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USBメモリでDJしたいって思った時に見て欲しい記事

皆さん、こんにちは。2022年4月から上京して東京住みのLapisです。
最近、たくさん案件を頂けてありがたい限りです🙏

さて、今回はタイトルにもある通り、USBメモリでDJしたい!って思った時にどんなことをすればいいのか、をこの記事にまとめようと思います。
メリットデメリットありますのでDJプレイングの一つの方法として知ってもらえると幸いです。

※rekordbox(以下、レコボ)ユーザーの方が対象の記事となります。

※前置きがクソ長いのでやり方だけ見たい人は4に飛んでください。


1. USBメモリでDJするとは…?

まず、USBメモリでDJとはなんなんだ?って疑問に答えようと思います。

クラブでDJするって時に恐らく置いてあると思われる「CDJ」と呼ばれる機材。(ちゃんと言うならCDJが2台とDJM(ミキサー)の3つ1セット)

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DJさんなら一度は聞いたことがあるはず。これに直接USBメモリを刺してDJすることです。

なので…PCが要らない!!!!

そう、楽曲のデータとかは全部USBメモリの中に入っているのでPCが必要ないんです!
最初は違和感もあるんですが、慣れてくるとDJブースがすっきりしてお客さんを見やすくなります!

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このようにCDJに刺すだけでDJができるんです!


2. メリットとデメリット

ここでメリット・デメリットを記載しておきます。
思いつく限りなので足りない部分もあると思いますが…
もしあれば追記しますね。

メリット
・出番直前のセッティングが楽
・前の人、後の人との転換がスムーズになる
・フロアを見やすくなる
(・荷物が減る)

デメリット
・USBメモリ自体を紛失しやすい
・クラブにおいてあるCDJによっては表示される情報量が変わる
・CDJ自体の操作に慣れていないとDJ中にミスをしてしまう恐れがある
・波形が左右のCDJに別れているので、PCDJのように波形が縦に並んでいる環境で慣れていると違和感を覚える

パパパっと列挙してみました。

まずはメリットから。
PCを使わないのでHID接続で転換が~~みたいな事故は発生しません!なおかつ、USBメモリを刺す場所はCDJ1台につき1か所ずつ付いていますので、HIDを使用するDJさんからもUSBメモリを使うDJさんからも転換をしやすいです。転換でわちゃわちゃしてしまう現場を何度も見てきましたので是非USBメモリでのプレイに挑戦して欲しいです。

次に、フロアを見やすくなる。PCがなくなった分視界が広くなります。
お客さんに合わせた選曲ができたりと、フロアの様子を見ながらDJができるので自分のDJが盛り上がりやすくなります。
前までは私自身もガッチガチにDJセトリを組んでいたのですが、臨機応変に対応できるように少しDJセトリに余裕を持たせていたりします。あえて10分程度セトリ自体を組まなかったりリストから選ぶ、みたいな方式をとっていたりします。
フロアを見て選曲を変える、難しいので私の中の課題の一つでもありますけどね(苦笑)

そしてデメリット。
「USBメモリ自体を紛失しやすい」これはマジ。私も無くしかけたことがあります。運よく見つかったのでよかったです…
大半のクラブは薄暗く、足元が見づらいです。それに加えて大音量で曲が流れるので落とした時の音とかも聞こえない。トドメにお酒が入ってハイになっていれば、はしゃいで物を落としやすくなる。この即死コンボです。
これは自分のが分かるように大きなストラップを付ける、とかで対応できますね。あとはブースに最初から置いておく、とかもおススメです!

僕は万が一失くした時のためにUSBメモリの中にテキストデータで連絡先とかを入れてあったりもします…!(←これ大切!)

DJ中にミスをしてしまう恐れがある。やはり、操作に慣れてないと余裕がなくりますしその分ミスするリスクも増えます。これはどんな機材でもそうですよね。いつもの使い慣れた機材なら大丈夫だと思いますが、クラブの機材となると話は別。
また、波形が左右のCDJに1つずつの表示となっています。基本的に波形が縦にならんでいる環境でDJをされている方が多いと思います。これに関してはたいていの方は慣れていないです。いつもと違う環境になるのでこちらもミスをしてしまう原因となってしまうでしょう。


クラブの機材を家に揃えようと思うと、数十万単位でお金が必要になってくるのでほとんどの方はクラブと同じものを持っていないはず。正直、操作方法なんてネットで調べたりしてもあんま出てこないし知る手段が少ないです…
強いていうなら、YouTubeを活用して海外のDJさんのmixを撮影した動画を見るくらいです(私はしばしばこのような動画を見て勉強しています)。
これに関しては、何度も練習会などに参加して実際に触って慣れていくしかないです。都内などはDJ機材を置いているスタジオも存在しているので、仲間内で誘い合って練習してみてもいいですね。
個人的に思うのは、練習会に自前のDDJ-400……実にもったいないです!良い機材は触れるときにたくさん触っておくべきです!たまーに「CDJ練習会」なんて題材で見かけたりもするので、こういうのに参加してもいいかもですね。
あとは、先輩DJに聞いて使い方を教わったりもいいですね。ってか、これが一番早い。先輩を頼れ。抱え込むな。些細なことでも聞きに行け。頼っとかないと名前広がらないし、最終的に私のようなコネクション極細DJになります…


3. 注意点

ここでUSBメモリを使ってDJをやる際の注意点です!
異なる2点に注目して解説していきます。

クラブにあるCDJが場所によって違う機種

これはクラブが悪いわけでもないし、自分が悪いわけでもないです。でも、場所によって置いてある機材は多少変わってきます。
事前に何の機材が使えるのか聞いておきましょう。
私の場合は事前に聞いてUSBメモリを使うかHID接続でプレイするか決めるようにしています。


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このCDJ-350。実際、私も家ではこちらを使っています。
この機材の難点は「ディスプレイが小さい」点と「日本語に対応していない」点です。日本語が対応していないので文字化けしてしまい、どの曲が次にかける曲なのかの判断が難しいです。

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こちらのCDJ-800も同様に「ディスプレイが小さい」点と「日本語に対応していない」点がネックです。

ほかにも以下の6種類。


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CDJ-900。こちらから日本語は対応していますがディスプレイはまだ小さめで色も黒白です。波形表示も出ないんですよね…

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CDJ-900nexus。ついに波形表示に対応!色も付いて非常に見やすくなりました!900シリーズにはHOT CUEの物理ボタンがないので注意が必要です!

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CDJ-2000。900シリーズの上位互換。フラッグシップモデルとして各クラブによく置いてあるイメージです。まだSYNCボタンがありません!そしてHOT CUEが3つだけ飛べるようになっています。画面に表示されるHOT CUEもA、B、Cの3つだけなので注意が必要です!

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CDJ-2000nexus。2000の後継機でこの機材からSYNCボタンが付きました。こちらもHOT CUEが3つだけ飛べるようになっています。画面に表示されるHOT CUEもA、B、Cの3つだけなので注意が必要です!
(MEMORY CUEは10個すべて表示されるっぽいです!)

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CDJ-2000NXS2。2000nexusの後継機でこの機材はなんとHOT CUEボタンが4つ付きました!直下にあるBANKボタンでA~DとE~Hが切り替えられます!画面内表示もA~Hまでの8個まで対応しています!大きなクラブなどではこれが常設されていることが多いです。

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CDJ-3000。CD入れれない系CDJです。今一番新しいCDJがコチラ。ボタンの反応速度とかロードの早さが神がかっています。導入しているクラブこそ少ないですが稀に遭遇するレア物CDJです。画面も大きいし、ジョグに曲のジャケ映るしでカッコよすぎるぜ…
レコボ6じゃないとHID接続できないのだけマジで残念。レコボ5の人はLANを使った接続にて一応プレイすることができますよ。

上の6種類のCDJやXDJ-1000などの数種では、ディスプレイの大きさが世代を重ねるごとに大きくなり、日本語も対応しています。
おそらく最近のクラブではこれらの機材が主流だと思いますが、万が一もあるので事前に調べたりして対策しましょう!


実際にクラブに持っていく荷物を減らせるのか

これはあくまで私の意見になりますが、減らせないと思っています。
理由は、USBメモリのデータが飛んだらどうするんだって話です。
メモリ側の性能がいいからって過信していると、万が一にもデータが飛んでしまうかもしれない。そんな時はPCを使ってプレイするように常に準備をしています。
なんならUSBメモリの分荷物が増える、といってもいいかもですね。それでもセッティングや転換は楽になったりとメリットもあるのでオススメです。

あくまで持論なので「俺はUSBだけでいいぜ!」な人はそれはそれでいいと思います。まぁ、全部自己責任でお願いしますね。

あと、マジでこれはTipsなのですが、楽曲データがある程度入ったUSBメモリを常に持ち歩いてみてください。
万が一にも遊び行ったクラブで「お前、DJやってみ?」なんて言われるかもしれないですよ(知り合いのガチ体験)。
また、突発で先述のDJ練習会などにも参加できるようになります。
BGM係を頼まれることもあります(これは私の実体験)。
DJ以外にも役に立つのでぜひ日ごろから持ち歩いてみるのも面白いですよ。

4. USBメモリに楽曲データを送る方法

やっと本題。ここではレコボからUSBメモリに楽曲データを移す方法を書いていきます。プレイリストごと送る方法を紹介しますね。

1.USBメモリをPCに刺す。

2.レコボ開き、左上の「PERFORMANCE」をクリック。「EXPORT」に変える。

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3.ここで1つやって欲しいことがあります!
EXPORTモード内の設定を開いて「CDJ & デバイス」の「HOT CUE」を選択。以下の画像のところにチェックを入れて欲しいのです。
ここをチェックいれていないとUSBでDJした際にHOT CUEが使えません!!
必ずチェックが入っていることを確認してくださいね?

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参考になったら上のツイートにいいねください!

4.EXPORTモードになったら左下「SYNC MANAGER」をクリック。
これを使ってUSBにエクスポートします。
(SYNC MANAGERが表示されていなかったらPCがUSBを認識していないので刺し直してください。)

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5.SYNC MANAGER開くと以下画像みたいに出てくるので赤丸がついているところにチェックをいれます。
デバイスの文字の横に刺しているUSBメモリの名前が表示されます。
(僕の場合はLAPISって名前のUSBメモリが認識されています。)

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6.USBメモリに送りたいプレイリストを選択します。
(画像では隠していますが中央に沢山プレイリストがあり、そのうちいくつかにチェックを入れている状態です)

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7.赤丸の白い右矢印をクリックするとexportが始まって曲のデータ(cue含む)がUSBメモリに送られます。送っている最中は下の方にexportの進行度が%表示されるのでその間はUSBを抜かないこと。

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8.100%になると赤丸の表示が消えるのでそれまで待ちます。
送る曲数で時間は変わってきますので余裕を持って行いましょう。
実際やってみたところ、私の場合は25曲で3分かかりました。

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9.最後にUSBメモリをPCから抜きます。
この時、絶対にそのままUSBメモリを抜かないでください!!!!
そのまま抜くと、USBメモリ内のデータが破損する可能性があります!
な  の  で  …

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「デバイス」の表記内の赤丸「USBメモリ/SDカードを取り出す」を押して安全にUSBメモリを取り出すこと。
(PC側からハードウェアの安全な取り出しを行おうとすると参照中で抜けないって表示が出ることが多いため)。

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よくでるこいつ。

以上でUSBメモリ内に楽曲データが送れました!

5. USBでDJする方法

クラブでDJする際は以下のようにCDJに直接USBメモリを刺します。

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その後はCDJ側に「USB」と書いてあるボタンを押して、刺したUSBを選びます。CDJが刺したUSBを認識したら、その中にある事前にエクスポートした自分の楽曲をロードする。ロードは画面右側にあるツマミを押し込むと画面で選んでいた曲がロードされます。
ここで注意してほしいのは、ロードには少し時間がかかるという点。
5分くらいの曲が10秒弱くらいかけてCDJにロードされます。
このロード時間はCDJ側の性能にも左右されますので具体的には言い切れませんが…

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再生、CUEはほとんどの機材でジョグの左下にあるので見つけやすいと思います。
次に悩む点としては、どのようにロード画面と波形の動く画面を切り替えるのか。

上の画像を参考にするなら、画像の画面上の「BROWSE」ボタンを押します。このボタンを押せば波形画面と曲のリストが表示される画面を行き来することができます。
また、BROUSE画面で選択するファイルを間違えてしまったなら、ツマミ左上の「BACK」ボタンを押すと1つ前の画面に戻れるので安心です。

CDJ側の簡単な機能説明としましては以上ですかね。詳しくはまた別の記事で説明したいと思います。

最後に!抜くときは必ず「USB STOP」ボタンを押してUSBメモリの刺さっている場所のライトが消えてから抜くようにしてください!
USBメモリ内のデータが破損したり、CDJ側がエラーを起こす場合があります。

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6. まとめ

ここまで長々と書き連ねましたが、一つの知識としてDJさん方に知れ渡ってくれると幸いです。こんなDJのやり方があるんだ!って覚えたらこの記事を閉じてください。

お付き合いいただきありがとうございました!


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