バック・トゥ・ザ・フューチャーに取り憑かれた話
『ジュラシックパークの曲ってどんなんだっけ?』
この言葉が、すべての始まりだった。
こういう時、ひとりで考えても埒が明かないのは分かっているんだ。
私『ねぇ、ジュラシックパークの曲ってどんなんだっけ?』
妹『てーれーてれれれーじゃない?』
私『それスターウォーズじゃない?』
母『てーててってーてーれれーじゃない?』
私『それインディ(ジョーンズ)じゃない?』
私『あっ!!そうだ!てーてれてーれーれれーじゃない?』
母『それバック・トゥ・ザ・フューチャーじゃない?』
***
バック・トゥ・ザ・フューチャーから抜け出せない
妹『あーもう無理!!ググる!!』
現役JKの妹は早々にGoogle先生に頼ることにしたらしい。
妹『あーーこれね!!ねぇねぇ、聞く?』
私『ちょっと待って分かった!てーてーてーてれれてれてー』
妹『それバック・トゥ・ザ・フューチャーじゃない?』
私『あっ………』
母『ちょっと悔しいからもうちょっと粘らせて。』
私もちょっとこのまま終わるのは癪だったので母と一緒に長期戦に突入することに。
母『てーれーてれれれてーれー』
妹『それETじゃない?』
私『うーん…あっ!てーれーてってーてれてーれーれーれー…あれ?これバック・トゥ・ザ・フューチャーじゃない?』
妹・母『バック・トゥ・ザ・フューチャーだね』
***
ジュラシックパーク問題、ついに完結。
『ヒント出そうか?』
なかなかジュラシックパークを思い出せない母と私を見かねた妹がそう言って最初の一音を歌ってくれた。そこまでやるんだったらさっさと流してくれた方が早い気はするけど、妹なりに気を使ってくれたんだと思う。
『分かった!!!!』
妹のヒントを受け母がそう言った直後、私にもメロディーが降りてきた。
『待って私も分かった!!先に歌わせて!!』
どうしても母より先に抜けたかった私は無理やり回答順を譲ってもらった。(いつからこんなにガチ勝負になったのかは、謎だけど。)
『てーれーれーてれてーれーれれーってれてーれてれれーれーてれれーー!てーれr』
母・妹『バック・トゥ・ザ・フューチャーだね』
『すいませんでした。』
結局、最後まで私はバック・トゥ・ザ・フューチャーを振り切ることができなかった。
そんな私をよそに、
『てってーてってーてれてーてれーれーれー』
母はバック…いや、ジュラシックパークをしっかり思い出し、無事正解。私の完全敗北が決定した。
うーーん、今でも思い出せなかったのが悔しい…。
***
…え?そんなにバック・トゥ・ザ・フューチャーバック・トゥ・ザ・フューチャーが頭に回るなんてなんか特別な思い入れでもあるのかって?
あのー…こんなに何度もバック・トゥ・ザ・フューチャー言ってるから(打ちすぎて変換予測にバって打ったら出てくるようになっちゃった)めっちゃ言いにくいんだけど…実は思い入れどころか一度も見たことないんだよね、バック・トゥ・ザ・フューチャー。…ロゴがデザインされたTシャツはなぜか持ってるんだけどね…?もしかして、ファンですみたいな顔して映画も見てないやつがロゴ入りTシャツ着てたからバチでも当たったんだろうか。
***
ちょうどこのnoteを書いている時に、6月から金曜ロードショーでバック・トゥ・ザ・フューチャーをお届けします!なんてCMが流れてきました。
6月12日から3週連続で全シリーズ放映するみたい、いやそんなタイムリーなことある??もしかして、バック・トゥ・ザ・フューチャーを見ろっていう神の導き的なサムシング?
まぁなんであれ、バック・トゥ・ザ・フューチャーに変な縁もできたことだし(笑)大人しく初めてのバック・トゥ・ザ・フューチャーを楽しもうかな…!!もちろんバック・トゥ・ザ・フューチャーのロゴTシャツを着て、ね(笑)