いろいろな”春”のかたち #U25おすすめnote
今月の初めに、新しくU25世代のnoter5人が共同で運営するマガジンを立ち上げました。
このマガジンは個性豊かなU25世代のnoterが月替わりのテーマでnoteをPickするマガジンです。(詳しくはこちら)このnoteでは私がPickしたnoteを紹介させていただきたいと思います。(仲間たちの感想noteもマガジンにありますのでそちらもぜひ…!!)
***
note紹介前の雑談。
まず、noteを紹介する前に私のPickの基準、というか選び方?のようなものをお伝えしますね。
①フォロワーの大小問わず、純粋に「好きだな」と思えるもの。
②自分がPickしたものの中でテーマ被りを起こさないもの。
③投稿日時はPickの条件には含まない。
この3つを意識して選びました。マガジンのテーマが「共感」なので自分の「素敵だな」とか「好きだな」という想いを大切にしたいなと考えています。格好よく書きましたが要は自分の好みです(笑)
この指標をもとにしつつ、今回は「新生活」というテーマでPickをしたわけですが、実は悩んだポイントがひとつありました。
それは、今の状況の中で過去のnote、つまり”普段通りの”新生活を描いたものを選んでも良いのかということ。危機感がない、とか事の重大さを分かってないと思われる方もおられるかと思います。でも私はこの状況下になる前の新生活も今の新生活と合わせて選びたいなと思いました。
こんな今だからこそ、様々な新生活のかたち、春のかたちを選ぼうと思い、今回私は4本のnoteをマガジンに追加させていただきました。前置きはこのぐらいにして(笑)、早速紹介していこうと思います。
***
①美しい春の滅びよ :kyriさん
今すぐにピアスを開けたい。今すぐに刺青を入れたい。髪だって茶色なんかじゃなくて今すぐに赤とか青とか奇抜な色にしたい。春が私を滅ぼしていく。美しい桜が肺の中で咲き誇る恐怖が私を滅ぼしていく。
美しい言葉で紡がれる漠然とした危機感に及ばないぼんやりとした不安の形。言葉にするには難しいその感情を的確にあらわされているな…と感じました。エッセイのような、小説のような、ポエムのような…儚く今にも消え入りそうな独特の雰囲気にぐっと引き込まれます。
***
②春を泳ぐように/Splendid.:西平麻依 まいもさん
分かってもいない春の摂理を分かったように、道ばたの花を数える。私、大人になっちゃったな、と思うのもつかの間、赤ちゃんは全部知って生まれてきたと言わんばかりに、澄み切った光を目に湛えてふにゃりと微笑む。
赤ちゃんの無邪気さと、作者の祖父の一回忌でのお坊さんの言葉から教えられた発見。一つ一つ年を重ねる中で”大人になる”ということの意味が分かってきたような…そんな感覚が書かれた作品です。その感覚に共感し、Pickしました。
***
③桜の色 春の色:夏野そらさん
「じゃあ春は何色?」
「青かな。青春という言葉があるし、若さとその活力がみなぎる季節だし。」
そう、と君は俯いて呟いた
「私には真っ白に見えるよ。新しい環境に臨む季節で、また新しいキャンパスに色を塗りたくるしかない。」
青春まっしぐら…というべきこの作品。新生活に対する期待と、変わってしまうことに対する不安が混ざりあった複雑な感情を爽やかに描いています。個人的には最後の一行に「うわぁ~やられた~これは好き!」となったのでぜひ読んでほしいです…!!!
***
④春のあめ:奥村まほさん
だれかの悪意や世の不穏な空気、自分のふがいなさ。そうしたものに押しつぶされそうになったときには、あの飴玉みたいなものを、心のど真ん中でぎゅっと握りしめていたい。そして大切にしてきた飴玉を、もったいぶらずに、惜しまずに、いつかだれかの手のひらの上に、ぽん、とのせるのだ。これはきれいごとだろうか。
まほさんが手に入れた奇跡のおやつの物語に読んだ人はきっと心が温かくなるはず。”新生活”のお守りにしたいnoteだなと思い、Pickしました。まほさんの文章はいつもやさしくて、あったかいので実は落ち込んだ時によく読んでます。私の精神安定剤と言っても全然過言じゃない。いつもお世話になっています。まほさんにはこの話をしたことがないのでここで伝えさせていただきますね(笑)
***
あとがき
というわけで私の感想noteでしたがいかがでしたか?Pickerが言うのもなんですが、このマガジン、いろんなジャンルのnoteがPickされているのでかなり面白いと思います(笑)
私自身、他のPickerが何を選ぶのか、通知を楽しみにしていた部分もあって…これからも、楽しくマガジンを仲間たちとやっていけたらいいな~なんて思っています。
あ、そうそう。今私、5月のテーマ発表のnoteを書いているのですが、テーマはまたガラリと変わるので!また新鮮に楽しんでいただけると思います!これからもこのU25マガジンをよろしくお願いいたします。
(テーマ発表noteではある重大発表をする予定ですのでそちらもお楽しみに…!)