」ぐらいの感覚しかわいてこないわけです。
調査隊サイドもアクロマに助力をお願いしてるため、別に主人公側に助力を求めてないのも「それいる?」感を余計に強めてました。
(なんならアクロマもそんな協力してくれなかった)

まぁ、実際ネクロズマが問題起こしてから改めて丁寧に説明してくれるから「設定がわからない」ということは絶対ないんだけどね!
でもこういうのは必要な場面で語るべき内容だとも思ったけどな!

で、さっきも言ったようにルザミーネが固執する対象がウツロイドからコイツに変わったことで設定が破綻し性格も豹変。
まさしく「あーもう無茶苦茶だよこれ」状態である。

そして倒した後はこのDO☆GE☆ZA放置である。
最後の最後でなんか雑すぎやしませんか!?!?


他に語るべき部分は[46]に続きます。
変更していい部分もあるにはあるが、それで出番激減の割を食うキャラも結構いたので、まぁ取捨選択がとにかくヘタクソだなぁと思いました。


26.あのピカチュウが人気タレントに!


これについては[4]のピカチュウの森で存在はほのめかされてたので「あぁここにいたのね」という感じでした。
まぁ、ピカチュウがカワイイよりもパパラッチってやっぱウゼェ・・・となるのは芸能あるあるなんでしょうね。

一応パパラッチを追い返せば「ピカチュウZ」がもらえますし、なんとボルテッカーを教え技として教えてもらえるように。
(でんきだま経由のタマゴ技限定なのでホントにレアな技。なお反動がデカくてピカチュウ専用技としてみるなら実用性はアレ)
ピカチュウファンならぜひ助けてみてはどうでしょうか?


27.着ぐるみの中には誰が!?


さすがにここまでブッとんだ乱入はないですが、現実の熊もふつーに市街地に出るようになったので、油断せず注意しましょう。
(出たらちゃんとTVでニュースになります。)

アニメのキテルグマは存在感すごかったよなぁ・・・
ロケット団を保護して飼うことにしか興味がないから基本非戦闘員だが、こいつが戦うときはまぁチートくさいのなんの!
サンムーン時代のムサシコジロウ組の手持ちはマジでおかしかったな・・・ムサシのミミッキュなんか歴代最強レベルだし状況によってはいつ負けてもおかしくなかったかも。

・・・とまぁ、こうして話が脱線するぐらいにはこれ語ることないんだよなぁ


28.過去のシリーズに登場したスイーツも登場!


これ効果は「なんでもなおし」と同じなのに種類すげぇ増えたなぁと

フエンせんべいあたりから増えたシリーズで(もっとさかのぼると「いかりまんじゅう」とかもあったが)、当時は入手数も限られてたレアアイテムだったのが、なんかカフェのオマケ品扱いに。

入手はしやすくなったが・・・ぶっちゃけいらないよなぁこれ
いや実際こういうサービスあったらうれしいが、ゲーム内のものを食べれるわけでもないしなぁ



29.おじさんの「きんのたま」をもらおう!


と思ったが、このシリーズを最後にこのおじさんは出なくなりました
ネタがあまりにもド直球なのもあるが、やっぱ海外展開する際にドストレートすぎるこの手のネタはよろしくないと判断され、何か問題になるまえに事前に消されたのでしょう・・・
剣盾では代理としてボールガイが登場し、SVではキャラの多さゆえにむしろ目立つレベルのモブが少ないのでこういったネタ自体ない。

なんだかんだ恒例行事だったので、これが見納めだと思うとなんか寂しいものはあったりします。


30.スカル団からアローラロコンを助けると…


これがどういったイベントかというと、オハナタウンでスカル団にひどい目にあわされてるアローラロコンを助けるというもの。
どうやらこの白ロコンが「ぎんのおうかん」を持ってた関係で執拗に狙われ、騒がしくしてるので住民も迷惑してる状態。

とはいえ「ぎんのおうかん」特訓はハードすぎるあまりLv100のポケモンじゃないと受けさせてもらえない関係上「こいつらが持っても豚に真珠なのでは・・・?」とは思いつつもこいつらをボコして追い返すところからイベントが始まります。
(ちなみに「ぎんのおうかん」特訓はSVから必要レベルがLv50に緩和)

とはいえこれすぐに始まるイベントというわけでなく、1回日をまたがないと始まらないし次このアローラロコンがどこにいるか一切ヒントがないんですよねこれ。
次にイベントが始まるのは8番道路のエーテル財団のバン。
(アクロマと最初に出会ったあのバンです。ちなみにクリア後ヤツからゲノセクト用のメモリがもらえます)
あの後ボロボロになりつつもなんとか財団に保護してもらったため無事ではあったが、あんな事件があったからか人間に対して恐怖を覚えてしまった模様。
ここからマラサダをあげたり遊んであげたりと一緒に保護観察することになる・・・のだがこれもまたいちいち日をまたぐので進展が遅い!!!

その後、完全に回復したため野生に返してあげようということになりそこでひとまずイベントは終了。
おそらく真面目に進めた人はこのアローラロコンのことは忘れかかってたことでしょう。
なにせ次に出会える場所はラナキラマウンテン山頂。
もうリーグ前だぞ!?どんだけ引っ張るんだよこのイベント!?!?

どうやら元気にいつもどおりの生活に戻れたようで、人懐っこい性格も戻ったからか、その後山頂でアローラロコンと触れ合うことができます
・・・ん!?おい「ぎんのおうかん」どこいった!?!?


と思ったことでしょう。私も当時はそう思いましたしなんで報酬ナシのイベントでこんな遠回りさせられるんだと。
ところがどっこい・・・!あったんです!ぎんのおうかん!
オハナタウンの最初にアローラロコンに出会った場所に!
これはまさかの取り逃しポイントだなと思いました。みなさんもここでの回収はお忘れなく。

ただ、どの道このイベントは何だったんだという疑問は残ったままではあります。なにせ日程もまたぐうえ場所もバラバラでノーヒント。
人によってはぎんのおうかんが回収できることを忘れたままこのロコンのイベントを進めた人もいるかもしれないので、一部の人は何だこのイベントと思ったことでしょう・・・
というか今まさに自分が思ってるんだがなこれ!!!



31.ぬしポケモンと通常のポケモンの大きさって?


別にサイズがデカくなっても強さに直結しないしな・・・
というのが感想だったりします。
しかもレジェアルで「オヤブン個体」とかもでたのでデカブツももう珍しい存在というわけでもなくなり、なんならサイズにこだわらない人からすればあんまり気にもとめられない要素ではある。

とはいえSVみたいにポケモンごとにサイズが違うという特殊な設定のスタートはここだったのかなと思うと、これも1つの試験運用だったのかなと思ったりします。
こうしてみると、株ポケもいろいろ試行錯誤してるんだなと・・・

あとこれも[41]のヌシールに直結した問題を抱えておりまして
ポニ島のヌシは100枚コンプ報酬だからまぁ手に入らない!
それにUSUM組のヌシはバンク等に送れないのでオニシズクモとかアブリボンとか一部ヌシはアローラに取り残されたまんま

・・・とまぁ、これもなんか「それいる?」な内容のものだったりします。


ここで話は脱線するんですが、ヌシの話になったのでここで語らせてほしいです。
そもそもサンムーン世代の野生バトル自体がすげぇつまらないんです。
面白くないというよりなんか理不尽

なんでつまらんかというと定期的に仲間を呼ばれるので常時1vs2で戦ってる状態が続くんですよこれ
たしかに直近の作品でもレジェアルがこれよりひどい1vs3とかやったことはあります。しかしあの作品はレベル上げがしやすかったりバランスはしっかりしてたりとなんとかなるようになってたし、なによりサンムーンの野生ポケモンみたいに無限に味方を呼び続けるクソ理不尽は絶対にやってこない。
メガガルでもあった「2回攻撃をされる」理不尽はもう散々プレイヤー間でも悪名になってることは公式もわかっているはずなのに、なーんで1vs2の構図で味方が無限湧きという地獄を展開しちゃったんでしょうかね。
実際、常に仲間を呼ばれるのでバトルが終わらないうえ、呼び出した2体目の仲間からダメージを削られて続けるので、逃げでもしない限りジリ貧になって負けるし、逃げられなかったらそこで詰みになるわけです。

ヌシ戦に至っては「ヌシ本体のステータスUP」+「味方の無限増殖」がセットで襲い掛かるうえ、味方も露骨にヌシをサポートして倒せなくしてくるうえ無限増殖なので倒すメリットも0。
しかも今回は登場ヌシも戦闘パターンもいろいろ変わったこともあり、明らかに旧サンムーンより難易度が極悪に。
・・・これ小学生クリアできるのか?BW2よりエグいぞこれ。
(なお、DPリメイクというこれより理不尽な難易度がのちに出てきた模様)

そしてこれのなによりの悪質な点は、公式としてもこれをどうしても利用してほしいという意図を盛り込んでるということ。
それが一番顕著に出てたのがサニーゴ釣りで、サニーゴが仲間呼びすることでしか出ない特殊レアポケモンが存在してるわけなんです。
それがヒドイデ。しかも設定ではサニーゴの天敵で捕食してくる存在。
ヒドイデの進化系も対戦でかなり使われるほうですし、コジロウの相棒としてアニメでも出てたポケモンなので、知名度もそこそこ高いはずであろうポケモンなだけに、なおさらこの入手方法はさすがにないかな・・・と思いました。しかも出現のヒントはエーテル財団で「ヒドイデはサニーゴを捕食するんですよ」と語られるのみ。

USUMではさすがに仲間呼びの頻度が下がって幾分かマシになったうえ、クリア後のポニ島では逆にこの仲間呼びを利用したハピナス道場が存在し、レベル上げがしやすいこともあってその点は好評となりました。



32.驚愕、キテルグマが師匠!?


[22]でもちょっと言ったことなんですが、ことあるごとにいちいち長めのサブイベントがあるのですごく冗長なんですよねこれ。
しかもここはモブトレーナーの1人との戦闘なので避けられないのも、どうやってもこれに付き合わされるわけです。
イベントが盛りだくさんなのはいいことなんでしょうが、細かすぎてダルくなるのはどうかなとも思ったので、やっぱこういうのはバランスが大事なんだなぁと思わされました。

ちなみにここで技マシンがもらえるというモブトレーナーとしては珍しいことになってるのですが、なぜか中身は「しっぺがえし
マジでなんで!?!?!?

昔はお世話になったけど今はイカサマあるし、これやるならアナライズ持ちのポケモンでいいやになるから最近は使ってないなぁこの技・・・と懐かしくもなったが、ホントなんでしっぺがえしなんだろうここ・・・


33.サングラスをかけたエージェントになって頂点を目指せ!


というかフェスサークルの存在そのものがもうアウト
増築したぶん便利になるポケリゾートや、図鑑のページをうめつつポイントを稼ぎ、100ポイント消費することで「探索限定キャラ(ゼニガメ等)」を入手できるQRスキャン等、他の機能がそれなりに便利に使えるなか、これだけはなんか公式がやってほしいことをやらせてる感が強く出てたのがなんか嫌でしたし、wi-fiすら機能停止した今マジで使い物にならないのなんの・・・

フェスサークル、何が問題だったか

まずエージェントうんぬんを語る前にフェスサークルについて語ります。
私はこの頃ちょっとポケモンから離れてた時期でもあったので、このフェスに関してだけは情報を集めたうえでの文面になるので、憶測の情報になりがちな点には注意していただければと思います。


では、フェスサークルとは何なのかというと
通信交換を中心に、通信で遊べること全般を詰め込んだ対人関連の遊び場の詰め合わせ会場です
3DSにはwi-fiでネットにつなぐ機能に、他のプレイヤーの3DSに自動的につながる「すれちがい通信」とかもあり、それらの機能をフル活用して他プレイヤーと遊ぶことに特化した会場で、3DS世代だった人たちからすれば大いに盛り上がったことだと思います。

では、そんなに他プレイヤーと通信してどうなるんだ?と言いますと
フェス会場を交流で発展させていく
それがこのフェスサークルのコンセプトになります。
つまり、どういうことかというと
・通信すると自分のフェスにプレイヤーがゲストとして来訪する
・基本的にはゲストの集計データやあいさつが見れる程度だが
 ごくたまに赤いフキダシのゲストが混じってる
・赤フキダシのゲストのお願いを聞くとFC(フェスコイン)がもらえる
 (おねがいは特定の店に連れてくものから話を聞くだけ等様々)
・FC(フェスコイン)はフェス内部の露店で使える通貨であり
 稼いだ額に応じてフェスがランクアップして機能拡張や
 露店のサービスの向上等、いろいろと便利になっていく

つまりここでやることは交流してFC(フェスコイン)を稼いで自分のところのフェスを盛り上げていくという感じです。


一見すると面白そうですが、これもある問題を抱えてたりしているわけです。それが何かと言いますと
FC(フェスコイン)を稼がないとやれることが少ないので結局お金稼ぎゲーを強いられる
つまりコイン稼ぎのためにやってるという状況が生まれるわけです。

じゃあこういう状況だとどうなるかというと
コイン稼ぎのためにシステムの穴をついた荒業で稼ぎプレイが始まる
というかそうでもしないとマトモに遊べたもんじゃない
結局、盛り上げのためにコインを稼ぐ要素がフェスを結果的につまらなくしてるのでまぁ本末転倒だなと思いました。
しかも今はswitch世代。下手すればゲーム=スマホでポチポチやる時代になってしまった令和時代。今更すれちがい通信のために3DSなんて持ち歩く人はいないでしょうし、wi-fiサービスも止まってるのでゲストは増えないので完全に無駄システムになってしまいました。

ちなみに上記の稼ぎ手段はUSUMでは対策されたましたが、さらに効率のいい稼ぎ手段を公式が用意したので結果的によくは・・・ならなかったんだよなぁ!これが!


バトルエージェントという欠陥施設

というかこれP版のネジキが悪名高い施設と言われた時点でこんな問題だらけの施設実装するもんじゃねぇだろ何考えてるんだおい

えぇ、もうこれだけでおおよそ見当はついたことでしょう
手持ちが完全ランダムのレンタル制バトルです
自分の手持ちが持ち込めないので難易度はすさまじい地獄のような施設
なぜこれを実装しようと思ったんだ・・・

しかもこれ、最初の1匹は自分で選べるがあとの残り2匹は他プレイヤーが選ぶという面倒仕様。
なのでポケモンの引きが誰か1人でも悪いとそれだけで不利になるという地獄の連帯責任ゲーが始まることに。
お気に入りのプレイヤーはVIP登録することで何度でも誘えるようになるが、3日以上オンラインになってないともう誘えないという「なんのためのVIPだよ」というログイン強制ゲーまで始まってしまう。

いいポケモンを引けるようにするにも「すりかえ屋」が必須になるので、FC稼ぎのためにFCを使うという矛盾が発生しており、とにかく下準備も手間。
そしてグレードごとにレベルも変わってくるので、グレードが低い味方はそれだけでも足手まといになるので、グレードが高いほど足手まといが増えて攻略が苦痛になってくる。

そしてこれの対処法が結局「メガシンカポケモン
Zワザ世代なのに結局メガシンカゲーじゃねぇか!!!
対処法がある分ネジキよりはマシだが、下準備の大変さやグレードが上がった分に応じて攻略が苦痛になってくことを考えると「やっぱレンタルバトルは実装しちゃダメだわ」と思いました。


その他フェスサークルの機能

そのほかの機能としては
・ミッションを攻略してFCを稼ぐ「フェスミッション
・FCを使って露店を拡張していく「露店
等があるのですが、フェスミッションはフェス会場で特定の人を探して話しかけるお話ゲーでしかなく、露店もFCで自分のフェスのお店を拡張していくだけなのでゲストをフェスに呼べることの利点が全く活かせてない。

BW2が好きだったからこそやっぱこれだけは言いたいです
これジョインアベニューの劣化版施設だろ
ゲストと一緒にお店を開いていろんな来客とコミュを楽しむという、BW2のお店のいいところを全部ブチ壊したので「何が面白いかわかってなかったんだなぁ」という気分になってなんか悲しくなりました。

施設の拡張にバトルエージェントにと終始お金稼ぎに追われるので、これ実際にやった人は稼ぎに追われるバイトみたいな気分だっただろうなぁ・・・と思いました。情報を探れば探る程まぁつまんなさそうな施設だなと。
しかも旧サンムーンではこの施設がないと育成すら苦痛だったから必須だったのがなお闇が深い世代だなぁと思いました。

一応公式でもオンラインでグローバルアトラクションというのを実施してたそうですが、やった期間はたったの1年!実施回数はたったの8回!
もうこれ公式も半ば見限ってるじゃねぇか!!!


そしてこれの最悪な部分が
・8番道路のマオの試練直前
・マーマネの試練完了後
USUMではこの2つのタイミングでフェスサークルのチュートリアルが強制的に入るからシナリオ進行のテンポも劣悪にしてるのもマイナスポイント
しかもクリア後のRロケット団編でもこれが関わってくるので「意地でもこれをやらせたい」公式のこだわりを感じたのがなお気持ち悪かったです。
お前らがここまでプッシュした機能って基本全部失敗してんじゃねぇか



34.「10まんボルト」を超え、「1000まんボルト」へ!


サトシピカチュウ限定なので完全にシナリオ用or原作再現用ですが、アニメのウツロイド編でこれが決まったときはまぁ盛り上がったものです。

あの辺りは原作再現をしつつもルザミーネ一家の描写もしっかりしてたし、マザービーストもちゃんと出してたし、なにより一家の設定の大幅変更が全く不自然さを感じさせなかった。
しかもアニメサンムーンではバッヂを集めなくてよくなったので、ポケモンの生態の深堀りがしっかりしてたのもよかったです。
というかあのシリーズ、命とタヒに向き合い考えさせる場面が多いから意外と大人向けなんだよね・・・あのユルそうな描写なのに。
ようつべのアニメセレクションがちょうどそのあたりをピックアップしてるので、ぜひ一度見てもらえればと思います。


35.歴代のボスが強敵となって集結!


これはクリア後のイベントにて追加されたイベントで、ここでまさかの過去の悪の組織オールスターである。
ルザミーネ邸を乗っ取ってなんか世界征服やらなんやらすべく、悪の組織が全員集合してヤバいことになるというもので、屋敷も戦闘員まみれとすさまじい状態となっております。
(ルザミーネ邸が狙われたのも、エーテル財団の技術が目当てだったため)
レインボーなのはおそらく第7世代というのと、(サカキ本人を入れて)幹部格が7人だからというのもあるのでしょう。

ここからは、そんなヤバい組織に集まったイカれたメンバーを紹介するぜ!

ザオボー

案の定裏切りやがりましたこの出世欲タマネギ

サンムーンではまだ忠誠心は残ってたし、アニメ版ではロイヤルマスクのファンということが判明してからはおもしろいおじさんというオイシイポジションに落ち着いたが、今回は完全に悪側のポジションにつくことに。
(漫画版ポケスペはこれ以上にド屑だとのこと、マジか)

本編をやってれば気づいているでしょうが、手持ちはエスパー統一。
それにこの時はリーリエがピッピ(フレンドガード)でガチガチにサポートしてくれるのでまぁ負けることはないでしょう。
まぁ、こいつが内通者としてやりやがりましたというだけの一戦です。

クリア後は旧サンムーンよりさらに扱いが悪くなることに・・・まぁこればっかりはしゃーない。


マツブサ/アオギリ

まさかのGBA版からの登場。
ORAS版では人がよすぎたからか出せなかった模様。
(特にASアオギリはポケマス等ですっかり聖人ポジションに)

こいつらの発言からわかるように、今回集まったメンバーは全員ウルトラホールから集められた「マルチバースの住人」で、こいつらの野望が達成し地獄となった世界から来た存在だということが明らかに。
なので発言や言動が基本的にほぼ全員原作より野心むき出しの悪辣なものになっています。
それもあってかRロケット団編もかなり賛否両論となってます。

しかもこのあたりから伝説ポケモンも平然と使ってくるので、Lv70まで育ててないと圧倒的な種族値の暴力でゴリ押されるので難易度も極悪。
推奨レベル65はアテにならないので、やりすぎなレベルでポケモンを育てるか、いっそ伝説のポケモンで固めてくるのもいいかもしれないです。

この戦闘で出てくるのはもちろんグラードンカイオーガ
強力っちゃ強力だが、GBA次元から来たのでゲンシカイキは使ってこないです。いやあったらあったで困るんだけども。

今回のマツブサ/アオギリはそれぞれの野望を達成した異なるマルチバースから来たので、仲が悪いのも相変わらず。
GBA版のこの2人は基本相容れることはなさそうです。


フラダリ

よくクソコラで遊ばれてる顔面カエンジシおじさん
正直悪の組織としての叶えたい野望が「命の間引きと選別」という一番極悪な思想だからか、それを実現してしまった世界から来た関係で顔がなんか完全に悪人顔に
人の善悪に悲しみ苦悩した彼はもうどこにもいなくなってしまったようだ。

XYでも出てきた「2つのスイッチ」はここでも持ち込んできました。
破滅のスイッチを押させてお前のせいだと言うような趣味してるあたり、やっぱ原作からして根性ねじ曲がってんなこいつと。

ここで出てくる伝説ポケモンはゼルネアス(US)/イベルタル(UM)
例のパワフルハーブジオコンで有名なあのゼルネアスがここで出てくるうえ、フェアリー伝説なのでまぁ処理が大変な部類だったりします。
さすがに有名なパワフルハーブジオコンは使ってこないけどね。

それに追加でメガギャラドスも登場。
XYはメガシンカ世代だからこれはしゃーない部分もあるし、別にメガシンカしたからといって苦戦する部分はないのでとっとと倒してしまいましょう。


アカギ

ギンガ団自体が若干カルト組織みたいなところがあったので、イマイチ目的がわからなかった組織ボス。
最終的には「心が存在しない世界」という目標に落ち着いたようです。

ロトム図鑑を見て若干未練が出てきたり、野望を達成したのにもかかわらず浮かない顔だったりと、この人だけは「止まるに止まれなかった」ようにも見えてしまいました。
生まれの地がアローラだった彼は幸せになれたのだろうか・・・

登場する伝説はディアルガ(US)/パルキア(UM)
強力な伝説のドラゴンだが、特段強い能力があるわけでもないのでドラゴン対策ができてるならここが一番楽だったりします。


ゲーチス

元がゲスすぎてこれ以上ゲスにしても原作通りになってしまうヤベーやつ。
さすが悪のカリスマ・・・やることの格が違いすぎる。

BW1時代の衣装なので、おそらく洗脳による世界征服は実現したのでしょう。こっちはマジモンのカルト信仰が化けの皮をかぶった悪徳組織だから、こいつらが牛耳る世界はぶっちゃけ想像したくない・・・

登場する伝説ポケモンはゼクロム(US)/レシラム(UM)
と、まさかのパッケージとは逆のverでの登場。
おそらくライトストーン/ダークストーンを覚醒させられなかったから、とりあえず手元にいる伝説ポケモンを引き連れたのでは?という説が有力とのこと。

負けても負けを認めずリーリエを人質にとったり、アクロマに対しても悪態をついたりと、終始ゲスさは崩さなかった模様。さすが悪のカリスマ。
わかってはいたがアクロマとはやっぱ仲は悪かったようです。


サカキ

初代からなんだかんだ各方面で出番のある「悪のカリスマ」で
純粋な「マフィアのドン」
そのため技術を使ってシノギを稼げればそれでいいというスタンスはそのままだが、彼の発言からするとレッド(初代主人公)とは出会わなかったようである。
とすれば、他のマルチバースもまた「主人公が存在しなかった仮定の世界」ということなのだろうか・・・

基本的なパーティ編成は初代を意識した地面編成。
ただし、さすがにサイドンはドサイドンに進化してました。

そしてこいつの一番ヤバいところは最後の手持ちで
ここでまさかのメガミュウツー
USでは格闘が混じったX、UMでは火力特化のY
と、使ってくる形態は異なるがどっちにしてもヤバいことになってることには変わりないので相当苦戦する相手に。
技範囲も幅広いので悪タイプ程度では止まらないのもつらいところ。
本当に強い相手なので覚悟を決めてかかりましょう

原作~BW2では結構武人肌なところもあり、負けたらあっけなく引き下がって組織を1回解散させて修行に出る程にバトルにはストイックだったのだが、今回のサカキ様は「まだまだ別の世界で悪さする気マンマン」と、また性格が異なる存在となっているため初代が好きな人にはやや不評
こういうのはやりすぎてもよくないからさじ加減が難しいものです。


攻略後

攻略後はルザミーネ邸も元通りなのでもう探索不可能になる関係上、ここでとり逃したアイテムはあとで掃除のおじさんから全部一括でもらえるので、無理にアイテムをコンプする理由は特にないです。

そして最後にもらえるアイテムがまさかのでかいきんのたま×55
最後の最後でそれかぁぁぁぁい!?
おそらくこれが活動資金だったのだろうと考えると、なんかゾッとするクリア報酬だなと思いました。




[36]以降は次回に説明します。
USUMで一番不評な要素だった「ウルトラワープライド」にも触れていくのでだいぶ容赦はなくなると思います。


【後編】
https://note.com/lapis_squash228/n/na395c08c72f3

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