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公認心理師試験ふりかえり③〜はじめの一歩を踏み出すために

前回の記事「公認心理師試験ふりかえり② 〜覚悟しておいた方がいい4つのこと

 前記事にタイトルもあるように、私は何をするにも「覚悟」が8割だと思っています。そのために自分が何をしたのか、改善点は何だったのかを振り返ります。書き終わった後に思ったのですが「まずはこれをやれば間違いない!」的な指南は全然できていません。どちらかというと、やるべきことは霞がかりつつも見えているのに一歩目を踏み出せない方と「わかるー」って言いながら「じゃあこれとかどう?」って感じの内容です。

 はじめに、もう具体的に計画を立てたいよ!という方はファイブアカデミーさんの記事が参考になります。リンクは第4回のものですがご覧ください!とても素晴らしい記事です✨


 まずは私の第4回受験時のスペックおいときます
 ・休職中の中学校教員10年目
 ・リワークに週5日9:00〜16:30通所
 ・教員養成系大学出身
 ・特別支援学級や教育相談系の分掌経験なし
 ・心理学の勉強はド素人

1.現在のモヤモヤと向き合う


 私は2020年12月に現任者講習を修了した後、燃え尽きていました。私が受講したところの研修では現任者講習テキストはほとんど使わず、講師の先生方独自のスライドで実体験を交えたお話をされていて非常に楽しかったんですよね。そのため(?)すぐに「よっしゃテスト勉強!過去問!暗記!」とは全然ならず、「もっと深く学びたいな…自分が心理師になったら何ができるんだろう…」と職業哲学的な思考に耽っていました。

 なんだろう…こんなことを書くのは非常に無礼なのですが、筆記試験なんかで心理師の資質なんて測れる訳ないじゃん!と、試験のための勉強が本質的じゃない気すらしていました。この思考がなかなか厄介で長期間私の覚悟を妨げていました。

 でも、何でもそうだなと見切りをつけられてからはそんなにブレずに勉強に打ち込めた気がします。テストの作問経験のある先生ならお分かりかとは思いますが、そもそも人の資質や能力を正確に測るなんて無理ゲーです。そうすると資格は「パスポート」に過ぎないと思えるようになりました。教員免許と同じで取得してからの使い方、経験と成長が大切なのだと自分を納得させることができました。

 このような迷いやモヤモヤって意外と厄介です。心が弱っている時に顔をのぞかせます。「こんなこと考えても仕方ない!時間の無駄!」と割り切れる方は良いですが、私のような方は抑圧しすぎないでTwitter等でも吐き出してある程度整理してみると良いかと思います。本を読んで知見を得るのもおすすめです。

2.手当たり次第期→選択期


 現任者講習は修了したけど何も手につかなかった私がやったことと言えば、過去問でも参考書選びでも勉強スケジュール作成でもなく、欲望の赴くままに知りたいことを知ることでした。Amazonで「心理学」と名のつくベストセラー本をポチったり、心理学系の情報発信をしているYouTuberさんの動画を見漁ったり。(この時Kindle UnlimitedとYouTubepremiumがめちゃくちゃ役に立ちました)

 結果的にこの方法が良かったと思う理由としては、
①把握しきれないほどの情報が溢れていることが分かった
②自分の好き嫌いや、理解しにくさ・しやすさが把握できた
③雑学的な心理学の知識が試験問題を解く際に役に立った
④興味関心を萎ませることなく勉強へのモチベを保てた

 心理師を目指す方はこれまでに心理学に関して大なり小なり興味を持ってきたのだと思います。その知的好奇心の赴くままに本や情報を集めてみてはいかがでしょう。この時大切なのは、背伸びせず、少年少女のような気持ちで選ぶことです。例えば「仕事に生かせそう」と難しめの本を買っても今は読みません。もう少し勉強が深まった後で大丈夫。多少エビデンスに欠けていても(ダメだけど笑)「今すぐ知りたい!」を選んでみてください。

 私は社会心理学とか集団心理とかにとても興味があったので読みました。楽しかったです。囚人のジレンマとかエグめの心理学実験とか、面白いですよね…笑

 おすすめのYouTubeチャンネルや本はまた別の記事で書きたいと思います!

3.所属してみる

 2.では自由気ままにやってた私の様子が読み取れるかと思います。本当に勝手気ままにやっていました…数ヶ月間…。時間をね、明らかにかけすぎました。ミスりました。楽しく知識を深める事はできましたが、実際に問題を解く力は身についていませんでした

 皆さんはこんなことにならないよう、ある程度時間を区切ることをお勧めします。周りの受験生の方の様子を見ながら見通しを持って勉強するために、私は①アプリと②コミュニテイを活用しました。

①アプリ
 別の記事でも詳しくご紹介すると思いますが、おすすめは「Study plus」です。試験までの日数をカウントダウンしてくれるのはもちろん、SNSのように同じ目標を目指している人たちをフォローし合えるので続けると仲間意識が生まれます。勉強している教材も登録出るので、他の方がどんな勉強をしているのか覗くことができてとても参考になりました。まずは毎日ログインを目指すことろからスタートしても良いと思います。

 Twitterでも公認心理師の情報を発信している方、受験宣言されている方がたくさんいらっしゃるのでフォローするのも手です。何気なくTwitter見ていても自然に公認心理師の情報が目に入るので、無意識のうちに受験の自覚が生まれてきます。気が合いそうな方に積極的にコメントして仲良くなるのも今後のメンタル安定に繋がると思います☺️

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コミュニテイ
①と内容的に被るかもしれませんが、やはり一緒に学べる仲間がいると非常に心強いです。私は2つコミュニテイに入っていました。

 一つはアイダ道場です。毎週月曜日の夜にzoomを使って2時間ほど、事例問題の意見交換をしたり知識問題の解説をメンバー同士でするのが非常にためになりました。主催のアイダさんは第5回に向けたコミュニテイも作っておられるので、自律的な空間で楽しく学びたい方はお問い合わせしてみてください。

アイダさんTwitter

 二つめは現任者講習の同期メンバーさんが立ち上げたコミュニテイです。こちらはアイダ道場とは違って大人数でしたので個人同士での交流というよりは情報交換の場として活用させていただいておりました。他業種の方の体験談もお聞きできて有意義でした。両者共にコミュニテイ運営してくださった方々には感謝してもしきれません!

 アプリもコミュニティも、人によって合うもの合わないものが当然出てきます。例えば私は「みんチャレ」というアプリも試しましたがあまり合わなかったと思います。5人グループで毎日勉強の成果を写メで報告し合うのですが、どうしても義務的に感じてしまいすぐにしんどくなりました😅ただ、自分にプレッシャーをかけたいときや習慣化したい!という方にはおすすめします!早いうちからたくさんの選択肢を試してみるのが良いと思います。


 さて、なかなか取り留めのない内容になりましたが、読んでいただきありがとうございました!Twitterでとらせいただいたのアンケートで一位だった「はじめの一歩」についてまとめてみました。次は第二位の「お金」について書こうと思います!

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