地球に優しい洗濯
洗濯にはたくさんの水、電力が使用されます。
また、海に流れ出るマイクロプラスチックが大きな問題になっていますが、洗濯においても、化学繊維を洗濯するたびにマイクロプラスチックファイバーが排出されています。
※マイクロプラスチックの35%は化学繊維由来です
それらは顕微鏡でしか見られないくらいの微細なものですが、世界中の家庭で日々洗濯が行われていることを考えるとたくさんの量になるのです。
そのファイバーは下水処理場のフィルターをすり抜け、海へ流れていきます。
マイクロプラスチックファイバーを摂取した海洋生物たちは、成長を阻害され、虚弱になっていると言われています。
そして食物連鎖で私たちに戻ってきます。
私たちができること
1.水
・小さい洗濯物、デリケート素材は手洗する。
(洗濯機のデリケートコース設定は通常の2倍の水が使われます)
・お風呂の残り湯を洗濯に使う。
・すすぎには綺麗なお水が使われるため
衛生面では問題ないでしょう。
2.電気
・洗濯回数を減らす。
・まとめ洗いをする。
・乾燥時間を減らす。
・自然乾燥をする
＊こまめにパッキン、フィルターなどの掃除をして使用電力を減らしましょう。
3.マイクロプラスチックファイバーの流出を防ぐ
グッピーフレンド・ウォッシング・バッグ除去率54%
普通に洗濯した場合と比べて、
・化繊の服、繊維の抜け落ちが86％減少
・衣類から発生したプラスチック繊維の90％以上がバッグの中に留まり、外に流れ出ることはなかった。
※ただし、ナノサイズのプラスチック粒子まではキャッチできない。
3年間に渡りドイツの繊維研究所、カリフォルニア大学で試験が行われた結果です。
Earth Friendryの洗濯ネットは特殊な細かい網目が、マイクロプラスチックファイバーをキャッチし、海への流出を削減します。
シンプルでナチュラル、そしておしゃれで可愛いデザインです。
4.洗剤
合成洗剤はかつて公害の原因となっていました。
動植物の生育に支障を及ぼすおそれのあるもの、人の健康をそこなうおそれの有害化学物質が排出されていました。
現在は下水処理能力も向上し、90%以上の有機物と界面活性剤を除去できるようになっているため、水環境への影響はほぼないといわれています。
しかし、除去できなかった界面活性剤は、水環境を汚染することには変わりありません。
界面活性剤は魚のエラ組織を傷つけたり、酸素不足にさせます。
また、肌の弱い人は炎症、皮膚炎、化学物質過敏症になりうるとの情報があります。
石鹸は石鹸カスになり、魚のエサになったり、微生物によっても水と炭酸ガスにすばやく分解されるため、合成洗剤に比べて環境への負荷は少ないのです。
ただし、石鹸の使用量は合成洗剤より多くなるとされており、石鹸自体に毒性がなくても、石鹸カスなどの有機物が過剰に水環境へ排出されると、水中の微生物が集まって有機物を分解します。
分解にはたくさんの酸素を必要とするので、水中の酸素濃度が低くなってしまうのです。すると水中の生き物は酸欠になり、生き物にとって住みにくい環境になる可能性があります。
またパーム油と森林破壊が大きな問題になっていることを考えると、石鹸はパーム油が原料になっているものがとても多く、選び方には気をつけなければいけません。
合成洗剤の中では、洗剤を作ったあとの絞りカスで生成できるものまで現れてきていると言われています。
どちらが危険ときめつけるのではなく、用途により、適切な量を、自分に合ったものを使用することが大切だと思います。
無添加せっけんに天然ハーブを配合した、優しい香りの肌に優しい安心な洗濯洗剤です❣️
柔軟剤なしでも繊維本来のなめらかさを保ち、やわらかさを実感できます。
RSPO認証のパーム油を使用しています。
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優しい洗濯
丁寧で優しい洗濯(選択)をすることは、海洋生物、地球環境を守るだけでなく、自分自身を守ることにもつながります。
一人一人の少しずつの選択(洗濯)が地域や環境を動かします。
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