スキンケアで肝心なのは「何で洗うか?」ということにある!?
皮膚のこと、学べば学ぶほど、面白い世界に引き込まれます。
私たちはいったいどれくらい、いつも触れている「肌」について知っているのでしょう?
ところで、そればかり研究してきた変わり者の学者でもない限り、いきなり宗教や言語にまで影響があるといわれてもピンとこないだろう。
しかし、言われれば「そうか!」と納得せざるを得ないことがある。
それは
『皮膚は臓器』
だということだ。
思考するか思考しないかはさておいて、皮膚は確かに臓器なのである。
臓器も体外
ところで、私たちが勘違いしていることがもう一つある。それは臓器の表面は体外だということだ。これも少し想像すると簡単にわかる。
皮膚は口内につながり、それがそのまま円柱の空洞の内側を通るように、のどを通り、胃をとおり、腸を通り、肛門にいたる。それらすべて体外である。
この腸内から中に吸収されたところが体内なのだ。
そしてそれぞれが体内に悪いものを入れないように、いろいろなバリア機能をもっている。
腸内免疫で注目される腸内フローラもまたその一つ。腸内フローラは体内にいると想像されがちだが、あくまで腸の表面に住み着いているにすぎない。つまり皮膚の上にいる常在菌と(種類は違うとはいえ)同じなのだ。
皮膚は臓器であり、臓器も皮膚も体外であり、臓器も皮膚も外からの悪いものを体内にいれないように頑張っているのである。
ここまでくると皮膚も臓器だとわかってもらえるだろう。
しかもその面積は臓器の中でも最大を誇る。
だから何で洗うかが大事なのだ。
「口に入れてはいけないもので洗う」
ということがどういうことか?
少し想像すればわかる気がする。
肌が作り出すバリア機能を壊すばかりか、皮膚から様々なアレル物質を入れることにもなりかねないのだ。
ここまでくると「洗う」ことの重要性が少しわかってもらえるかもしれない。
洗うことにあまり注目されていない
ところが、先日ある美容のプロから面白い話を伺った。
「洗顔にお金かける人少ないからね」
そうなのだ。
どうやら、今のスキンケアは、いかに「足すか」を重要視しているらいしのだ。
だから、なんなら100均の洗顔で洗い流して、高級なうるおい保湿剤をつけるってこともあるくらい
(誤解しないでほしいが100均の洗顔が悪いということをいいたいわけではないしお金をかけたからいいというわけでもない)
・・・らしい。
だけど私は思う。
やっぱり基礎=洗うことが大事なのではないだろうか?
これは建築を学んでいた私だけだろうか?
基礎をおろそかにすると、上物がいくら綺麗でも、簡単に崩れてしまう。
ある日突然、ひょうんなことで家が傾いてしまう。
設計の第一歩はやっぱり基礎なのだ。
だから、スキンケアの基本はやっぱり洗うことにあると思う。
洗わないは正解か?
さて、だったら洗わなければいいじゃない!
という考えにもひょっとしたら至る人もいるかもしれない。
これ、実は私の中では一つの正解なんです。
お湯にゆっくりつかれば、それでほとんどの汚れはとれるんです。
だからあまり洗う必要はない。
いや、中には水ですら洗わない民族もあるくらい
ラオスにいると豚が泥水を体にこすりつけているのをよく目撃する。
犬もヤギも転げまわって土をつけている。
これは肌に菌をつけるためらしい。
いや、話がそれてしまった。
私たちは豚でもなければ犬やヤギでもないし、森の中に少数で暮らすわけでもない。
そんな中で洗わないという選択は難しいだろう。
洗わないことが正解なのは、やっぱりすごくきれいな空気のなかで、添加物のない自然のものを食べている環境に限られるのだと思う。
でも、私たちが食べるものはジャンクなものがいっぱいだ。
いくら気を付けても空中にはいろんなアレル物質が飛んでいる。
これらは非常に微笑で肌につき、簡単に水程度では落ちてくれない。
実際、湯シャンをしている方の頭皮が
「毛根が細くなっていて頭皮がよわっている」
という話をヘッドスパの専門の人からも聞いたことがある。
たくさんのアレル物質に包まれる現代、洗わないという選択は、やっぱり”今の世の中では”あまり正しくないのかもしれない。
だったらせめて、口に入れても大丈夫なもので体を洗いたいと思う。
ちなみに、臓器と肌は同じといったけれど、経皮毒と経口毒では、経皮毒のほうが排出されにくく体内に残りやすいらしい・・・
ということで、今日は肌は臓器という考えから、洗うこと言うことについて考えてみたという記事でした。
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